解説
1973年、ペンシルベニア・ダッチ(17世紀から18世紀にかけてドイツ語圏からアメリカ合衆国に移住した人々)の子孫であるスタンレー・ミラーが、ハワイでオープンしたレストラン。祖母のアンナ・ミラーが作っていた素朴なペンシルバニア・ダッチ・スタイルの家庭料理をコンセプトとし、ウェイトレスの制服はドイツのディアンドルをモデルにデザインされていた。
同年、井村屋製菓(現・井村屋グループ)初代社長の井村二郎がアンナ・ミラーズとライセンス契約を結び、日本での店舗展開を開始。
全盛期には東京都・神奈川県・千葉県に20店舗を構えていた。しかし21世紀に入るとデフレ経済の中、価格設定が高かったことから客足が遠のき、撤退が相次いだ。
2012年1月22日をもって横浜ランドマークプラザ店が営業終了となり、日本国内最後のウィング高輪店も拡張工事により2022年8月限りでの閉店が決まった。
閉店後はオンラインショップでパイやチーズケーキ等の購入が可能。
不定期に期間限定出店を行っているので、ウェブサイトを参照。
井村屋グループは中国に2店舗を展開していたこともあるが既に撤退済み。
ホノルル(ハワイ)にはアメリカ法人経営の店が残っている。
制服
ウェイトレスの胸を強調するデザインから制服の人気が非常に高く、pixivにおいてこのタグが付くイラストは、ほぼ必ず制服を着たウェイトレスの姿を題材にしている。
その基本的なデザインは30年間ほとんど変わっていない。
また、制服に関連して「胸を強調するユニフォームを着た女性店員」の絵に「アンナミラーズ」のタグが付けられる(アンナミラーズがこの手の制服の代名詞と化しているため)こともあり、このタグが付いているからと言っても、必ずしも「アンナミラーズの」ウェイトレスの制服が描かれているとは限らない。
関連イラスト
関連タグ
井村屋 飲食チェーン店一覧 レストラン ウェイトレス 制服 ユニフォーム
アンミラ:アンナミラーズの略称。
ディアンドル:おそらくデザインの元ネタと思われる民族衣装。
おっぱい:その制服デザインから、胸を強調した女性が描かれることが多い。
Piaキャロットへようこそ!!:『1』の作中に登場する制服の一つがアンナミラーズのパク……もとい、よく似ている。後にセガサターン版『2』の記者発表会をアンナミラーズの店舗で行った逸話がある(他の店にはすべて断られ、OKしたのがアンミラだけだったため。なお『2』の制服にはアンミラもどきは無く、アンミラ側が過去にパクられたのを知っていてOKしたのかは不明)。
武内優香:所属は「ハンナミラーズ」。当然制服デザインはアンミラがモデル。そもそも『ヴァリアブル・ジオ』シリーズの制服は9割方実在チェーン店のパロディである。
井村屋:肉まん・あんまんとあずきバーでお馴染みの井村屋は、日本におけるアンナミラーズの運営会社である。
コルセットスカート/サッシュベルト:着用した姿がアンミラそっくりで、よく引き合いに出される。
森公美子:芸能界でもアンミラ制服を着た経験があることで有名。ちなみに胸元が弾けた経験もあるらしい。
MysticMind〜揺れる想い:1998年にPS1で発売されたギャルゲー。俗に言う「男女兼用ギャルゲー」の一つだが、特筆すべきはアンミラ風に胸を強調した女子の夏制服である。当時のギャルゲーの大半が無難なセーラー服かブレザーを制服にしている中で、かなり果敢な冒険をした制服と言えよう。
馬車道:埼玉県を中心に展開しているレストラン。こちらは純和風のはいからさんスタイルが支持を集めている。