概要
1968年冬に岩手県盛岡市でハンバーガー店「ハンバーガーとサラダの店・ベル」として創業。
1971年のマクドナルド日本進出を受け、商品をハンバーグ定食の進化形「ディッシュ」に転換。
1981年には札幌市に本拠を移して1983年に現在の屋号を用いるようになった。事実上の1号店は札幌市西区の西野店(現存)。
「ドンキー」とはロバのことで「マクドナルドがサラブレッドならウチはロバの歩みで進んで行こう」という意味が込められている。
他社とは一線を画した店舗デザインやメニューが人気で、自社生産のビールやコーヒーも名を馳せる。
2020年代になるとオリジナルハンバーグソース付きの卵掛けご飯セットなどのような、モーニングの破格の安さと独自性に注目が集まるようになった(参考)。しかしあくまでこれは新メニューであり、従来型のモーニングはそれなりの値段がする。
かつて、近畿地方の一部FC店舗が事実上のクーデターを起こして独立。「バーグザウルス」を名乗ったことがあったが、1年ほどで倒産し元鞘に収まったという話がある。「バーグザウルス」は利用者には覚えがあるものの、ネット検索しても殆ど情報が出てこないことで、半ば都市伝説化している。当然、びっくりドンキー側はこのことを社史で触れていない。
外観
チェーン店と言えば外観を統一し顧客に遠目からもわかりやすくするのが基本である。しかしびっくりドンキーはおおまかにアメリカンなカントリー風といった傾向はあるものの、外観はそれぞれの店舗で大きく異なっているのが特徴。中には岩山のような遊園地のアトラクションを思わせるものも存在する。
その理由として店名通り「お客様をびっくりさせたい」というものがあり、びっくりドンキーの公式Xでも「#びっくりドンキーずかん」として様々な店舗が紹介されている。
2023年にはイラストレーターの浅野ペコ氏が入店時におばあさんから「ここ何するところなん?」と尋ねられたというポストが話題となった。
関連タグ
ドン・キホーテ:乗っていたのはロバだがドンキとびっくりドンキーは無関係。
ドンキーコング:ゴリラのキャラクター。上記の通りドンキーはロバなのだが、日本ではドンキー=このゴリラというキャラクターが強いためか、一部CMの最後には彼を意識したような「ウホッ」という鳴き声のようなものが聞こえる。
ドナルドダック:過去に店名として使用されていた。