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概要

初出は『真・女神転生Ⅱ』。種族は「地母神」(「女神」に属する場合もある)。

なお、『真・女神転生』の最終ダンジョン・カテドラルに登場する魔王アスタロトロウニュートラルルートにおいて撃破された際の台詞で既にイシュタルの存在自体は言及している。


外見

曲がった角を持つ金髪の女性の姿をしている。

女神転生シリーズ』の悪魔には珍しく、複数の作品に登場していながらデザインの違いがほとんどない。

子供向けということで大抵の悪魔のデザインが変更された『真・女神転生デビルチルドレン』においても、(さすがに露出は減ったが)ほぼ同じ姿であった。

また真・女神転生Ⅴといった最近の作品では露出が控えめになっている。


作品ごとのイシュタル

真・女神転生Ⅱ

真Ⅱ作中におけるイシュタルは魔界のベリアー回廊入口にて交戦することになる魔王アスタロトが主人公に敗れた際に言い残す「美しきゆたかな実りの女神イシュタルの姿を取りもどして…」というメッセージ内で初めて名前が登場する。

その後、アスタロトを仲魔にした状態でビナーの街中心部の神殿へ行くことでイベントが発生し、地母神イシュタルと魔神アシュターに分離させることが可能になる。

この際にイシュタルからかつて唯一神に自由を奪われた上にアシュターと合体させられてアスタロトの姿へ貶められたことが語られ、彼女の復活と共にビナーの海に力が戻り新たな悪魔が産まれるようになる。

なお、このイベントがアシュターとイシュタルの合体解禁条件である。


偽典・女神転生

今作のイシュタルは聖王バールと共にシナリオ中で重要な役割を担う悪魔として登場、物語序盤にムールムール率いるバエル配下の悪魔たちに身体を引き裂かれ、死体の各部位を奪われた橘由宇香がイシュタルの転生体とされる。

作中で本格的にイシュタルの名が登場するのは主人公・葛城史人が銀座に本拠を置く「イシュタル教団」をまとめる角生親子との対談のシーンであり、由宇香が一度死亡したことで急速に覚醒し始めたイシュタルを復活させるために東京中に散ったバエル配下の悪魔たちを撃破して由宇香の肉体を取り戻すことが葛城史人の使命であると語られる。

また、渋谷に攻め込んだモラクスとの攻防戦後に降臨するガブリエルとの会話では偽典世界におけるイシュタルの詳細が語られている。

かつてイシュタルはバビロニアを支配していたが生贄と流血を貪欲に求めたがゆえに唯一神の攻撃を受けて敗れ去り、魂の淫なる部分はアスタルテとして地獄へ落とされ、残った母なる心はすべての女性や聖母マリアへ引き継がれたとされる。

また、イシュタルはバールの妻でもあり、己に捧げられる数多の生贄と何度も転生・犠牲となるバールの血を浴びて永遠の不老不死を得ていたが、今生のバエルは由宇香(イシュタルの愛の部分)の肉体を八つ裂きにして人間の血で汚して恐怖と憎悪を取りつかせ、その状態で生き永らえさせることで上述の自らが生贄となる「血の儀式」の繋がりを断ち切ろうとしたのだという。

そして、主人公はイシュタルの為に龍神を討った狩人神が転生した存在であり、バエルと同じくかつて女神に捧げられた古き魂として深い因縁を抱えているのである。


真・女神転生デビルサマナー

レイ・レイホゥの神降ろしの儀式における選択肢の一つとして登場。

RPG必須の回復型ではあるが、この作品ではほとんどの回復魔法は仲魔やアイテムで代用可能で、実は火力不足に陥りやすく初心者向けではない。


真・女神転生Ⅳ

今作では種族「女神」で登場。

二周目カオスルート限定のチャレンジクエストとして、イシュタルを降臨させることで食糧難に苦しむ東京を実り豊かな地にすることを画策したガイア教徒ミナコが依頼してくる「豊穣の女神イシュタル」が存在する。

イシュタルは既に失われた神であるため、実体化させるにはイシュタルを起源とする二柱の古き神を討つ必要があるとされ、主人公魔人マザーハーロット地母神アシェラトの討伐を命じられる。

ミナコが語るイシュタル実体化の方法とは既にアスタロトの魂を得ている彼女が死した二体の悪魔から魂をさらに取り込み、人間を悪魔に変身させる“赤玉”が持つ「摂取した人間が悪魔の力を身に宿している場合、近い系統の悪魔に変容する」という特性を利用して己の身体を媒介にイシュタルを顕現させるというものである。だが、これは変身者の意識が顕現した悪魔に乗っ取られるという副作用があり、「生贄」として己を捧げるに等しい手段でもあったのだ。

しかし、己の命を賭してでもイシュタルを降臨させる覚悟を決めていたミナコは主人公へ別れを告げて赤玉を摂取し、イシュタルを召喚した。

顕現に成功したイシュタルはミナコとの契約を尊重して東京に豊穣をもたらすことを主人公に約束するとともに己の中に残るミナコの最後の意志、「主人公に協力すること」を伝えるのである。

当ミッションのイシュタルは復活する古の女神というシリーズ伝統のイメージと共に、人間の切なる祈りを受け止め答える「神」としての姿が色濃く描かれている。


真・女神転生DEEP STRANGE JOURNEY

追加ダンジョン“嘆きの胎”第二圏を支配する悪魔であり、メム・アレフによって幽閉された女神として登場。

作中のイシュタルは人間への愛情深い存在として描かれ、第二圏最深部へいきなり踏み込んできた主人公に対して愛おしそうに話しかけたり、“実り”に秘められた危険性を言外に警告して諦めさせようとしたり等の言動を取って人間である主人公を戦いから遠ざけようとするが、諦める様子を見せない主人公の態度を見るや「強情なニンゲンは心を折るのが一番」と称して戦いを挑むという手荒な面を持つ。

その一方で戦闘後はイシュタルに勝る力を持つ主人公に対して純粋な喜びの表情を見せ、快く己の力を与えるという母性的な性格も強調されている。


また、開発スタッフによるSJの世界観・設定を記した『シュバルツバース回顧録』内のトピック“原初の悪魔”において、セクター・フォルナクスに登場する「原初の悪魔(ティアマトの力で本来の姿を獲得した悪魔)」として当初はイシュタルが候補の一体に挙がっていたとされ、SJ本編には登場させられなかったものの通常悪魔として扱うのも忍びなかったことからパスワード限定悪魔として設定した旨が語られている。


真・女神転生Ⅴ

今作では種族「地母神」の悪魔として登場。

作中ではダアト:千代田区で繰り広げられたベテルと混沌の悪魔の全面戦争において≪魔王城≫への門があるトウキョウ駅前を守備している。

女神を卑しい存在と見下し、かつて己を貶めた創造主に対して激しい憎悪を抱いており、「すべての貶められた存在の代わりに創造主の存在をすべて消し去る」ことを目的にあらゆる敵対者を迎え撃つ者として描かれている。

今作のイシュタルは千代田区一帯に設置された七基の装置から無尽蔵にマガツヒの供給を得る“7つの装身具”によって盤石の戦闘態勢を確立しており、ベテル側も攻めあぐねる混沌の悪魔たちの主力である。しかし、この装置の存在を知るとある悪魔主人公と手を組んだことで戦いの趨勢は大きく変わっていくことになる。

なお、装置が全基稼働状態のイシュタルに戦いを挑むと、プレスターンアイコン8個(理論上は最大16回行動)の状態になる。


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真・女神転生シリーズ 地母神(女神転生) 仲魔 イシュタル

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