概要
初出は『真・女神転生ストレンジジャーニー』。
魔王モロク、堕天使ミスラ、死神オルクスと共にフォルナクスを支配する4体の再生悪魔の一柱であるボス、地母神・アシェラトとして出現。
『旧約聖書』における異教の豊穣の女神としての性格が強調され、種族“地母神”に分類されており、ファンには敬意を払われアシェラト様と呼ばれている。
なお、本作の独自設定では名前が類似するアスラが、絶対神によって貶められる以前の姿であるという解釈であるが、実際の宗教においての阿修羅とはゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーが、ヒンドゥー教に取り込まれた結果邪神となったものである(『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』ではこの解釈)といわれている。
何故アスラの真の姿がアフラ・マズダーではなくアシェラト様なのかは謎である。
所持スキルは全体火炎魔法・マハラギオン、毒付着効果のある全体物理・ベノンザッパー、全体銃撃・グランドタックと全体攻撃特化の悪魔で、火炎・疾風反射で、破魔無効、電撃に耐性を持つが氷結には弱い。
『真・女神転生4』『真・女神転生ⅣFINAL』においてはLv51の仲魔として登場、初期スキルは『ストレンジジャーニー』と同じマハラギオンとグランドタックで、レベルが上がると回復魔法・ディアラマ、万能属性・ジャッジメント、蘇生魔法・サマリカームを覚える。
『D×2真・女神転生リベレーション』においても3DCG化されて登場しており、高いHPと耐久力を持つ、死者蘇生スキル「母なる創造」を持つサポートに特化した悪魔である。
実はPC用として発売された『偽典・女神転生』にも地母神アシラトとして登場しており、高威力の魔法スキルや「女神の微笑み」で確実に魅了を付着させてくるなど作中でもかなりの強敵である。
なお偽典では聖獣豊穣の山羊という原典不明の悪魔を従えている。
ちなみに同作のボス悪魔である鬼女ラマシュトゥも原典不明の悪魔である新月の犬と満月の犬を従えている。
デザインは長い金髪と幾何学的な縞模様のある白肌を持つ巨大な女性の姿で、左手に石刀を所持している。巨大故に画面に見えていないところはデザイン画が描かれていない。
その巨大すぎるところは、包容力と解釈されることで萌え要素としても捉えられ、pixivにおいてもそれを強調したイラストが投稿されている。