概要
無限のウーリアスが力のチャターガを飲み込み
ゼロタースの狂気がウーリアスを滅ぼし
チャターガの力がゼロタースを切り裂いた…。
それは同時に…別々に…次々に…。
体力(ヘルス)、魔力(マジック)に次ぐ、精神力(サニティ)という特徴的なパラメータが存在しており、サニティが減ることで画面に虫が湧く、メモリーカードのデータが削除されるといった幻覚やお経が聞こえ出す、少女の叫び声が聞こえるなどの幻聴が発生し、ゲーム内のキャラクターのみならずプレイヤーにまで恐怖を与え、ゲームの攻略を妨げる。
現実社会を意識しており、重火器など時代に応じた現実的な武器と魔法が存在する世界観をしている。武器へは魔法による属性付加も可能。エターナルダークネスという一冊の書物を通じて異なる時代の異なる記憶を共有することにより、やがて訪れる破滅より世界を救うまでのストーリー・・・。
コナミから発売されたGC用ソフト「メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス」において
サイコ・マンティスにこのゲームのデータを読ませると特殊な反応が帰ってくる。
ストーリー
主人公であるアレキサンドラ・ロイヴァスは、突然の祖父の謎めいた死に疑問を抱き、ロードアイランドにある祖父の邸宅の調査を開始する。間もなく彼女は書斎の奥に隠し部屋を見つけ、そこで様々な奇妙な物体とともに人間の皮膚と骨で装丁された1冊の書、「エターナルダークネスの書」を発見する。その書を読み始めた彼女は、まず紀元前26年のローマ帝国兵、パイアス・オーガスタスの不思議な体験を知ることになる。
簡単に言うと三体の神様がいて、その三体の神様すべてが人間を滅亡させようとしている。
そんな絶望しかない物語。
主要登場人物
- アレックス (アレキサンドラ・ロイヴァス)
- 西暦2000年。アメリカの女学生。
- ある夜、一本の電話から全人類の命運を分かつ大事件に巻き込まれることとなる・・・。
- パイアス・オーガスタス
- 紀元前26年。古代ローマの百人隊長。
- 皇帝陛下の命令より訪れたペルシャの地で、恐怖を知ることになる・・・。
- エリア
- 西暦1126年。カンボジアの踊り子。
- とある本に語られる寺院を訪れたことで、失われつつある光を目にすることになる・・・。
- アンソニー
- 西暦814年。フランスの騎士。
- 託された密書の中身から、国王暗殺の陰謀を知ることになる・・・。
- カリム
- 西暦565年。ペルシアの貴族。
- ある女性への想いを叶えるため、禁断の秘宝を求めることになる・・・。
- マックス (マクシミリアン・ロイヴァス博士)
- 西暦1760年。アメリカの大学教授。
- 一族に受け継がれてきた館を調べる内、太古の闇を知ることになる・・・。
- エドウィン・リンゼイ
- 西暦1983年。著名な探検家。
- 衛星写真から発見された未知の遺跡で、残された希望の光を託される・・・。
- ポール・ルーサー
- 西暦1485年。旅の修行僧。
- 秘法を求めて訪れた地で、現地の魔女裁判に巻き込まれることになる・・・。
- ロベルト・ビアンキ
- 西暦1460年。イタリアの建築家。
- 征服者の命令により、異国の地で禁断の迷宮を調査することになる・・・。
- ピーター・ジェイコブズ
- 西暦1916年。フランスの従軍記者。
- 負傷兵が運ばれる大聖堂で、聖堂に巣食う邪悪な存在と対峙することになる・・・。
- エドワード・ロイヴァス博士
- 西暦1952年。アメリカの精神科医。
- 先祖の亡霊との邂逅により、一族は闇の勢力との本格的な戦いを迎える・・・。
- マイケル・エドワーズ
- 西暦1991年。カナダの消防士。
- 中東の油田火災による大爆発が、太古の忌まわしき闇を暴くことになる・・・。
エンシャント
- チャターガ
- 「俺が蘇れば俺の力で逆らうものを全て滅ぼす!」
- 生命を司るエンシャント。暴君のように圧倒的な戦士のイメージ。
- その本質は好戦的にして粗暴。
- 巨大な甲殻類のような姿をしている。
- ウーリアス
- 「バランスだと? バランスなど始めから存在しない!」
- 魔力を司るエンシャント。全てを飲み込む無限の魔法使いのイメージ。
- その本質は知性的にして冷静。
- 巨大なクラゲのような姿をしている。
- ゼロタース
- 「嘘つき・・・何を企んでいます?」
- 精神を司るエンシャント。狂気的な女性の科学者のイメージ。
- その本質は独善的にして二人。
- 巨大な単眼のような姿をしている。
- マントロク
- 三体の闇のエンシャントに対して光と呼ばれる存在。混沌の神。
- 他の三体すら恐れる最強のエンシャント。
- その姿はおぞましく、とても光の存在には見えない。
モンスター
- ゾンビ:歩く腐乱死体。再生能力や体内のガスによる爆発に要注意。
- トラッパー:盲目のさそり。相手を異世界に飛ばす力がある。
- ゲートキーパー:巨大な翼を持つ怪物。ゾンビを召喚する。
- ボーンシーフ:人の体に入り込み肉体を奪い取る泥棒。服を着るように人間の体を奪っては人々の目を欺き、紛れ込み、支配している。
- ホラー:三つの頭を持つ化け物。なかなかの巨体。さらにその手からは電撃を放つ。
- ヴァンパイア:自在に姿を消す怪物。人間を襲っては化け物に変えていく。
- ガーディアン:それらしい弱点を持たない化け物たち。異様な外見をしている。太古に栄えたエンガの都を集団で死の街と変え、今も住処としている。
- グレートガーディアン:エンシャントの分身とも言える巨大な怪物。大聖堂の最深部で秘宝を守護している。
続編の可能性
後続の作品としてWiiUでシャドウオブエターナルズを予告しているものの、現在は中断状態にある。しかし2014年になり任天堂が3年間の商標登録延長を行うなど今後の行方については不明。
全ての向こうに息を潜めるマントロクの企み、姿をちらつかせる第五のエンシャントの存在。果たしてそれらの謎が解決する日は訪れるのだろうか。