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概要

DCコミック作品のメインの舞台となる世界から見て(そして、読者から見ても)善と悪が逆転した平行世界アース3」におけるバットマンに相当する存在。

善悪が逆転した世界の存在なので「バットマンに相当する」と言っても、ヒーローではなくヴィランである。

また、バットマンと対になる存在でありながら、その正体は、平行世界版のブルース・ウェインではなく、バットマン達が居る世界では存在していない、ブルース・ウェインの兄トーマス・ウェインJr.と云うややこしい事になっている。

『Justice League of America』で初登場。

アニメに登場した際の日本版声優はバットマンを多く演じる玄田哲章が担当。

人物像

「善悪が逆転し悪が勝ち続ける平行世界」アース3における言わば「悪版のジャスティスリーグ」であるクライムシンジケート・オブ・アメリカの参謀。

その名の通り、「フクロウ=Owl」をモチーフにしたスーツを身に纏っている。

エピソードによっては知能を上げる薬を服用している描写も有る。

バットマンが幼い頃に父母をギャングの殺された事が切っ掛けでクライムファイターになったように、幼い頃に母と弟をギャングに殺された事により犯罪者への道を選ぶ。

なお、父親であるトーマス・ウェインは生きており、ゴッサム・シティ警察の署長にして、ゴッサム・シティの事実上の支配者となっている。

つまり、父親はゴッサムの「表/昼の支配者」、息子は「裏/夜の支配者」となっている訳だが、親子仲は非常に悪く、互いに憎み合っている。

ただし、この父親も「悪を駆逐すると云う目的の為なら、手段や過程には目をつぶる……どころか、現実世界やDCコミックの『正史』世界の基準からすると『悪』でしかない手段を積極的に行なう」ような人物であり、悪が勝ち続ける世界では、悪に立向う者すら純粋な正義では有り得ず悪に思想汚染されてしまう事を象徴する人物とも言える。

つまり、ゴッサムの一般人からすると「どちらが勝っても、独裁者タイプの悪党が勝利する事には代りない」と云う、傍迷惑かつ「詰んだ」状態になっている。

ジャスティスリーグがアース3に来た際に、バットマンにより一時的に追放されるが……オウルマンの後釜に座ったのは、オウルマンと似たようなタイプの悪党で、しかも、そいつはバットマンの父親の平行世界バージョンと云う、バットマンからすればどうあがいても絶望な事態になっただけだった。

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