概要
ロールス・ロイスシルバークラウドⅡをモデルに、日産製のセダンをベースとし、ノーズ部分とテール部分をハンドメイドしたパイクカーである。
初代がクルー、2代目がセドリック及びグロリア、3代目がフーガ、4代目及び5代目がティアナベース。MTは派生車種以外では初代のみ設定されている。
モデル
初代
1996年に発売。
個人向けモデルであるクルーサルーンをベースに制作されている。
駆動方式はFRのみで、トランスミッションは5速MTと4速AT。
グレードはスタンダード、デラックスの他、全長6.6m、6ドアのリムジンも設定された。
2代目
1999年に発売。
駆動方式はFRと4WDが設定され、トランスミッションは4速ATのみとなった。
初代同様、リムジンも受注生産された。
キャッチコピーは「自分なりの哲学、自分なりのこだわり、それがGALUE『我流』。」及び「自分を信じる。ゆえに、不敵」。
3代目
2005年に発売。
Y50型フーガをベースに制作されている。
駆動方式はFRと4WDが設定され、トランスミッションは5速AT。
派生車種としてフォードマスタングコンバーチブルをベースとしたガリューコンバーチブル、カローラアクシオをベースとしたガリュー2-04(ニイゼロヨン)、ガリュー・クラシックが登場した。
キャッチコピーは「我流創造 今、我を極める。」。
4代目
2010年に発売。
2代目ティアナをベースに制作されている。
駆動方式はFFと4WD、変速機はエクストロニックCVTとなり、マニュアルモード付きCVTのモデルも設定された。
ティアナより全長が100mm以上拡大されており光岡ならではのフロントグリル、丸目ヘッドライトを採用。ボディカラーは全てティアナと共通であった。
キャッチコピーは「異端ではない。『我流』である。」。
5代目
2015年に発売。
3代目ティアナをベースに制作されている。
駆動方式はFF、変速機はエクストロニックCVTのみとなった。
テールランプはフィアット500のものを使用している。
2020年5月31日にセダン市場の慢性的な冷え込み・需要縮小などを理由に生産及び新車販売を終了、25年の歴史に幕を下ろした。これにより、光岡自動車のラインナップから3ナンバーサイズのセダンが消滅した。後継車種はカローラアクシオベースの既存の5ナンバーサイズのセダンであるリューギとなる。
尚、同年7月にはベース車種であるティアナの販売が終了した。
キャッチコピーは「貫く美学。『我流人生』」。