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概要

1996年に踏切事故に遭って運行できなくなったキハ130形車両の補充車として1997年に1両製造された。キハ130形は1991年の踏切事故では軽量構造が災いして車両前頭部が大破、運転士が両脚切断の重傷を負うという惨事をおこし、更に補充車両として製造する理由となった1996年の事故では損傷箇所が修理不能なため廃車となった。そのためキハ160ではキハ130形で問題となった箇所の設計変更や運転台近辺の強化がなされている。ちなみに、JR北海道内の他の新造車両もこの事故が高運転台や衝突吸収構造などを採用するきっかけとなった。


・・・とここまでは一般的なワンマン運転形の気動車である。

ハイブリッド化改造

2007年に動力系統の大規模な改造が行われ、ハイブリッド気動車(ディーゼル/電気)の試験車両ITT(Innovative Technology Train) に改装された。しかも、パラレル式ハイブリッドという素敵な仕様(メカ的な意味で)となっている。

改造前

動力源直噴型ディーゼルエンジン
変速機液体式変速機(変速1段+直結2段)

改造後

動力源コモンレール型ディーゼルエンジン+三相モーター(定格123kW)
変速機機械式変速機(デュアルクラッチ式4段自動変速)
電力系統リチウムイオン二次電池(容量7.5kWh)+モータ駆動・回生制御用インバータ/コンバータ

ハイブリッド化後の走行

停車中

エンジン停止。(ただし、長時間の停車で蓄電池電圧が低くなると始動し発電する)

発車⇒加速

所定の速度までモーターで加速。所定速度に到達後、エンジンの出力軸を接続しエンジン/モーター出力を併用して加速する。

惰行

出力軸を切り離しエンジンの出力をモーターにまわして充電を行う。

回生制動

エンジン出力を切り離しモーターによる回生制動を行い、蓄電池に充電する。


ハイブリッド化後

2008年から各地で試験走行を行ったが、2013年12月20日に廃車された。


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鉄道 気動車 JR北海道 ハイブリッド 改造

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