もしかして→キュウキモン
データ
レベル | 完全体 |
---|---|
タイプ | 魔獣型 |
属性 | ウィルス |
必殺技 | 八束染縛(やつかせんばく)、魔塵瓢箪(まじんびょうたん)、千砲土蜘蛛(せんほうつちぐも) |
公式設定
丑のような上半身と蜘蛛の下半身を持つ魔獣型デジモン。
残忍かつ陰湿な性格で、自分の姿を見た者を何日もかけて追い回し、夜になるたび背後から奇襲を仕掛ける怪異である。
巨体に似合わず、蜘蛛の足を器用に使い音も無く静かに移動する。攻撃するときのみ、ツノの先にぶら下げた鈴が音を発するため、ギュウキモンを見た者は常に鈴の音に怯えて過ごすことになる。加えて鈴が放つ不協和音は相手の感覚を狂わせ、ギュウキモンの攻撃を一方的なものにする。
必殺技は下半身の口部から吐き出す蜘蛛の糸で敵を拘束し、猛毒液を吐きかける『八束染縛(やつかせんばく)』、腹部に備わったシリンダーを投擲し毒ガスを振りまく『魔塵瓢箪(まじんびょうたん)』。ギュウキモンの接近を察知し遠くに逃げたデジモンは左腕の武器『千砲土蜘蛛(せんほうつちぐも)』で確実に仕留める。
概要
初登場は「Dimカード-V3- エスピモン&リュウダモン」。
日本の妖怪・牛鬼がモデルで、「牛鬼」と書かれているズタズタの雑面をつけたミノタルモンを思わせる牛型の獣人の上半身と、ドクグモンに似た蜘蛛の下半身が繋ぎ合わさった様な姿を持つ魔獣型デジモン。
執念深く獲物を追い回し、夜になると背後から襲うことから「怪異」と称される残忍なデジモンであり、下記のアニメ版では同じデジモンからも忌み嫌われている危険な存在として描かれている。
各作品での活躍
「俺はリュウダモン…リュウダモンだ…ガンマモンも宙も、俺は絶対に襲わない…!」
CV:菊池正美
第39話「感染孤島」にてデジモンアニメシリーズ初登場。Dimカードが発売されて間もないが、異例のスピードで登場することとなった。
デジタルワールドでも珍しい希少種かつ凶暴で危険な存在として有名で、勝負に負けた相手に毒液を流し込み、ギュウキモンに変えて仲間を増やすと言う恐ろしい習性を持っている模様。
そして劇中に登場したのも、本物のギュウキモンに襲われたリュウダモンがデータの感染を受け、同じギュウキモンに暗黒進化してしまった個体。元となった感染元のオリジナルは一切登場していない。
しかし「ギュウキモンになりたくない」と願い続けたのが作用したのか、体躯は本物の蜘蛛並みに小さく、性格もリュウダモンのままだった。
元に戻るべく宙とガンマモンの元へ「助けてほしい」と相談にやって来るが、危険性を知るアンゴラモン達は猛反対。しかし宙はそんなことも気にせず、いつものようになんとかすると匿うことに。
宙はバクモンに相談してみようと思ったが、不在だった為、翌日の遠征合宿についてきたのを良しとしてしまう。
最初こそ理性で何とか凶暴化していく自分を抑えていたが、少しずつギュウキモンの意識が侵食し、危害を加えたくない一心で宙の元から去っていってしまう。
「グヘヘへ……勝ッタ!仲間、増ヤス!!グハハハハ!」
「嫌だ…ナリたくナイ………ガンマモン、ひロ……グゥァぁぁ…グァァァッ!グハハハ…!ゲヒャヒャヒャヒャ!!」
そして、とうとう理性が本能に負けて暴走。仲間を増やすという本能の元、コタロウや新島といった合宿の参加者を襲って次々とギュウキモンへと変貌させていく。さらに自身も体躯がどんどん本来のギュウキモンのものに近づいていった。
自分の軽率な行動のせいで最悪の事態を招いてしまったことに後悔の念を募らせる宙だが、そこにエアドラモンの協力で瑠璃と共にバクモンが慌てて駆けつけ、進化を制御するデジヴァイスVを使えばリュウダモンに戻せるかもしれないことが伝えられる。
そこでカノーヴァイスモンが猛攻を仕掛けるとリュウダモンの頭パーツが出現。そこに思い切り頭突きを仕掛けると、デジヴァイスを通してガンマモンがリュウダモンの精神世界に進入。
覆っていた悪性データの靄を払い、元のリュウダモンに退化させる事に成功した(XW2期でダークボリューモンをバリスタモンに戻した際のものと良く似た展開)。
感染した人間もバクモンのホーリーリングで元に戻ったが、宙はバクモンから「今回はリュウダモンの意志が残っていたから何とかなった超レアケース」と叱責され、己の認識の甘さと安請け合いを猛省して皆に謝罪。そんな彼に清司郎達は「頼みを断らないのは君の美徳」と励ましつつ事態を収束できた事に胸を撫で下ろすのだった。
進化ルートの一例
余談
似たような話がゲゲゲの鬼太郎『牛鬼』にもあり、元ネタと思われる。
また番組最後のコーナーである「宙のデジモン調査ファイル」では、何故かこのデジモンの属性が「データ種」と誤表されていた(無印でもヌメモンやガードロモンがデータ種扱いだったりと、この表記違いは割とよくある)