グラフを扱う理論であるが、ここで言うグラフは棒グラフや円グラフなどのグラフとは全く別物で、点と線で構成される概念である。
点が幾つあって、どの点とどの点が結ばれているか、という情報で構成される、図形と言うよりもっと抽象的なものであり、三角関係に似ている。例えば、キャラクターなどの相関図にする前の相関関係のようなものである。
ここでの点は節点や頂点やノードと呼ばれ、線は枝や辺やエッジと呼ばれる。
この線は、直線でも曲線でも折れ線でも、長くても短くても同じ線と見なされ、交差してても構わない。多角形のような角度も無い。つまりは「繋がっている」という事だけが問題となっており、この辺電気回路やトポロジーとも密接である。点も位置を問題としない。
平面グラフ
平面上で交差無しで表現できるグラフを平面グラフと言い、実際にそのように表現する事を埋め込み(Embedding)と言う。
平面グラフは多面体と密接で、多面体に双対多面体があるように、平面グラフには双対グラフが存在している。
平面グラフで無いものを非平面グラフと言う。
平面的グラフと呼ばれる事もあり、対して平面グラフを「埋め込まれた平面的グラフ」の意味とする事もある。同様に、非平面グラフも非平面的グラフと呼ばれる事がある。
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