データ
- 身長:36m
- 体重:160t
- 所属:スペイン
- 登場:放送17話「悪魔の書いた話」(制作16話)
概要
元々はスペインの大陸横断特急建設用ロボットだったが、万国ロボット博覧会に展示されていた際に鉄面党に強奪され、戦闘ロボットに改造された。
その名の通りスペインのマタドールのような姿をしており、右手には高圧電流や光線を発射する剣を持っている。左手の赤い布(カポーテ)は盾として敵の攻撃を防ぐ。
「あづさ」(演:谷藤知子、声:白石冬美)と言う少女を囮にしてレッドバロンに迫ったが、あづさの正体のメカロボが熊野警部に機能停止されるとバロンレーザー、バロンミサイル、アームミサイルの猛攻撃を受け、エレクトリッガーで粉砕された。
メカ少女あづさ
(公式表記が「あづさ」であり、「梓」は一部ブログで用いられていた「当て字」)休暇中の熊野警部がとある出来事で出会い、助けられた少女。
彼女とのひとときに心癒された熊野警部は彼女の「レッドバロンに乗って大空を飛びたい」との願いを叶えるべく大郷達に嘆願、丁度健が休暇を欲しがっていた事も有り遊覧飛行に出る事となるが、バロンの肩に出た彼女がグランマタドールに拐われる事で人質になってしまう。
彼女を疑う大郷達に反発して単身救助に向かう熊野の前に現れたお遍路姿の鉄面党指揮官(演:田中筆子)がグランマタドールの指揮/制御を行っていると当初は見られたが、熊野に倒された指揮官が爆死してもグランマタドールは止まらない。
…そして、熊野の前に突き付けられる残酷な事実。あづさが持っていたスヌーピーのぬいぐるみ、その中に仕込まれた装置を操る小さなメカロボ。※参照(リンク先の4枚目)
グランマタドールの中から響いていると思われたあづさの声はこのぬいぐるみから発信された物であり、同時にグランマタドールの操作も兼ねていた。熊野がメカロボとぬいぐるみを撃ち、機能を停止させる事でバロンはグランマタドールを倒せたが、熊野に心に深い哀しみを刻む事となり、メカロボから人の姿に戻ったあづさを抱え熊野が何処かに去る事で本エピソードは終わる。
本編描写からメカロボの人間への擬態能力は「対応できる体格に制限があり、体格別に規格化されたバリエーションが存在する」と見る事ができるのだが…機能停止に際して「正体を曝す」事は多々あれど「擬態した姿に戻る」事例は他に無い。
この事と本エピソードのタイトル「悪魔の書いた話」を照らし合わせると、あづさは鉄面党の人類征服計画の新たなる段階のテストケースだった可能性がある。…すなわち、全人類メカロボ化である。鉄面党が壊滅した為実際の所は定かでは無いが。
余談
着ぐるみはベムパンサー2号に改造されている。