「時を司る私は定めた… あなたたちに、未来はない。」
CV:三森すずこ
概要
「黄金の魔女」と称される女性で、時を操る力を持ち、その力で未来のミズガルズを絶望の淵に追いやった。
たとえ彼女を倒したとしても時間を巻き戻すことで復活し、また存在を生まれる前に戻すことで消滅させるという恐ろしいことも可能である。
彼女の時間操作は女神ソティスや神竜ナーガのそれとは異なり、世界単位で時を動かす事も出来れば、対象指定で時を動かす事を可能。
また、消滅のみではなく、時間を移動させる事も可能。
額から生えている角、瞳は金色。肌は青白い。巨乳というより爆乳。
体からは黄金の蛇が8匹生えている。
第7回英雄総選挙にて女性部門1位、総合部門3位を獲得。ヒーローズ勢初の1位の快挙も遂げる。
しかしこの当時、メインストーリーは序盤も序盤で、グルヴェイグについては「時を操り世界を滅ぼす魔女」くらいの情報しか分からない。つまり、ビジュアルの良さだけで入賞したのである。
これまでのアプリのアイコンは各部のヒロインが担当していたが、何故か第7部の時はボス枠であるグルヴェイグが担当。
その為、一部のプレイヤーの間では、実は彼女が真のヒロインなのではないかという声があるが、真相はいかに…
正体
※以下ネタバレ注意
その正体は、セイズの未来の姿。そしてクワシルはグルヴェイグ(セイズ)の過去の姿。
またヘイズは未来で生まれたエクラとセイズの娘であり、グルヴェイグ降臨の為に作られた道具。
「黄金の蛇」によって蝕まれきった彼女をセイズが殺害することで「黄金の蛇」がセイズに移行し、それを筆頭とした数多の絶望によってセイズがグルヴェイグへと堕ちていくというのがニョルズの企てであった。
グルヴェイグは、世界を滅ぼした後に「黄金の蛇」の意向に沿って無限ループを重ね、力を増していった。
つまり
①グルヴェイグがミズガルズを滅ぼす。
②ヘイズが誕生。彼女に黄金の蛇の呪いを植え付け、セイズのいる現代へ転移させる。
③「自分の結末はグルヴェイグである事実」の記憶を保持し、肉体の時を戻してクワシルへ退化。
④クワシルがエクラに邂逅したら、「自分の未来はグルヴェイグであり、過去はクワシルである事実」の記憶を消し、セイズとなる儀式を行う。
※クワシルはこの時エクラに「輝くブレイザブリク」を渡す。
⑤過去に送られたヘイズがセイズと出会い、姉妹として過ごす。
⑥セイズは光の王ニョルズの力を借り受け過去へ転移。そこでクワシルと邂逅すると、グルヴェイグがセイズらを現在へ戻す。
⑦現在でヘイズの中の「黄金の蛇」が暴走し、セイズは苦渋の決断でヘイズを殺害。ヘイズの中の「黄金の蛇」がセイズに移行する。
⑧地の女神ネルトゥスの「土」がエクラの輝くブレイザブリクに宿る。(黄金の蛇が無限ループで力を増していると同時に、ネルトゥスの力もこのループで力を増している。)
⑨セイズが絶望し、黄金の魔女グルヴェイグと化す。グルヴェイグの力に為す術なく、アスク王国は敗北。
→以降、①〜⑨を繰り返す。
以上のように無限ループを重ね、時の円環の中で世界は滅ぼされ続けた。
しかしメインストーリーではセイズが円環から脱し、ネルトゥスの力が十分溜まった状態でクワシル、グルヴェイグと戦い勝利。グルヴェイグらは円環から解放され、幸せそうに消滅した。
そしてネルトゥスの力によって、グルヴェイグはクワシルと共にセイズの心の中に残る事となった。
神界英雄としての彼女は円環から解放された後の時間軸である。
自分達を救ってくれたエクラへ感謝と好意を示してくれ、捨て駒にしてしまった娘・ヘイズに謝罪の言葉を呟いている。
また、ニョルズを殺害した事はセイズだった頃の望みであったらしい。
レベル40になると、「過去の時代でクワシルとして時を過ごし、現代の時代でセイズとして女神の契りを交わし、未来の時代でグルヴェイグとしてエクラを殺した…自分がエクラを愛していたのはその全ての時代であり、それは今もそうである」という旨の告白をしてくれる。
ユニット性能
黄金の魔女 グルヴェイグ(神階英雄)
「私は黄金の魔女グルヴェイグ。
(プレイヤー名)※…あなたが私を
本来存在しないこの時間へ呼んでくれた…」
※召喚師の名前が入る。
属性 | 無 |
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兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | 終端グルヴェイグ(専用) |
奥義 | 時は光(専用) |
A | 鬼神飛燕の炎撃 |
B | 魔の蛇毒 |
C | 守備魔防の紫煙3 |
当時は敵ユニットのみだったが2023年11月から理の神階英雄で登場。
ステータスは攻撃と速さはかなり高いがHP、守備、魔防は低い。
専用武器は「終端グルヴェイグ」に変更。
その効果はキラー武器効果と自分から攻撃するか敵のHPが75%以上だと戦闘中、全ステータス+5かつ自分の速さ15%分、攻撃速さが増加して見切り追撃効果。もう一つは自分から攻撃した時、最初に受けるダメージを70%軽減して戦闘後、HP7回復。攻撃速さが増加すること以外敵ユニット時と変わらないがダメージ軽減条件に対しては緩和かつ強化されて回復も付いた。
そして自分から攻撃した戦闘後、再行動かつ自分とダブル相手にグラビティ付与。これは伝承(聖祭)リーフにあった専用奥義「ノヴァの聖戦士」と全く同じ効果だが発動した後、2ターンの間は発動不可になる。
専用奥義「時は光」は自分の速さ45%分、奥義ダメージに加算してキャンセル無効。もう一つは自分から攻撃してかつ生存時に戦闘後、再行動可能になるが自分とダブルを組んでいる味方にグラビティ付与。武器と奥義で計3回行動できるという行動力の高い効果。
蛇毒のグレードアップ版が登場。自分から攻撃した時のみ戦闘開始後から固定ダメージ7を与えられるようになり、もう一つは戦闘中、敵の速さ魔防-4かつ敵の魔防20%分、ダメージに加算が追加。固定ダメージは蛇毒2同等の威力に減ってしまうが戦闘開始時へと早くなり、与えるダメージを増やせるようになった。
しかし耐久面は基本両方低めで、自分から攻撃する前提でないと基本弱い。騎馬特攻や相手から攻められるとほぼやられてしまう。
過去、現在、未来 グルヴェイグ
「セイズ? いいえ…その名は過去に消えた。
私はグルヴェイグ。
繰り返す円環を生きる黄金の魔女。」
属性 | 青 |
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兵種 | 魔法/飛行 |
武器 | 円環の力(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 鬼神飛燕の炎撃 |
B | 時を戻す黄金の魔女(専用) |
C | 攻撃速さの信義4 |
第7回英雄総選挙で女性部門1位を獲得したことで2023年8月から登場。セイズの面影を感じる見た目をしている。
ステータスは攻撃速さは高いが魔防はかなり低い。
専用武器はキラー武器と再移動(1)が発動可能に加えて自分から攻撃するか有利な状態を付与している時は戦争中、全ステータス+5かつターン数×2分、攻撃速さが上がる(最大10)かつ速さの20%分、ダメージに加算しつつ見切り追撃効果。自分が有利かつ速いほど効果を発揮しやすくなる。
一撃系の新たな応用かつグレードアップ版が登場。従来の効果に変化はないが戦闘開始前に固定ダメージ+7が追加。そして戦闘後に戦った敵のマスとそのマスに自分がいる方向の左右二マスに天脈・炎を付与。
このマスは「遠距離武器の敵が移動する時のみマスを+1消費」する効果で機動力を殺す事が出来る。さらにそのマスにいる敵は「敵軍ターン及び戦闘開始後、固定ダメージ+7」でHPも削る、まさに妨害特化の一撃系効果。
専用Bスキル「時を戻す黄金の魔女」は自分のHPが50%以上で自分から攻撃した時のみ最初に受けるダメージを60%軽減。もう一つはHP条件無しで自分から攻撃した時のみ戦闘後、再行動かつ自分とダブルを組んでいる味方はグラビティ付与。発動した後の2ターンは発動不可で武器のグルヴェイグと同じ効果を持ってきた。そして戦闘中、敵の速さ魔防-5。
基本攻める事が前提で受けは不得意寄り。軽減効果無効や二回攻撃には弱く、当然飛行特攻だと一撃。
輝ける海へ グルヴェイグ(比翼英雄)
属性 | 赤 |
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兵種 | 魔法/騎馬 |
武器 | 魔女と女神の夏光(専用) |
奥義 | 時と光(専用) |
A | 鬼神飛燕の炎撃 |
B | 速さ魔防の遠影4 |
C | 速さの波・奇数4 |
2024年6月から初の超英雄。今回は現代の自分自身、セイズとの比翼英雄で組んだ。自分自身との比翼英雄は花嫁チキ以来となる。
神階版とステータスを比べるとHPは上がるが守備と魔防は下がってしまった。
専用武器はキラー武器効果と自分から攻撃するか周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、全ステータスが自分を中心とした縦横3列にいる敵の数×3+5分増加して速さの20%分ダメージに加算しつつ奥義以外のダメージ軽減効果を半分無効。ただしステータスアップの効果は二回目戦闘以降、全ステータスが+14扱いになる。
再行動の条件は終端グルヴェイグと同じだがダメージ軽減の条件が最初の攻撃か二回攻撃のダメージに変更。そして回復しなくなった。
神階版よりも全ステータスアップへ強化され、ダメージ加算は増えるが見切り追撃と回復は無くなった。
専用奥義「時と光」は速さの30%分奥義ダメージに加算かつキャンセル無効。もう一つは攻撃してかつ生存時に戦闘後、再行動可能になるが自分とダブルを組んでいる味方にグラビティ付与。
「時は光」と性能はほぼ同じだがこちらはカウントは2なので発動しやすくなったがダメージ量は劣ってしまった。
速さの波・奇数のグレードアップ版が登場。バフ条件がターン開始時に緩和して周囲2マス以内に拡大。新たに戦闘中、速さが敵の速さ-5以上の時は見切り追撃効果が追加。
奇数ターンのみ戦闘中、速さ+6。条件がかなり緩和し、速さが勝っていると見切り追撃が発動するようになった。
比翼効果は忍者比翼英雄と同じ再行動可能。ただし戦闘を行っている時のみ発動可能。計4回行動可能になる。
弱点は今まで同様耐久面は少しマシになるがそれでも心細い。自分から攻撃する前提でないと弱いのも同じで二回攻撃にも対応出来るようになったが回復と天駆の道が消え、固定ダメージも増えなくなったので神階版と劣る部分も多い。
余談
「グルヴェイグ」というのは北欧神話のヴァン神族の女神。
3回焼かれたがそのたびに蘇った、という設定から「時を操る」設定になったと思われる。
「黄金の魔女」なのもグルヴェイグが「黄金の力」を意味するため。
担当声優の三森すずこ氏はファイアーエムブレムシリーズ初担当。ヘイズと兼役。