概要
CV:加藤治
ギガノス帝国軍グン・ジェム隊の隊長。階級は大佐。50歳。8月12日生まれのO型。好きなものは金と女。
「ギガノスの汚物」と呼ばれ、連合兵からは報告文に「HENTAI」「SUKEBE」などと書かれ、プラート博士曰く「不倶戴天の敵」と言わしめ、当の帝国軍内ですら『ならず者』と恐れられている。友軍にすらヒマさえあれば金を無心(というかカツアゲ)しており、周囲からの評判は最悪だが、それで除名されないだけの戦闘力と指揮能力を有しており、少なくともドルチェノフよりは有能と言える。
ドラグーン量産までは、グン・ジェムに遭遇した連邦機は一体残らず撃墜されたという。
身長は185㎝とそこまで超巨漢と言うほどでもないが、常人の三倍近いガッチリ体型で非常に目立つ。傷だらけの顔面にアイパッチと、出る作品を間違えているのではないかと言わんばかりの蛮族スタイルを貫いているオジン。
見た目にそぐわず残忍かつ非道な性格で、持っているサーベルで部下を痛めつけることも多く、増援のゲルポック隊を使い潰して手柄を横取りしようともくろむなど卑劣な一面がある。しかし、興奮するとガトリングガンを乱射し暴れ出すゴル大尉や、殺人犯が軍服を着ていると言われるガナン大尉を余裕をもって押さえるだけの力量、器量がある。パイロットとしての腕も非常に優秀。また非常に狡猾で貪欲であり、いち早く敵のMA量産を見抜いたり、リンダ・プラートの姓を聞いてユスリの人質にしようと言い出すなど、戦略眼も優れている。
纏めると人格的には極悪人ながら、戦士・将官としては有能で部下に慕われるだけの度量もあるという、敵からも味方からも疎まれやすいタイプの人物である。
隻眼なのは嘗てヤム少佐の父親ラオ・チュンとの真剣勝負で失ったから(同時に彼も片腕を斬られた)。
搭乗機はゲイザム。
彼自身と同じく巨大な青竜刀を装備し、接近戦を得意とする。
しかしドラグナー隊との戦いで部下のゴル、ガナンを失い、秘密工場で開発された巨大メタルアーマー・ギルガザムネに強引に乗り込みドラグナー遊撃隊に復讐を仕掛けるが、思考コントロールシステムの欠陥により狂乱状態に陥り暴走、部下であるはずのジンを自らの手で殺害してしまう。
最後は青竜刀を見切ったドラグナー隊の前に敗北、戦死した。
彼の死及び、秘密工場防衛任務の消滅(ドラグナーに爆破された)をきっかけにグン・ジェム隊の荒くれ者どもは見切りをつけ、次々に逃げ出してしまい、グン・ジェム隊自体の壊滅を招いた。
ちなみにスパロボ初参戦となった『スーパーロボット大戦A』ではカスタムではないドラグナーにやられて戦死と大幅に弱体化されている。