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概要編集

製薬会社アンブレラが極秘裏に開発したB.O.W.(生物兵器)の一種。

戦闘訓練を施した軍用のドーベルマンに、生物の遺伝子を変質させる「T-ウイルス」を投与して作り出された。

開発ナンバーはMA-39で、ギリシャ神話の地獄の番犬の名がコードネームの由来である。


能力編集

ウイルスに感染した人間のゾンビと同じく肉体は腐敗しているが、運動能力は健常時と変わっておらず、ゾンビ化による生命力の著しい増大が加わって戦闘力は大きく上昇している。

さらに、他の個体と連携し、群れを成して獲物に襲いかかる習性も持つ。

犬への投与実験によって判明したこれらの特徴に価値を見出したアンブレラにより、B.O.W.としてケルベロスの開発に至ったという経緯がある。


しかし、その他の問題点もゾンビと同じ。

脳が衰退して知能が低下し、T-ウイルスによる代謝の促進にともなって食欲が異様に増大している。そのため非常に狂暴で制御が難しく、銃声や威嚇にも怯むことなく獲物を追い続ける。


種類編集

ゾンビ犬編集

兵器運用のためにウイルスを直接投与したものとは異なり、漏出したT-ウイルスに二次感染したもの。発生経緯こそケルベロスとは異なるが性質に差はない。

詳細はリンク先を参照。


A-ウイルス追加投与型編集

バイオハザードヴェンデッタに登場した強化型ケルベロス。

グレン・アリアス一味によって開発され、レオンやクリスの追撃に2頭投入された。

兵器としての性能は通常のケルベロスとは比較にならぬほど高く、全速力のバイクを追跡できるスピードと自動車を破壊するほどのパワーを持ち、人間の首など容易く噛み千切ってしまう。さらに無差別な攻撃はせず標的のみを追い続け、障害の排除も手早く的確に行うなど制御も完璧。

しかし製造には手間が掛かるのか、これ以降の登場はなかった。


余談編集

リメイク版の開発スタッフによると「このゲームにおいては“主従の従”であり、アクセントとしての意味が強い」とのこと。

これはホラー映画等の“恐怖”の表現のひとつである「日常の人物や物が全く別の得体の知れないモノに変わってしまう」ことで、“ただ、そこを歩くだけで恐怖と化す”……その象徴であるゾンビ(人間)に最も身近な生物のひとつである犬が選ばれたことを指している。


関連タグ編集

バイオハザード ゾンビ(バイオハザード) B.O.W. ゾンビ犬


コルミロス:ケルベロスと同じくバイオハザードシリーズで出て来る犬。こちらはウイルスを投与された訳ではなく、プラーガに寄生されている。

ただし、ハリウッド実写映画版ではケルベロスに寄生している。


ボチ:死に関する犬繋がり。


アニマルゾンビ:死んだ犬繋がり。ただしこちらは魔王の力で復活してる。


ウナギイヌ:いわゆるゾンビウナギイヌのモデルに採用された少年バカボンの派生作品「バカハザ」に登場する。

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