ゲーム概要
ゲーム天国とは、ジャレコが開発したアーケードゲームで、
セガサターンに移植されたセガサターン版『ゲーム天国』
プレイステーション用に作られた続編ゲーム『GUNばれ!ゲーム天国』
最新のハードにセガサターン版の移植作にあたる『ゲーム天国 CruisinMix』が存在する。
ジャレコ版パロディウスと評される。
なお、OVA・漫画が存在しメディアミックスとなっている。
ゲーム天国
ストーリー
世界征服をたくらむマッドサイエンティストであるジーニアス山田は、まず手始めにコンピュータゲームの世界を征服しようと、東京都世田谷区上用賀のゲームセンター「You&Me上用賀店」に設置されたゲーム機をのっとった。
(給料減額を恐れた)ゲーセン店員の伊藤由紀は、この事態を開店時間までに解決するべく、手持ちの中古ゲーム基板を無理やり繋いで、ゲームの主人公たちに討伐を依頼した。
登場キャラクター
- 伊藤由紀(Cv.西原久美子)
本作の主人公。ゲームステージ「ユーアンドミー上用賀店」のアルバイト店員(時給800円)。アーケードゲームオタクで、自慢の中古基板コレクションを武器にジーニアス山田に立ち向かう。プレイ中にはゲームの種類選択やハイスコアネーム登録のナビゲーションなども行う。おしゃべりが好きですぐパニックになる19歳。
自機及び自機のパイロット
- ジェイナス=スターマイン(Cv.関智一)
(左の金髪の人物)
『エクセリオン』に登場する、「ファイターEX」のパイロットであり、ゾルニ軍から惑星エクセリオンを救った「光速の貴公子」と呼ばれる英雄。
- セリア(Cv.かないみか)
『プラスアルファ』に登場する、「プーペラ」のパイロット。紫髪のポニーテールの19歳。リーダーシップが有る常識人。
『フォーメーションZ』に登場する、可変戦闘機「イクスペル」の後継機。機体の性能にパイロットが耐えられない事から、自我を持つ高性能AIを搭載した完全自律機、セリアに惚れており、彼女が載ると、機体性能が制限されるのに逆に性能が向上するというシミュレーションが出ており、当人は不思議がっている。
- モモコ(Cv.椎名へきる)
『モモコ120%』に登場する少女で、超能力を持つ小学5年生。
- ぴぐ(業務用 - ?、家庭用 - 大塚明夫)
『ぶたさん』の主人公で、水玉パンツを穿いたブタ。ラブリーな見た目に似合わず言動や行動は軍人を髣髴とさせ非常に渋いという、非常にギャップのあるキャラクターだが年齢は5歳。
- みき(Cv.高橋美紀)
サターン版から追加された自機、『フィールドコンバット』に登場する自機「ジェネシス3」1号機の乗員。おっとりした口調でかわいい顔をしているが、実はかなり凶悪な性格の18歳の少女。フィールドコンバットの洗脳解除方法が脳改造で有る事をサラッと言ってしまうような性格。
- みさと(Cv.こおろぎさとみ)
みきの妹で、姉にいつも虐待されている心身ともに年齢よりかなり幼い印象の12歳の少女。
『ジェネシス3』2号機パイロット(無理やり乗せられているが、操縦は姉のみきによる遠隔操縦のうえ、緊急脱出も出来ない状態で実質上の監禁されているだけとなっている。)
敵キャラ
- ジーニアス山田(Cv.千葉繁)
本作のボスキャラ。裸に白衣だけという変質者で、世界征服を企む自称超天才科学者。オタク娘の伊藤由紀を脳改造して自らの僕とすることに執着しており、全世界のコンピュータを支配することで己の野望を実現しようとしている。また、かなりの大男であり直立するとゲーセンの天井に頭がつっかえるほど背が高い。ゲーム世界を征服するのは大好きな全てのゲームで自分が主役になる為、そしてゲームを通して子供達を洗脳する為である。拉致や脳改造や世界征服など常軌を逸した悪行を平然と行う反面、部下が勝手にさらってきてしまったみさとの面倒を看たり、倒れてしまった娘の看病をしたり、野望を邪魔した由紀の壊れてしまったゲームのバックアップを見返り無しでプレゼントしたりと、野望達成の為以外の部分では妙な優しさがある。
- 加藤(Cv.鈴木真仁)
山田に脳改造されて無理やり助手1号にされた女子高生。
改造される前のままの意識を保っているが、命令などを出されるとそれらを拒否出来ないようにされている。
- 中村(CV.伊瀬久美子)
加藤と同じく脳改造されて無理やり助手2号にされた女子高生
同じく拒否権を奪われている。
ステージ構成
- ステージ1「ゲーセンワールド」
ゲームセンターを題材にしたステージ
ボス『アームチャンプ』
禁止事項を行った為起こった骨折事故をネタにしている。
- ステージ2「クレーンワールド」
クレーンゲームを題材としたステージ
ボス『レアちゃん』
- ステージ3「シューティングワールド」
シューティングゲームを題材としたステージ
シューティングゲームらしく初見殺しのオンパレードな面。
ボス『百体合体「ゴッドムテキンダー」』
- サターンオリジナルステージ1「カラオケワールド」(サターン版ステージ4)
セガサターン版オリジナルステージ1つ目。
『ジェネシス3』2号機パイロットである『みさと』がカラオケをただ歌うステージ。
歌詞が爆発すると、打ち返しが発生して弾幕が発生する。
背景のカラオケマシンが100点になると強制終了となりステージクリアとなるが、一部のプレーヤーはあえて避け続けて歌を聴き切る者もいる。
- セガサターンオリジナルステージ2「家庭用ワールド」(サターン版ステージ5)
セガサターン版オリジナルステージ2つ目。
家庭用ゲーム機が題材のステージでドラクエ風の背景など、他社メーカーの代表作のパロディーが豊富なステージ。
ボス『しんかんヤマダ』
- ステージ4「ドライビングワールド」(サターン版ステージ6)
レースゲームを題材としたステージ
ステージ後半からは空を背景にしたステージとなっている。
敵キャラにR-360やアフターバーナーがを模した敵が登場する事から体感ゲームを副題としていると思われる。
ボス『S4-BOSS』
タイトーの『D3-BOS』をもした敵。
- ステージ5「レトロワールド」(サターン版ステージ7)
8ビットゲーム風のステージで敵もインベーダーなど他社の有名な作品のパロが豊富
ボス『ジーニアス”レトロ”山田』
スターフォースを模したのボス
- ステージ6「ポリゴンワールド」(サターン版ステージ8)
3DCGで構成されているステージ。
3DCGの進化をたどる様なステージ演出がなされている。
ボス『ジーニアス”サイバー”山田』
ジーニアス山田の顔面をスキャニングしてホログラム投影し、投影物が攻撃してくる。
真ボス『山田ウイルス』
もしもの為に作った山田の思考が内蔵された無限増殖型のコンピューターウイルス。
ワクチンソフトの開発に失敗した為山田自身が危険と判断し、永久封印していたが、戦闘時の衝撃で封印が解けてしまい暴走を初めてします。
関連動画
サターン『アーケードモード』プレイ動画
サターン『アレンジモード』最高難度ノーミス縛りプレイ動画
サターン『アレンジモード』実況・パロネタ&元ネタ解説動画
GUNばれ!ゲーム天国
移植作であるセガサターン版が好評だった事も有り作られた続編。
しかし、当時のジャレコは新人育成を目的として、人気作の続編制作を作らせるという方針だった為、本来のオリジナルスタッフが全く関わっていない作品となってい為、前作のファンからは酷評されている。
因みにガンコンによる2プレイヤーの援護射撃が可能となっている。
ストーリー
前回同様、悪の天才科学者ジーニアス山田が世界征服の為に「You&Me上用賀店」に現れゲーム世界を乗っ取って大暴れするが、事態を予測していたゲーセン店員の伊藤由紀が用意しておいたファイヤーウォールプログラムが始動し、ジャレコのキャラクター達がジーニアス山田の野望を打ち砕く為に勢ぞろいする。しかし手違い(徹夜で作ったバグだらけのプログラムの影響)で由紀自身も自分が作ったゲーム世界へと巻き込まれてしまう。
「GUNばれ!ゲーム天国」オリジナルキャラクター
自機及び自機のパイロット
さくら(Cv.荒木香恵)
モモコの妹で、常に空腹を抱える小学生。元となるゲームが存在しない完全オリジナルキャラクター。
- クラリス(Cv.吉田小南美)
怪しい日本語と英語を話すカリフォルニア生まれの15歳の金髪巨乳少女。『シティコネクション』の主人公のはずだが、原作とは容姿、設定共に似ても似つかない。
その理由は由紀が誤ってゲーム基板をトイレに落としてしまい汚損させてしまった為プログラムがバグってしまったからとなっている。
- みーとん(Cv.大塚芳忠)
ぴぐの元同僚で三枚目な無菌豚。プレイステーション版にのみ登場。
- ポーク(Cv.山寺宏一)
ぴぐの元上官。プレイステーション版にのみ登場
敵キャラ
- フランソワーズ山田(Cv.本多知恵子)
メイド服を着た少女。ジーニアス山田の娘で、助手として無理やり手伝わされているが、本人は至って常識人で気弱。(助手3号)
- みーや(Cv.伊東みやこ)
獣人の幼女。ジーニアス山田がタヌキと娘フランソワーズの細胞から作り出したペットで、一種のキメラ。(助手4号)
ステージ構成
- ステージ1「ゲーセンワールド」
ゲーセンを題材としたステージ
- ステージ2「コンシューマワールド」
家庭用ゲーム機を題材としたステージ
- ステージ3「ベクターワールド」
『ベクタスキャン』のゲームをモチーフにしたステージ。
- ステージ4「レースワールド」
レースゲームを題材としたステージボス戦は空中戦となっている。
- ステージ5「ギャルゲーワールド」
ギャルゲーを題材としたステージ
ラストステージ「コンピューターワールド」
ゲーム天国 CruisinMix
サターン版を最新のハードに移植した最新作。
『ゲーム天国 CruisinMix』オリジナルキャラクター
自機・自機パイロット
クラリス(真)(Cv.丹下桜)
『シティコネクション』の主人公で、青い髪をなびかせて世界の名所を愛車クラリスカーで爆走する15歳の少女。
- 番刀 炎(Cv.檜山修之)
『燃えろ!!プロ野球』をモチーフにしたキャラクター。
- TATSUJIN
『TATSUJIN』の自機。
関連イラスト
関連タグ
各作品の大筋を元にした大まかな時系列(ストーリー)
- 主人公である伊藤由紀がジーニアス山田に誘拐されかけた所をジャレコのゲームキャラクター達に保護される。
キャラクター達がジーニアス山田を追い詰めるもリセットボタンを押され逃げられる。(OVA)
- 伊藤由紀の働いているゲームセンターの筐体を全てジーニアス山田に乗っ取られる。
私物のレトロアーケード基板どうしを直列接続し奪還を試み、ジーニアス山田を追い詰めたが、その際に、ジーニアス山田が護身用として開発するも、その危険性から永久封印していたコンピューターウイルスが誤ってネットに流出する事故が起こってしまう。由紀はゲームキャラクター達とウイルス退治を行うが、撃退成功と同時に直列つなぎの無理が祟って基板が焼き切れてしまいお別れをすることとなり、この体験をゲーム化する事を決意する(サターン版『アレンジモード』)
- 襲撃された経験から再び襲ってくると予測し、防衛用ファイアウォールプログラムを連勤の合間に過労状態のまま開発する。
予想通り、ジーニアス山田による『山田ウイルス』を使った侵略が始まったが、即座に防衛プログラムが起動し遊撃体制を執るのに成功するも、バグの影響で、由紀自身がゲームの世界に召喚されてしまう事となる。(GUNばれ!ゲーム天国)
- 防衛プログラムのおかげで侵略を抑えられたと思われていたが、徐々にプログラムが山田ウイルスに汚染されてきた為ぴぐの仲間たちや、他社メーカーのキャラクターまでもを緊急招集して対処を試みるも、失敗し最後の切り札のリセットボタンを押して初期化する事で事態を収拾させたが、その代償としてプログラムに接続されていたゲーム基板が全て破壊されてしまい、嘆く由紀だったが、ジーニアス山田がこっそり由紀のプログラムをリアルタイムでバッグアップしており最悪の事態の回避がなされた(なお、由紀にバックアップデータを渡したジーニアス山田からは最高のゲームを作れと激励を送られている)。(漫画版GUNばれ!ゲーム天国)
- 由紀 ジャレコに入社し、開発部企画課に配属される。
- 由紀 アーケード版『ゲーム天国』を開発する。