概要
もともとは名古屋市の個人経営の喫茶店であったが、その後フランチャイズ展開を始め、現在では全国展開を果たしている。
2018年には沖縄県(沖縄糸満店)、2019年には青森県(青森イトーヨーカドー店)へ進出し全都道府県に出店を果たし、店舗数も1000店を超えた。喫茶店・カフェ業界3位。
名古屋市の中心部(伏見~栄あたり)ではやたらと店舗があるため、歩き回る際の目印にすると、かえって迷子になる可能性が高い。冗談抜きで。
コーヒーなどの飲み物以外に、サンドウィッチなど軽食メニューも充実している。全体的に量が多いことから単価は少し高いが、席もゆったりしており、のんびりと過ごすのにいい環境だろう。
また、朝11時までにドリンクを頼むとモーニングサービスでパンも付いてくる。
大抵の店舗は繁盛店となるほど人気で、オープンの時間の数分後に入ったら席が半分近く埋まっていたということもざら。
特に名物メニューとして、温かいデニッシュ生地にソフトクリームが乗ったシロノワールが有名。これを食べるためにわざわざ来る人もいるとか。
コメダ珈琲店大盛り伝説
量が多いとは言ったものの、店舗によって価格や量、一部のメニューの有無などに差が出る。
……とはいえ、そのボリュームは軽食の範疇を超えたガッツリぶりで知られており、何も知らないコメダ初心者が「ちょっと小腹を満たす」くらいのノリで頼むと胃もたれ確定である。
特に「カツパン」と呼ばれるコッペパン使用の特性カツサンドは、その可愛らしい見た目と一般的なカツサンドの概念から大きさを予測しづらく、うっかりメロンソーダ(※こちらも通常で中ジョッキサイズ)やシロノワールとセットで頼んで地獄を見たコメダ初心者は多い。
さらに「モーニングセット」はコーヒーのお代わりを頼むとセットが丸々もう一つやってくる店舗もある。
「小腹を満たすお手軽スナック」というフライドポテトが入ったバスケットも、小腹で済まないボリュームでやってくる。
ネットやメディアを通じて業態が知られる以前は、食後のコーヒーのノリで入って後悔する人も少なくなかったとか。
名物シロノワールに関しても、軽食後のデザート感覚で注文すると直径15cm(5号ケーキサイズ)&大盛りのソフトクリームという特大の甘味が登場し、胃が限界寸前になって店を出る羽目に陥る。
なんならカツパンとシロノワールのコンボを店側がオススメしてくる。
ちなみにここのかき氷はどんぶりで出てくるため、興味本位で頼むと地獄を見る。ミニサイズを頼んでも「ミニを名乗っていい量じゃない」大きさで出てくる。しかし、美味しく、連れとシェアならより美味しい。
幸いにも、多くのメニューにミニサイズやハーフサイズが適用されているので、自分の空腹の度合いに応じて調整は可能。
また店舗の方針次第だが、一部メニューは「お持ち帰りOK」になっており、食べ切れないと感じれば店員へ申し出てテイクアウトに切り替えられる。
こうしたサービス精神溢れる気風から、ファンからは「悪質なので行く」「もう二度と行く」という矛盾したフレーズが合言葉となって愛されている。
ただし、「大食いチャレンジ」的な遊び感覚での来店は、当然だが店側への迷惑になるため、冷やかし目的での来店はくれぐれも控えていただきたい。
名前の由来
名前の由来は創業者である加藤太郎の実家が米屋だから。すなわち「コメ屋の太郎」だから「コメダ」。
……なのだが、何故かカレーライスやピラフといった米飯メニューが一切存在しない。大皿と呼ばれるセットメニューも、メインおかず・サラダ・パンと言う徹底ぶり。
余談
……単に名古屋市内のコメダ珈琲店の密度が半端ではない(市内だけで260店舗越え)ため適当に選んで結べばどんな図形でも描けるというオチなのだが。いわゆるオカルトネタで「この地域の寺社仏閣を結ぶと謎の図形が!」という話を論破するのに使われたりするとか。
- 和歌山市に外装がコメダに酷似しているとして裁判になったマサキ珈琲店がある(ここはコブクロのマネージメント会社が運営していることでも知られる)。結局、外装を大きく変えることで和解が成立した。だが、そのせいなのか知らないが、この店は喫茶店なのに、逆に米飯メニューしかない(コメダとは真逆にパン類の提供が一切ない)という謎のこだわりがある。
関連イラスト
大半がシロノワール関係で、それ以外ではロゴマークの謎の紳士ネタが多い。
シルクハットにモノクル(片眼鏡)、カールしたヒゲというインチキフランス人を思わせるこの紳士は、ある専門学校生がデザインしたもの。
「勉強のためにロゴマークをデザインさせてほしい」と学生の方から頼まれて発注したという。
関連タグ
星乃珈琲店 業界6位、ドトール系列のフルサービス型喫茶店。