アイツそれ利用した…
だから嫌い…」
概要
CV:木下浩之
黒ずくめの組織の幹部の一人で、帽子を被りサングラスをかけた腕利きの男性スナイパー。
コードネームのコルン(Korn)は、現在のドイツ連邦共和国を発祥とする大麦・小麦・ライ麦・ソバなどの穀物を原料とした蒸留酒である。
国籍は不明であるが、後述の喋り方や「日本人おかしい」という発言があることから外国籍である可能性が高い。
基本的に同じ組織の女性スナイパーのキャンティと行動を共にしている。
短気で口うるさいキャンティに対し、辛抱強く無口でほとんど喋らず、喋る場合は基本的に助詞を省いて淡々と喋る。その点では感情に左右されない冷静さを持つ分、キャンティよりスナイパーの実力は上である。一見おしゃべりなキャンティの方が積極的に仕切ってるようにも見えるが、実際はキャンティに対しては主導権を取り、二人で狙撃する場合、狙撃の場所はコルンが指定している。
また、キャンティと同じく、組織のメンバーであるベルモットを嫌っている。
理由は、仲間であるスナイパー・カルバドスが、自分に好意を抱いてると分かって利用しながら、赤井秀一に追い詰められたのを機に見捨てたためであり、現在は敵対関係にある。このように信頼する人物に対する仲間意識の面では、他者を気遣う感情が濃い。
観察眼も優れているのか、『黒ずくめの謀略』で組織から逃走するため路上駐車に紛れたキャメルの車だけが進行方向と逆向きに停まっていた事に「日本人おかしい」とその違和感に気づき、キャメルに同乗する負傷者の降車と退避以上の時間を与えなかった。
余談だが、コミックス裏表紙の鍵穴に相方のキャンティは登場したが(67巻)、コルンは登場していない。
劇場版第13作『漆黒の追跡者』で出し抜くような単独行動ばかり取るアイリッシュの頭を撃ち抜きたい発言をするなどの冷徹さを見せ、一方では劇場版第20作『純黒の悪夢』でスタウトがスパイだと判明し、射殺する直前に「信じてた(のに)残念」と漏らしたり、『エピソード“ONE”小さくなった名探偵』では観覧車に乗りたいのがばれてしまい頬を染めるなど子供っぽく純粋な一面もあり、一概に冷酷非情なだけの人物というわけではない。
劇場版第26作『黒鉄の魚影』では、壁に隠れた標的をおびき出すため、近くを走るトレーラーを狙撃して横転させ、その音に気付いて出てきた標的の狙撃に成功している。