概要
「ロックマンワールドシリーズ」の流れを汲んだXシリーズ初のゲームボーイソフト。本作を以って、カプコンから発売された旧ゲームボーイ対応ソフトとしてはこれが最後となった。
ワールドシリーズ同様に本作では「ロックマンX」「ロックマンX2」の中からボス8体が登場している。
ノーマルモード、ハードモード、エクストリームの3種類の難易度が存在し、モードによって選択可能なステージやボスが異なり、ステージの特定の地点で自動でデータがセーブされるオートセーブを採用。SFC版には登場しないオリジナルキャラクターが登場し、本編でも人気の高いゼロが特殊武器という形で登場する。
ステージはSFC版と同じように作られているが容量の都合で一部省略されている。武器も同様に基本的に同じ性能だが一部変更されている。
ストーリー
『ロックマンX2』の事件の後のこと、ハンターベースのマザーコンピューターが不正アクセスを受け、書き換えられた偽りのデータによって世界中が混乱に陥ってしまう。
エックスはコンピューターの天才であるレプリロイド、ミディと協力してマザーコンピューターの中にデータとして潜入。過去の強敵達を倒してマザーコンピューターを取り返そうとする。
データを書き換えていた犯人はミディの双子の兄弟レプリロイド、テクノだった。
テクノはシグマに操られていたのだ。エックスはシグマの野望を喰い止められるのだろうか?
登場キャラクター
主要キャラクター
シャドウハンター
- ザイン
- ギーメル
8ボス
事実上は8ボス全員と戦えるのはエクストリームモードのみ。
その他のボス
余談
- 本作ではノーマルのデータを引き継いでハードをプレイするとゼロを呼び出すための「ゼロスクランブル」が使用できるようになる。
- X1、X2の隠し要素である波動拳・昇龍拳を習得できるがSFC版に比べると威力が落ちてしまっている。ただし、体力ゲージが満タンでなくても使用することができる。
- 本作が発売された翌月に「ロックマンX5」が発売され、ボスの一人であるスパイラル・ペガシオンの攻撃方法がイーグリードに似ていたのは本作と開発時期が近く、意図的に似せたという。
- 時系列ではX3以前のストーリーなのだがエックスとゼロのグラフィックがX4のものになっている。
- 実は本シリーズを含めると本作がケイン博士最後の出演作となる。彼の所在についてはX4までは明らかにされているがX5以後は音沙汰なくなっている。
- 本家では弱いと言われているペンギーゴなどのボスが強化されている。