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「私……もっと頑張ります。皆さんのお役に立てるように。」

概要

白夜王国の王女。

リョウマヒノカタクミの妹。つまり主人公の妹でもある。

主人公(カムイ)のことは「兄様(姉様)」と呼ぶ。

イラストでは分かりづらいが、衣装はの部分が大きく開いている腋巫女

(後述の『ファイアーエムブレム0』やゲーム中の3Dモデルで腕を上げるとよく分かる)

内気で照れ屋な性格であり、家族や臣下に対しても敬語を使う。

その性格の通り優しい心の持ち主で、他人の苦しみを癒やしたいと願っている。やや人見知りな一面があり、慣れていない人と話すのは非常に苦手。

更に一人で思いつめるタイプであり、主人公の裏切りを「自分のせいでは」と責任を感じたり、他者を癒すことも「自分が楽になりたいから」などと卑下するなど非常に自虐的。会ったことのない主人公を「どんな素敵な人だろう」と想像しているうちに好意を持つなど思い込みも激しい。

このような内気な性格を形成してしまったのは、暗夜王国の狙いは本当はサクラだったのではないかという女中たちの根も葉も無い噂話を真に受けてしまい、子どもながらに強い恐怖心と罪悪感を抱いてしまった為である。そのため幼い頃から主人公への罪悪感と会えない事への辛さで悲しんでおり、幼馴染のカザハナが主人公の事を嫌う要因となっている。

一方で行方知れずになった兄達を探す旅についていくことを懇願するなど強い意思を秘めており、一度決めたことは絶対に曲げない。カザハナを最初の臣下に選んだ際も経験不足から反対の声も多かったが、必死に説得し認めさせている。また、ジョーカーとの支援会話では自らの疲労を顧みず、城下の傷病人を治療して回っている事がわかる。

甘いものには目がないようで、あんこ餅をあっという間に平らげたり、DLC「楽園争奪戦」では豪華なフルーツ盛りを堪能していた。

一番好きな果物はさくらんぼらしい。苦手なものは納豆。

主人公が暗夜王国に拉致された時はまだ赤ん坊だった為、兄弟の中では特に主人公との思い出がない。その為かまだ見ぬ兄(姉)の帰還の時を長い間待ち望んでいた。

主人公と入れ替わりに白夜王国に拉致されたアクアとは控えめな性格同士仲が良く、よく二人で部屋に閉じこもり、アクアの怪談話に毎回泣きながらも食い入るように聞いていたという。そのためか肝は据わっているほうである。

暗夜篇では砲台を味方にしつつ敵対するものの、(戦うのは1回だけだが)敵同士となった主人公にも気遣って声をかけている。暗夜軍が城に攻めた際、無用な犠牲を出さないために臣下共々武器を投降したにも拘わらず、ガロンによって部下たちが虐殺され、ショックで塞ぎ込んでしまった。

彼女自身は捕虜という形で直属の臣下たちやユキムラと共に生き残っており、上記の経緯を見て彼女を気にかけたエリーゼがこまめに様子を見に行って根気強く励ましたことで、なんとか精神状態は回復した様子。

エピローグでヒノカと共に戴冠式に出席し、説教されたエリーゼを励ましていた。

透魔篇ではサイゾウが主人公やアクアたちを自爆で道連れにしようとしていたところを、スズカゼと共に身を挺して主人公たちを庇い止めた。他の兄弟たちは主人公たちが白夜を裏切ったと考えている中、サクラは短い間ながらも主人公の人柄を理解し信頼に足る人物だと確信しており、主人公が呪いの影響で詳しいことを話せない状況だったにも拘わらず、主人公を信じ戦争を止めるために共に同行することになる。

暗夜篇や透魔篇ではエリーゼとの交流の場面が見られる。

年下ながら快活なエリーゼが大人しいサクラを引っ張る形になることが多いものの、支援会話では最初から割と仲が良い。ちなみにサクラは暗夜王族を「王子」「王女」と呼ぶ兄姉たちと違い、暗夜王族のことを全員「さん」付けで呼んでいる。

白夜篇では主人公に構われる自身に対して、エリーゼに少々嫉妬されてしまう場面もある。

本人曰く、道具屋の店員は性に合ってるらしい。実際に巫女・戦巫女の時は杖使用者ボーナスとして杖が安くなるのでお得。アクセサリー「道具屋の証」を持たせると良いだろう。直属の臣下は完璧主義の天馬武者ツバキ、幼馴染でもあるカザハナ

DLC「絆の白夜祭」での各子供との会話では、あまり前線に出過ぎないよう子供から気遣われることが多い。またサクラの心優しい一面や子供によっては甘味好きな一面が受け継がれている。

TCG『ファイアーエムブレム0』では「仁愛の戦巫女 サクラ」として登場。サイン入りが低確率で封入されている。第3弾ではアーマーナイトになっている。

余談だが、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のカムイ参戦ムービーでは兄王子たちやエリーゼとともに実況役として登場。

カムイをフォローするセリフが多い中兄様が、姉様になってしまわれました!といったカオスなセリフも。

ユニット性能

初期兵種は「巫女」。過去作で言うシスターに相当する。

但し従来のではなく祓串を使って回復させる(ちなみに杖も普通に使用できる)。

回復系の祓串(春祭etc.)は回復系の杖(ライブetc.)と違い、回復量は少ないが射程1〜2まで届くという特徴がある。

なお、両兄弟の中で唯一カミラとは支援を組む事ができない。透魔篇では仲良くしている場面が見られるのだが。

主に幸運が伸びやすく、次いでHP・魔力が伸びやすい。

反面力・守備・魔防の伸びは頼りないが、巫女及び戦巫女の成長傾向のおかげである程度フォローは効く。

序盤に加入し、ほぼ同じポジションにあるエリーゼよりも平均的な育ち方をするため、パラメータだけでいえばどころかさえ超えてしまう可能性もある。

そのためこの人の再来ともいわれ「サクラオウ」というあだ名がつけられている。

但し初期兵種のままでは自分から攻撃する術がなく、武器制限が撤廃された本作でも杖は制限がある為なるべく多めに杖系統を持たせてレベルを上げ、クラスチェンジをさせよう。

幸い祓串は杖よりも射程が長く、それだけ活用させやすい。サクラは武器を持たない関係上、反撃できない弓兵以上に敵に狙われる確率が高い。そのため、近寄りすぎずに回復できるメリットは大きい。

遭遇戦ではダメージ床が配置されたMAPがあるため、レベル上げは容易なものとなる。

固有スキルは、周囲2マス以内にいる味方の被ダメージが-2になる「小さな声援」。

姉・ヒノカの固有スキルとは対の性能を持つ。

クラスチェンジ先は呪(魔法)と祓串を使う陰陽師か、弓と祓串を使う戦巫女。

能力の傾向から陰陽師向けではあるのだが、陰陽師は杖の制限がBという落とし穴が存在している(後半の切り札となる大祭は杖Aレベルが必要)。

杖がSまで成長するバトラーのジョーカーやメイドのフェリシアを育成していれば、使い手としては充分なのだが、実際は杖の専門職であるサクラの武器レベルの方が上だと思われるため、悩みどころ。

また本作は弓が強く、力の低さを威力で補える為、戦巫女の選択肢も十分ある。特に透魔篇では魔力依存のシャイニングボウが購入できるため、主戦力に食い込める。シャイニングボウは必殺が発動しないデメリットがあるが、直間両用武器であり魔力が高いサクラは活かしやすい。そのためシャイニングボウで並み居る敵を射落とす姿から「シャイニングサクラ」の異名がついた。白夜篇では相当な戦闘実績(約275回のキャッスル戦が必要)を求められるが、狙うだけの価値はある。

また戦巫女の衣装は、サクラのみ専用モデル(ミコトと同じもの)になる。

パラレルプルフでは天馬武者になれる。

そのまま聖天馬武者になれば元々使えていた杖も使用できるうえ、神雷の薙刀を装備できるようになればシャイニングボウに匹敵する火力で攻撃することができる。

白夜では歩兵が多く、ロッドナイトのような機動力のある回復役もいないため、移動距離が延びるメリットも大きい。

難点としては弱点特攻が2つも増えるということ。同じ天馬武者のヒノカは槍術師にしても強いため、天馬の役を交代させるのも1つの対策方法として有効である。

バディ候補はヒノカ(天馬武者)、アクア(同左)、カザハナ(侍)、エリーゼ(ロッドナイト)の4人。

パラレルプルフで天馬武者になれる関係上、ヒノカとアクアは除外となるため、候補としてはカザハナかエリーゼ(透魔編限定)となる。

カザハナの場合、「流星」や「死線」などダメージを増強させるスキルを習得できるが、戦巫女でのメインウエポンになるであろうシャイニングボウは、流星などの奥義・必殺が発動しないため、物理攻撃の弓を扱うか、(意外と伸びる力を捨てることにはなるが)魔法をメインとする陰陽師で運用する必要がある。

エリーゼの場合は、「深窓の令嬢」「戦闘指揮」といった味方を援護するスキルを習得できる。メイン武器が弓または魔法ということもあり、サクラを最前線に出すことはまずないため、こちらの方が有用か。

彼女の名を冠した「サクラの小祓串」は、残念ながら春祭の完全下位互換であり、差し置いて使うことはまずない。

暗夜篇での彼女の名を冠した章「白夜王女サクラ」はタクミ、ヒノカ、ニシキに次ぐ鬼門の一つである。可愛いからと甘く見ると痛い目に合うのでじっくり考えたい。

外部出演

ファイアーエムブレムヒーローズ

慈しみの巫女 サクラ

属性
兵種杖/歩行
武器フィアー+
補助リブロー+
奥義静水の祝福
C守備の鼓舞3

初期から登場。

ステータスは守備がやや低い以外はバランス型。サクラに限らず杖キャラは基本的にサポート向きであるため、あまり前線に立たすことには向いていない。

しかしスキル継承や武器錬成で魔改造すればかなりの強ユニットに変貌する。基本的に弱点を突かれない無属性であるため魔法キャラの壁役としても運用できる。

内気な猫又 サクラ

属性
兵種暗器/歩行
武器猫の暗器+
奥義氷華
A明鏡の構え3
Bキャンセル3
C暗器の技量3

2017年11月からの超英雄でサクラ初。

通常版とステータスを比べると速さと魔防は上がっているがHPと守備は下がってしまう。

猫又の暗器は貴重な魔法特攻。魔防が高く、明鏡の構えもあるので激化レイヴン以外には対処しやすく、当時は魔法キラーとして活躍が期待できる。

しかし攻撃の低さは据え置きで魔法以外ではダメージを与える事は不可能。守備もそれ以上に紙耐久なのでほぼ一撃で倒される。

ちなみにプロフィールによるとお菓子をもらえなくてもおとなしい性格により悪戯に踏み切れないとのこと。

温泉の巫女 サクラ

属性
兵種杖/飛行
武器孫の手+
補助リブロー+
奥義業火静水の祝福+
B神罰の杖3
C速さの開放3

2019年1月からの温泉版の超英雄。

通常版とステータスを比べると攻撃は上がるが得意の魔防は大幅に下がってしまった。

「孫の手」は1ターン目開始時のみ自分を除く最も攻撃が高い味方の奥義発動カウント-1にするサポート能力。しかし1ターン目しか発動出来ないのがネックでそれ以外は効果の価値がなくなる。嫌な場合は別の杖武器に継承する方がいい。

ファイアーエムブレム無双

if(白夜)の代表として、他のきょうだいと共に参戦。

クラスは巫女→戦巫女。ただし原作とは違い、巫女の時点で弓を使える。

他のきょうだいと同じように専用武器が設定されているが、それがなぜか「破魔矢」になっている(原作で彼女の名を冠した武器が「サクラの小祓串」だからだろうか)。もちろん祓串(杖)も使える。

弓と風を利用した多彩な技で広範囲の敵への攻撃を得意とし、無双シリーズの弓キャラによく見られる矢の雨を降らす攻撃もある。強1は溜めると性能が変化し、最大まで溜めて攻撃すると相手のスタンゲージ(金色)を誘発する効果がある。ただしスタンゲージを自ら誘発する手段が覚醒中やデュアルアタックを除くとこれしかないため、強敵の戦闘では相手の攻撃の隙を待つことになりがち。

覚醒奥義は味方の弓使い軍団(幻影兵?)を召喚し援護射撃で一斉攻撃するという独特な攻撃を行う。

ちなみに、奥義を除く全ての攻撃の性能はタクミアンナと同じ。

タクミと比べると力や技で劣っているが、こちらは魔力と魔防で勝っている。力の伸びも決して悪くはないが、それでも力<魔力なのでリズと同じように「物理魔法反転」の特性がついた武器で戦った方が威力は出る。こちらは祓串による回復もできるので、攻撃特化のタクミとの差別化をそれほど意識する必要はないだろう。

余談

サクラを演じた金元寿子氏は2018年夏頃から翌年の3月まで海外留学のため休業していたため、超英雄で登場した「温泉の巫女 サクラ」は休業を発表した2018年5月26日以前に収録されたものと考えられる。そのため、そのものが大分前から企画・収録されていたネタであることが窺える。

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