※この記事は第7シリーズの第146話(めざせポケモンマスター第10話)のネタバレが記されています。未視聴の場合は閲覧注意。
概要
「サトシとラティオス!」とは、テレビ東京系列局等で放送されているアニメ『ポケットモンスター』の第146話(「めざせポケモンマスター」の第10話)として2023年03月17日に放送された回である。
「何故ラティアスがこれまでサトシ達についてきていたか」の理由が判明する回。
冒頭から劇場版タイトルアバンに使用されるBGMを使われていたり、バトルの演出に力が入れられていたりと、最終回直前にふさわしい内容になっている。
あらすじ
サトシとピカチュウの前に、再びラティアスが姿を現す。
ラティアスの「ゆめうつし」でサトシたちが見たのは、ラティオスに襲いかかるポケモンハンター!
ラティオスを救うため、ラティアスとともに向かうサトシとピカチュウたち。
果たしてラティオスを救い出すことはできるのか!?
ラティアスとラティオスの行方
※以下、ネタバレ注意
「ゆめうつし」によって何とかポケモンハンター(以下:ハンター)から逃げ切って洞窟に潜んでいたラティオスを無事に見つけることが出来た一行だが、ハンターの攻撃によって人間不信になってしまっていたラティオスに攻撃される。
ラティアスとピカチュウが必死に説得している最中、一行の後をつけていたハンターが現れる。
サザンドラの猛攻に応戦する一行だったが、ラティアスがハンターが持つ石化装置によって固まり、捕らえられてしまう。
興奮するラティオスを説得し、一緒にハンターを追いかけるが、ラティオスが飛行しにくい岩場に誘導される。
(ラティオスが飛ぶスピードはジェット機並みであるため、小回りが利きづらい。)
ラティアスがさらわれたことで頭に血が上っていてまともに応戦出来ないラティオスは、再びサザンドラの攻撃にさらされてしまう。
ラティオスの想いを汲み取り、ハンターを許すことが出来ないという思いをラティオスにぶつけたサトシは即席タッグを組んでサザンドラにポケモンバトルを挑むことを提案する。
サトシの説得を理解したラティオスは、共にサザンドラに挑むことを決意し、見事に撃退した。
それでも諦めないハンターだったが、ジュンサーさんがきたことでようやく観念し、一件落着となった。
ハンターの脅威から解放されたラティアスとラティオスは一行と別れ、自分達が安心して暮らせる場所を探しに旅立った。
その光景をみたサトシも自身の故郷に帰ることを決意するのだった…。
その後、ラティアスとラティオスは旅の途中で、彼(彼女)達を守り神として祀る水の都「アルトマーレ」に立ち寄り、その光景をとある少女は微笑んで見守るのだった。
ゲストキャラクター
第1話で傷を負っていたところをサトシに助けられ、以降も彼の冒険を見守ってきたポケモン。
ラティオスと共にポケモンハンターに狙われ、逃げている最中に負傷していたことが今話で判明した。
今もなおハンターに狙われるラティオスを助けたいと願っている。
ラティアスと対になるポケモンであり、共に行動していた。
ラティアスと共にポケモンハンターに狙われており、自身が一手に引き受けることでラティアスを逃がした。
現在も狙われているため、逃亡生活を送っている。
(CV:遊佐浩二)
金儲けのためにラティ兄妹を狙うハンター。
相棒であるサザンドラの他に、「命中したポケモンを石化させる光線銃」を持っている。
(「空飛ぶ600族」と「石化光線銃」という組み合わせは、過去作に登場したこの人物と共通点があり、オマージュしていると思われる。)
当初はサザンドラの猛攻や石化光線銃の脅威でサトシ達やラティオス達を追い詰めるが、最後は返り討ちに遭い、警察に捕まった。
余談
終盤はなんと『水の都の護神ラティアスとラティオス』の舞台アルトマーレと、ゲストキャラクターとしてカノンと、映画の個体に該当すると思われるラティアスが登場。映画の設定が本編に導入されたのは以前からあるが、特別版である『ミュウツー!我ハココニ在リ』を除けば、映画のキャラクターがアニメ本編に「明確に」登場したのはこれが初であり、視聴者達にとってサプライズな出来事であった。
遊佐氏がアニポケに出演するのは実に22年振りで最後に出演した時の話数は無印の146話(ムサシのソーナンス初登場回)で久しぶりの出演も新無印の146話である。
遊佐氏はサトシが初めて6VS6のフルバトルをしたキャラ、オレンジリーグのヘッドリーダーであるユウジを演じた事もある。
ちなみに直前にはポケモンマスターズでアクロマ役に抜擢されている。マッドサイエンティスト風な衣装に特徴的な髪型がやたらと似ていると話題になった(但し口調は正反対)。
本話の末尾で行われた最後の次回予告では締めの台詞がお決まりの「みんなもポケモン、ゲットだぜ!」ではなく、「ピカチュウ! ずっと、一緒にいてくれよな」だった。