cv:木村珠莉
概要
種族はキャスト。ただし、人格の入れ物として生まれる従来のキャストではなく、最初から機械の身体を持つハイキャストと呼ばれるタイプ。要はサイボーグとアンドロイドの違いである。
シャオの仕事をある程度代行するために生み出され、プレイヤーの所属するアークスシップのメインコンピューター兼艦長を務めており、シャオや総司令となったウルクの指示をプレイヤーに伝えたりサポートしたりする役目も担っている。当初は主人公の専属オペレーターだったが、後に守護輝士の専属になったためマトイの方も担当している。
因みに人格ベースはウルクが基なのだが、機能の一部を受け継いだのはシオン(Xion)・シャオ(Xiao)の方なので名前の綴りは「Xiera」が正しい。
彼女の言からは他にも同様のハイキャストが各アークスシップに一人以上居るような事が語られていたが、出番は皆無であった。
人物像
見た目はすぐにキャストとわかるようなデザイン(目がキャスト特有のものだったり、耳がインカムを模した機械パーツになっている。また、ボイスにもキャスト特有のエフェクトがかかる)になっている。首から下はパーツを使用しておらず、旧式の「ナビゲータードレス」ではなくEP4から配信された「フロンティアリード」一式を着用している。
最初から成人体として生まれたことがちょっと自慢。しかし実質稼働時間(=実年齢)が2年のため新しいこと、特にプレイヤーと繋がった地球社会に興味津々など、子供っぽい所が目立つ。陰険メガネことカスラに未整理のデータの山を投げつけられた際は盛大にテンパっていた。
お仕事中はメガネを掛ける。キャストなのに。
七夕での願い事は歌ったり踊ったり、一般的な娯楽を楽しみたいというもの。生まれてからずっと艦橋以外の場所に出向くことがほとんど無く、プレイヤーがコールドスリープから覚めるまでは基本艦橋で一人ぼっちだったため、他者とのつながりや人並みの娯楽に飢えている節がある。
…それ故にアルやヒツギ達が艦橋にいる間は、アルに存在意義を問われるほど情報収集の名の下に駄弁り倒していたようである(一応並行処理で他の仕事もこなしているので問題ない)。
EP5ではシャオが艦橋で演算しているお陰で外出許可をもらえた。アークスシップ内限定で並行処理をしながらではあるが、ショップエリアですら生で見るのは感動的だったらしく、プレイヤーとマトイがあきれるほど上機嫌だった。
なお、リサに遭遇した時には観察眼と洞察力で嘘を見破られ「シップ内なのに命の危機を感じました」とこぼしている。
2018年5月9日配信のサブストーリーでは、万年カップル以上夫婦未満のゼノ・エコーが結婚に至るキッカケを作っている。直球に聞くのってやっぱり大切だね。
ゲーム内では
ゲームを始める際にプレイヤーの環境(ストーリーの進行とそれに合わせたアークスシップ内部の様子)をEP4に設定していると、クエスト中のオペレーターに彼女が登場する。その他、EP4におけるストーリーをすすめるためのツール「ストーリーボード」の管理などを担当するのも彼女。
プレイ中に新しいストーリーが開放されるとアークスシップ内にいる時に通信でプレイヤーにお知らせしてくれる。この時、プレイヤーはその場でストーリーをすすめるか、そのままストーリーを保留してプレイするかを選ぶことができる。ストーリーを進めるを選ぶと、自動で彼女のいるアークスシップ艦橋にブロック移動し、ストーリーボードをすすめることができる。
EP6が配信された際にはログアウトを介さずに艦橋でEP4~EP6のストーリーボードの切り替えを担当してくれる。
「しまむら」とのコラボ第2弾で、ヒューイと共にしまむらでの店内ナレーションを務める事になった。
「そう!これは将来のためなんです!!」
前述の通り地球社会に強い興味を示しており、情報収集と称してヒツギの私生活をしばしば覗く。特にヒツギたちの入浴シーンは思わずオペレーター席から身を乗り出す始末。
自重しろ。
なお、量産性を考慮しある部分が人格形成のベースになった人物と異なることについて異論を申し立てているがシャオには聞く耳持たれないどころかカウンターでお叱りを頂戴し、「こうなることは演算済みでしたよぅ・・・。」とべそをかきながらボヤいていた。
尤も、多くのプレイヤーがどう転んでも碌な結果にはならないことを察していただろうが・・・。
やっぱり大きくするのは量産コストが掛かってしまうのだろうか。
…かと思ったら、後に巨乳のハイキャストシリーズが登場。2020年の七夕の短冊に「私も胸が大きくなりますように!同じハイキャストなのに!リュドミラさんだけ、ずるいです!」と心情を吐露していた。
全てが終わったのち、「今後のため」と称してまたまたヒツギたちを覗く。しかもわざわざその為の技術を開発し寮の大風呂(男湯・女湯両方)にヒツギやエンガらが入ったタイミングを狙って。だから自重しろっつ~に。
このせいで「クソエロオペ子-NT」なんてあだ名が一部でついた。
また、これ以外にもドラマCD「シエラ'sリポート」ではエンガらの夏休みの合宿も覗いていた様子。
なお、2018年のバレンタインイベントではフルと結託してオークゥとエンガの恋愛を後押しするべくアークスシップに招待。
ドラマCD版では
ミニドラマCD「ヒツギ覚醒編」では、シエラが誕生した当時の様子が描かれている。当初は感情に希薄で言葉遣いも固く、シャオを造物主と見ているため様付けで呼んでいた。しかしシャオ自身が「僕と対等のものを創った」「シエラとアークスの皆でアークスシップを守る。どちらが上とか下とかじゃない」と教えた。そして「底抜けの明るさと冷静な分析力で、守護輝士の二人を支えてほしい」と願いを託した。これを受けたシエラは、そんな二人は束縛した方がいいと答えたものの、その後のシエラが二人にどう接したのかは見てのとおりである。
実はシエラたちが創られた真の理由は、シャオになにかあった時のためのバックアップのためであった。
新世界・オメガにて
アルマの助けを借り、主人公と共にオメガへ。そこでオメガの影響を受けたことによりティンカーベルを彷彿とさせる妖精の姿に変化、プレイヤーを導く。
このコスチュームもACスクラッチ配信されている。
バスタークエストでもサポートをするようで、魔神城の城壁破壊が不十分な場合には必要な破界鎚(バスターパイル)を用意してくれたり、魔神城の攻撃タイミングを延ばして破界塔(バスタータワー)への攻撃を遅らせてくれるらしい。
2018年ハロウィンイベントにて
ショップエリアには前年に登場した幻創アークスのマトイ、そして何者かに具現化されたシエラが登場。
使用武器はランチャーでクラスはRa/Gu、性格はさびしがり屋。
前年のクリスマスに登場した幻創パティエンティア同様に早い段階で本人と(通信越しではあるが)顔合わせをすませる。
シエラ本人の具現…と思われたが、どうも違うようでハロウィンを楽しみながら具現の犯人探しをしていく。
本人との区別の為に「マジカル★シエラ」を名乗る。オートワードには端々に☆を多用しており、なんかウザい。
ちなみにオーダーで彼女らの作ったお菓子を渡し、その感想を聞き込むモノがあるのだが…その前に要求された材料の納品にはマンゴーと…何故かワサビとシャコが。
マトイはショコラマンゴータルトを作り好評、シエラはシャコとワサビでパイのような何か(12匹のシャコが揃って顔を出している)を作り不評(医師の診断書付き)をかっている。
なお、真相はシエラから前年の幻創マトイの話を聞いたシャオによる具現であった。シエラへのプレゼントのつもりらしいが、当の幻創シエラからは「プレゼントなら本人にしてあげてくださいよ、何なんですか!」とぼやいている。
これ以外にも2017年のクリスマスにはパティエンティア(のコスチューム)、2020年ホワイトデーにはキョクヤ(本人のホワイトデーを軽視する発言にカッとなって)、2020年夏期にはマトイ・ヒツギ・ハリエット(激戦の中の守護輝士を労おうとして+ウォパルで水着で遊んでいるアークスを見た際の雑念)の幻創体出没のきっかけとなっている。
…こうもしょっちゅうだと便利な舞台装置として使われている感があるが。
挙げ句の果てには2020年クリスマスに各エピソードの大ボスであるマザー・エルミル・終の女神シバの幻創体も彼女がトリガーとなり出没する(クリスマスの歌を聴いて妄想しながら過去の交戦データを整理中に混ざって具現化)始末。シャオが演算作業中は外界とシャットアウトしていた理由が窺える。後にシャオから罰としてこの騒動に関するレポートを一夜漬けで提出するように言われた。