ジャックウサギ
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じゃっくうさぎ
北アメリカにいるウサギの一種である。
ジャックウサギとは、ウサギ科ノウサギ属のうさぎの総称である。
英語ではjack rabbits(ジャックラビット)と呼ばれる。
体長40~65㎝、尾長3.5~7㎝、耳長12~20㎝、体重3~5kg。
北アメリカを中心に砂漠地帯、低木地、そして農場等の乾燥地帯に広く分布する。
夏は暑く、冬は寒い乾燥した草原に棲み、夜行性で日中は草むらに潜み、夜に活動する。
耳は他のノウサギ類に比べてかなり大きくて長く、約20㎝にもなる。他のノウサギ類同様足は長く、時速64kmにも達し、ジグザグ走行でコヨーテ等の天敵から速く走って逃げることが出来る。
このジャックウサギという名前は、その大きな耳にちなんで名付けられたが、当初一部の人々はそれを「ジャッカスラビット」と呼んだ。アメリカの作家マーク・トウェインの著書「西部放浪記」にこのウサギが「ジャッカスラビット」として登場し、その存在が一躍脚光を浴びた。これが、後に「ジャックラビット」と短縮されたのである。
現代では放牧地の拡大により、家畜が草を食べることによって茂みがなくなったため生息地が減少している。ニューメキシコ州における調査では1971年~1981年の10年間で本種の生息地域は50%に減少していて、絶滅の危機性が高まっている。
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