経歴
ポジションは投手、右投右打。
高校卒業後2008年にMLBドラフトでテキサス・レンジャーズ入り。マイナーリーグを経てサンディエゴ・パドレス移籍後の2012年にメジャーデビューを果たした。
2015年はロサンゼルス・ドジャース、2016年はシアトル・マリナーズでプレーし、MLB実働4年で先発として12試合に登板、1勝6敗を記録。
2017年・18年はNPB・横浜DeNAベイスターズでプレーした。直球の最速はおよそ152km/h。変化球は約122km/hのカーブ、約135km/hのチェンジアップを投げる。ベイスターズ時代でも先発投手として起用され、2年間で通算14勝を記録。
2019年はKBO・起亜タイガースでプレーし、同年オフ退団後はMLBに戻ってシカゴ・カブスとマイナー契約を交わしている。
エピソード
指名打者制度がないNPBのセ・リーグでは当然投手も打席に入るわけだが、投手としては打撃センスが非常に高く、公式インタビューで「投げるよりも打つほうが好き」という心情とバットのこだわりを語るほど。「代打で使いたいぐらい、打席での構えが非常に良い」とアレックス・ラミレス監督も評価しており、彼が登板するたびに普段の「9番打者・投手」ではなく「8番打者・投手」でスタメン起用される契機となった。投手交代する際に打席が回ってくる場合、「彼を打席に立たせてから交代する」というラミレス監督の采配が何度か行われた。2017年オフには投手なのにバットがスポンサーから供給される契約が成立。
- 特に広島東洋カープ戦では相性が良く、2017年には3本塁打を打ち13打数7安打(打率.539)の記録を残した。2018年に放った1本塁打は中日ドラゴンズ戦から。
- 2017年10月1日の広島戦では5回10被安打7失点の大炎上を喫するも、逆転3ラン含む3打数3安打4打点を記録して勝ち投手になっている。
- 2018年8月3日の広島戦では、その前日に先発投手として登板したにもかかわらずラミレス監督の発案で代打要員として控えており、当日の延長戦で野手が(控え捕手の)伊藤光しかいなかった11回裏に実際に代打として出場、四球を選んで倉本寿彦のサヨナラ打による勝利に貢献している。
- 投手が自らの打撃で打点を稼ぐ「自援護」(ジエンゴ)ぶりから、なんJ界隈では防御率から打点分を差し引いたウィーランド式防御率という指標が作られた。