ソルダートJ
そるだーとじぇい
「今の私はソルダートJ。ピッツァという名は捨てた」
CV:真殿光昭(No.J-002、J-019含め)
ソルダートJ
三重連太陽系『赤の星』の指導者『アベル』によって製造された対原種用決戦兵器のひとつである生体サイボーグ戦士。独語の『戦士』の意。『同星系 緑の星』で抗体を基に産み出された『Gストーン』を解析して開発された『Jジュエル』が左腕に埋め込まれており、そのエネルギーを力の源とする。
マフラーを利用した単独飛翔能力と、白兵戦用閃光剣『ラディアントリッパー』を武器とした高い戦闘能力を持ち、『ジェイアーク級』超弩級戦艦とフュージョンし、『メカノイド』として戦闘に参戦出来る。「機界31原種の殲滅」の使命を第一優先としているが、あくまでも対原種対消滅兵器である『アルマ』をあらゆる障害から守り、排除して『原種核』の喉元まで送り届ける為だけの存在である。この為に、裏切り防止の抑止力として体内には『Jジュエル』の制御を統制する凍結コマンドを内蔵され、守るべき『アルマ』にだけ『主従の盟約』として託されており、指令ひとつで機能が低下する。
生体コンピュータ『トモロ』や、『ジェイアーク級超弩級戦艦』共々31体製造された(アルマ、J、トモロの一組で原種一体を消滅させるというのが本来の計画である)。『三重連太陽系』に於ける戦闘では、これらの存在を脅威と見なした原種側の先制攻撃に『赤の星』の防戦態勢の整備が対応しきれず、早々に軍団の制御を司る『トモロ』が『ゾンダリアン』化、更には対原種の切り札にして守るべき対象であった『アルマ』もその殆どが『腸原種』の『マイクロブラックホール』の餌食にされる。これにより本来の力を発揮させられず、その身ひとつで原種と戦う事になり、与えられた使命を果たせぬまま、空中庭園での決戦では残存勢力と共に対決するも撃破は未遂に終わる。
それでも、この闘いのダメージで原種は『蒼の星 地球』襲来に際して先遣隊との合流を遅延させ、間接的に一矢報いる形にはなった。
No.J-002
「どうだ?空はいいだろう・・・」
『ソルダート師団』の生き残りで『機界四天王』のひとり『ピッツァ』本来の姿。東京決戦に於いて『パスダー』に反逆、火の鳥と化して空で燃え尽きる寸前に覚醒した『戒道幾巳』により『浄解』され本来の己の姿と記憶を取り戻す。その後、同じく命尽きる寸前だった『ペンチノン』を生体コンピューター『トモロ0117』として取り戻し、共に『ジェイアーク』を駆り、真の使命である原種との戦闘に身を投じる。
「三重連太陽系一の戦士」と称されるが、これが『ソルダートJ』全体を指しているのかJ-002個人を指しているのかは劇中の描写からは読み取れない。
上述の通り呼称呼称は個人名では無いのだが、劇中彼しか登場しないので主に「ソルダートJ」や「J」と呼ばれている。個人の識別名である「No.J-002(ナンバージェイダブルオーツー)」という呼称は過去を知る一部の者にしか呼ばれる事は無い。
空を愛する誇り高き戦士であるが、使命の達成と戦い以外にはほぼ無関心であり、共通の敵を持つにもかかわらず『GGG』側と対立する行動を取るなど協調性に欠ける面がある。また、凄まじく大雑把な性格で、『宇宙生物ポゲチュウ』を「丸煮込みか?」の一言で食そうするなど、色々と無頓着な人物である。『ゾンダリアン』化や『寄生生物フシギダニ』に意識がパッパラパーにされても防疫体制は他の戦士より復帰する度に増している。
前述のとおり一組扱いとして製造された為か『アルマ』や『トモロ』に対しては仲間としての特別な情を持っていると思しき面も見せている。『浄解』を受けた後も『ピッツァ』時代の記憶は残っており、『獅子王凱』に対するライバル心も変わらない。仮面に覆われ素顔が隠れているが、優しい瞳の持ち主である。
No.J-019
『J-002』以外に生存が確認された『もうひとりのソルダートJ』。『赤の星』での決戦に敗れた後、『ペンチノン』の勧誘で『ゾンダリアン化』した『J-002』とは異なり、破壊されることなく運良く生き延びた個体であり、生存の経緯が異なる。
その容姿と個体識別ナンバーの元ネタはサイボーグ009の登場人物ジェット・リンク=002。
彼の特徴である長い鷲鼻が反映されたのは、『凱』の兄という初期案の名残り(凱の父・麗雄も鼻が長い)。回想に登場した『ソルダート師団』は全員が一様な容姿と声をしていたが、これは地球人から見れば見分けがつかないというだけであり、彼らの間ではちゃんと個人が識別できるだけの個性があるらしい。
スーパーロボット大戦シリーズ
『第3次α』『W』『BX』『T』『30』に登場。『BX』のみ、条件を満たさないと(FINALが参加していないため)Zマスター戦で永久離脱してしまうが、『T』ではFINALは出ていないが離脱もしない。
FINALの参戦している『第3次α』『W』では原種編で時々スポット参戦。Zマスター戦で離脱した後、ソール11遊星主戦で復帰し以降は離脱しない。いずれの作品でも原作よりGGGやプレイヤー部隊に協力的。なお、『W』では自身の「J」の意味について本人も知らない(しかも振られるまで考えたことがなかったらしく、(そう言えば、私も知らん…)と考えている)という珍場面を見ることができる。
『30』では「覇界王」の設定で登場し、最初は敵として相対する。