概要
イギリスのホラー小説家、ブライアン・ラムレイ作のクトゥルフ系ホラー小説。
全6巻。
まずはじめに言っておく、一応はクトゥルフ関連のホラー小説シリーズである。一応は。
・・・では、あるのだが。
その実態は。
あらすじとしては「邪神に立ち向かう人間」という、オーソドックスな構図である。
しかし。
その内容が実に紳士的というか半端ない。
- 人間が旧神の石を量産しちゃう
- 超能力を使って邪神の場所はおろか考えていることまで探っちゃう
- クトゥルフが寝ているところに核爆弾をプレゼント☆
- 運命の絆で結ばれた美少女(緑目緑髪)とイチャイチャしてみる
- 主人公・タイタスとヨグ=ソトースが一対一でガチバトル♪
- ついでにタイタスがサイボーグに改造されて完璧超人のスーパーマンに華麗にHEN☆SHIN!!!
しかしこのシリーズが最初に世に送り出されたのはなんと1970年代。英国紳士、パネェ。
日本人といいイギリス人といい、島国の人間はSAN値がマイナスの方向にも対応しているとしか思えん。
或いは邪神たちもフォースの英国面には勝てなかったということか!?
キャラクターとしてのタイタス・クロウ
本シリーズの主人公。
…のはずなのだが、上記の通り美少女と恋愛したり旧神と殴りあったり挙句の果てはサイボーグ化されて若返ったりとやりたい放題である。
設定盛りすぎとか俺TUEEEとかそんなレベルすら超越している。
なお、繰り返すがタイタス・クロウ サーガは1970年代の作品である。
B・ラムレイ「キサマ等の居る場所は既に――我々が50年前に通過した場所だッッッ!!」
ということなのだろう。
余談
主人公の「タイタス・クロウ」は、斬魔大聖デモンベインの主人公(大十字九郎)の名の元ネタである。
ちなみにデッキ破壊で有名なバトルスピリッツの青属性スピリット英雄巨人タイタスは彼(とギリシャ神話のタイタン)が元ネタであり、前述のタイタスの経歴通り、スーパーマンみたいな外見をしている。
混ぜるな危険
英国面が滾っているところにフォースの東洋面をぶち込んだ結果。
まぁ、そうなるな……