概要
和名 | タケオオツクツク |
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学名 | Macrosemia pieli |
分類 | 半翅目 頸吻亜目 セミ上科 セミ科 セミ亜科 ヒグラシ族 カレイゼミ属 |
体長 | 4~5cm |
全長 | 5~7cm |
分布域 | 中国(浙江省以南)~ベトナム |
幼虫期間 | 約5年 |
成虫の出現期 | 7月上旬~9月下旬 |
鳴き声 | グイィィィーン ギリギリギリィ… |
セミの一種で、クマゼミ程のサイズの巨大ツクツクボウシの様な姿の大型のセミ。日本では外来種である。
竹林に生息し、幼虫・成虫共にマダケやモウソウチクなどの竹の汁を吸うという、日本のセミには見られない生態を持つ。
夏の日没前後5~6時の間に、チェーンソーや金属加工音に似た大きな声で合唱する。
本来は中国に分布するのだが、2010年代に埼玉の竹林で聞き慣れないセミの声がするとの情報から調査が行われ、2016年に日本での定着が確認された。
現在は埼玉県、神奈川県、千葉県、愛知県などの竹林で見られ、現地での個体数も多い。
日本への侵入経路は中国産の竹箒と考えられており、実際に竹箒から卵が発見されている。
外来種だが、竹林に生息する為に在来種のセミとは生息域があまり被らず、生態系への悪影響は現状低いとされている。
幼虫は食べると美味しい。
関連タグ
同じく中国産竹箒に付いて日本に侵入した外来種