概要
学名は「Megapomponia」。
オオヒグラシ属とも呼ばれる。
世界最大のセミを含んでおり、テイオウゼミと言うとその種を指すことが多い(後述)。
種としてのテイオウゼミ
マレーシアに分布する大きいもので体長80㎜、羽を広げると200㎜を超える世界最大のセミ。
学名は「Megapomponia imperatoria」。
山間部に生息し、夜間にも活動するため灯火に集まったところを採集できる。
鳴き声はウシガエルや電動髭剃り機に例えられる低くけたたましい音で風情の欠片も無いことで知られる。(外部リンク)
生きている状態での体色は赤いが、死ぬと色あせてオレンジ色になる。
主な他の種
海外のセミには和名がつけられていない種が多く、本属にも学名のみで呼ばれている種が複数存在する。
クロテイオウゼミ(M merula)
ボルネオに分布。
テイオウに次いで大きなセミで、やや黒みが強い体色をしている。
ヒメテイオウゼミ(M imperatoria)
タイに分布。シャムテイオウゼミとも。
テイオウ、クロテイオウよりも小柄。
新甲虫王者ムシキングでのテイオウゼミ
2016 1stより参戦。属性はチョキ、レアリティはSSR。
おたすけ技は「黄昏時の凱歌」。特殊な効果こそないもののチョキで勝つと追撃(直接攻撃)、1ラウンド2回まで発動できるという強力さもさることながら火力がえげつなくチョキが必殺でないムシでも場合によっては100以上ものダメージを与えることができ、瞬く間に環境入りを果たした。
他のチョキ属性のSSR昆虫はそもそもチョキで発動しない、チョキでも発動するがあいこ後だったり体力半分以下だったりと、無条件でチョキで発動するものがいなかった点も、テイオウゼミが重宝された理由の一つ。
激闘、超神化でもステータスを攻撃寄り、テクニック寄りと性能を変えて登場。これによりプレイヤー間で無印、激闘、超神化のどれが強いかの議論が巻き起こりにわか知識を晒す者が出たりトラブルに発展することも多々あった。
結局のところ言ってしまえばどれもそれぞれの長所、短所があるのだが。
特に無印の最大値個体は稼働終了まで猛威を振るった。
なおカードの「生まれたところ」にはミャンマー、タイ、マレーシアと書かれているが本種はマレーシアの固有種である。
更にこれはゴホンヅノカブト、ノコギリタテヅノカブト等にも言えることだが、体色は死後に変色したものとなってしまっている。