概要
全長40~70㎝。
南~東南アジア、オーストラリア、ニューギニア、ポリネシアの森林、熱帯雨林、ユーカリ林、草原に生息。
シチメンチョウを小型にしたような体つきをした地上性の鳥類のグループで、脚が大きくて強いのが特徴。羽色は暗褐色や黒色のものが多い。
ツカツクリの巣の秘密
普通鳥は卵を自分の体温で温めて雛を孵す。ところが、ツカツクリ類は決して自分では卵を温めたりはしない。ツカツクリ類の雄は、雌が産んだ卵に、落ち葉や枝、砂、土を被せる。葉や枝は発酵して熱を出す。雄は嘴を塚に刺して舌で温度を計る。中が熱くなければ砂や土を取り除き、低ければ砂や土をかき集めて温度を上げる。
雛は孵化した時から既に空を飛べたりと、自分の力だけで生きていけるため、親鳥の世話を必要としない(親鳥も、雛の誕生を見届けたり、雛の世話をすることは絶対にしない)。
主な種類
- ツカツクリ
- セレベスツカツクリ
- ヤブツカツクリ(メイン画像)
- クサムラツカツクリ
関連動画
ヤブツカツクリの塚
クサムラツカツクリの塚