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ツモリガン

つもりがん

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。
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概要編集

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC20巻収録「ツモリガン」。

型のひみつ道具。この銃で人を撃つと、撃たれた相手は眠ってしまい、これからしようとしていたことをで見て、本当にしたような気になる。

撃たれた相手は自分が夢を見ていた自覚は無く、のび太が自分に対して使用した際も「(夢だと分かっていても)本当にやったみたい!」と言っている。


余談編集

このエピソードでは、射撃の天才であるのび太に対し、ドラえもんが早撃ちで勝利している。この部分に注目してみよう。


のび太が不意を突こうと振り向きざまにツモリガンでドラえもんを撃とうとした際、ドラえもんはツモリガンを手に持っていないどころか、ポケットに手を入れることさえしていない状態である。

それに対し、のび太は既にツモリガンの銃口をドラえもんに至近距離で向けており、引き金を引く寸前だったことから、いつでもドラえもんを撃つことが出来た状態である。すなわち、ドラえもんにとって非常に不利な状況であり、のび太にとって非常に有利な状況であることが分かる。


しかし実際にはドラえもんがのび太より先にツモリガンで彼を撃っている。それだけでなく、のび太を撃った後のドラえもんはツモリガンを右手で持っているが、のび太にツモリガンの銃口を向けられた時点では、上記の通りドラえもんは右手に何も持っていない

この描写をそのまま捉えれば、ドラえもんはのび太に不意を突かれ、ツモリガンの銃口を至近距離で向けられているという不利な状況にもかかわらず、ポケットに右手を入れてツモリガンを一発で瞬時に取り出し、のび太が引き金を引くより先にツモリガンでのび太を撃ったということになる。


ファンの間では「ドラえもんはドラ焼きが懸かっている状況だったからこそ、普段以上の能力を発揮することが出来たのでは?」、「のび太は油断していたから負けたのでは?」等の意見が存在するが、一方で「ドラえもんはロボットなのだから、人間ののび太より高速かつ精密な動作が出来るのは当然では?」という意見も存在する。

いずれにしても、ドラえもんがのび太に早撃ちで勝利したというのは作中で描かれた確固たる事実と言えるだろう。


ちなみにこのエピソード(『小学二年生』1979年12月号掲載)は、TCプラス2巻収録「夢中機を探せ」(『小学二年生』1974年11月号掲載。のび太が射撃の才能を初めて自覚したエピソード)及びTC12巻収録「けん銃王コンテスト」(『小学六年生』1976年1月号掲載。「のび太は射撃が得意」という設定が定着したエピソード)より後に描かれている。


派生作品編集

1993年版「ツモリガン」(大山のぶ代版アニメ)では、ドラえもんはポケットに手を入れた状態でのび太を制止しており、その直後にのび太がツモリガンを撃とうとした際も、ドラえもんは既に同じ道具をのび太に向けていた


2021年版「ツモリガン」(水田わさび版アニメ)では、物語中盤でドラえもんとのび太がツモリガンで撃ち合う展開になっており、ドラえもんは一度目の勝負でのび太に敗北している。

その後は原作版と同様の展開になり、ドラえもんとのび太は二度目の勝負をすることになる。その際、ドラえもんはツモリガンをのび太に向けた状態で彼を制止し、それに気づいたのび太もすぐさまドラえもんにツモリガンを撃ったのだが、ドラえもんの方が一瞬だけ早く撃ち、のび太のツモリガンから放たれた弾を回避する形で勝利している。


関連タグ編集

ドラえもん ひみつ道具

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