予感がしますか?安心なさい、錯覚です。
正に光と闇のEndless Battle
プロフィール
※ このプロフィールは本百科の推測であり公式によるものではないため注意。
概要
『Fate/Grand Order』にNPCとして登場するキャラクター。
2017年クリスマスイベント『冥界のメリークリスマス』に登場した牧羊神。
一度は冥界に落ちた後に「蘇る者」として地上に戻り「死と再生を司る神」として人々に信じられることになった。本来の神としての外見は不明だが、シナリオ内では黄金の毛並みをした羊の姿をしている。原因不明の疫病の蔓延により半壊滅状態に追い込まれていたカルデアに現れて、偶然出会った生き残りのサーヴァントであるアルテラを三代目サンタとして、半ば強引にスカウトする。
後に、2019年ギル祭『バトル・イン・ニューヨーク 2019』にてまさかの再登場。なんと解雇されたドルセントに代わり、既存サーヴァントを差し置いてこのドゥムジがボックスガチャの担当店員に大抜擢された。当然新規ボイスが用意され、声は上記の通り神尾晋一郎氏が担当。そのことを神尾氏本人がTwitterにて報告した。その結果、簡単作画の顔をしたゆるふわ系の羊が妙に発音が良い英語のイケボで淡々と会話をする、という不条理ギャグのようなシュールな絵面が出来上がった。
カルデアと契約を結んだサーヴァントでもないのに居座っているのか、不定期に冥界から干渉しているのかは不明だが『メイキング・クリスマス・パーティー!』などにおいてちょくちょく登場しており、OVA『Fate/Grand Carnival』においては、第四特異宴「絆MAXチャンネル」にて登場している。マスターとの関係が不安なエレシュキガルを、サヴァチューバーになるように唆していた。
また、第2部7章後半のニンキガル初登場時には、ドゥムジも本来の姿で登場している。
見た目は金髪碧眼の虚ろな目をして、もこもこの羊毛を肩に掛けているイケメン青年。
主人公やユーザーは特徴的な言動で薄々気づき始め、後ろを向いた際に羊毛の背面に残っていた羊顔によって確信に至ったのだが、向こうは遮ったりしらばっくれたりと頑なに名乗らなかった。なお逃走を計る際は羊姿になり、今更な正体も明かした。それでも最終決戦まではニンキガルと共にカルデアに協力し続け、退去時には先にリタイアしたニンキガルの最後の言葉を伝えたのだった。
そして『ワンジナ・ワールドツアー!』では、まだ実装されていないのに相棒のアルテラサンタにくっついて微小特異点にまで同行している。一体なぜ彼がいるのか、最早誰も突っ込まなかった。
真名
ギルガメッシュとルガルバンダ王の間のウルクの王で、神権を得た牧羊神、『ドゥムジ』。
イシュタルと結婚したが、散々振り回されたため彼女が冥界に堕ちた際には宴を開いた。
しかし、その罰と報いによって今度は自分自身が冥界へと落とされてしまったのだった。
人物
一人称は「私(わたし)」。
どこか自分を客観視している節があり、自己完結したかのような独特の口調で話す。
初登場の『冥界のメリークリスマス』においては事件の黒幕に対して思い当たる節があるようで、そのやり口は冥界の品位が疑われると困り果てていたところを、カルデアのアルテラに遭遇する。
異常事態の原因は冥界に贈り物がなかったからだ、と強引にクリスマスと結び付けたと思えば「今考えました」と思わず口を滑らせるなど余計な一言が多かったり、アルテラを自分の名誉と保身のために利用する気満々だったりと、何かとしたたかなようで軽い部分が所々で見受けられている。
かつての妻イシュタルには散々酷い目に合わされたが、なんだかんだで嫌いではないし、エレシュキガルに対しても条件付きで地上への帰還を認めてくれたことで恩を感じている模様。元々は純粋な人間であったはずなのだが、神霊独特の達観したような価値観を持っており、イシュタルの死を祝って宴を開いたことも、その報いを受けて冥界に落とされたことも当然であると認識している。
関連人物
生前
生前の妻。栄誉に弱かったドゥムジは、自身の民達からの信仰と彼女の財産目的に婚姻した。
イシュタルの冥界下りによる死後には、弔いをしないどころか連日のように宴会(女神没落大感謝セール)を開いていたために激怒され、帰還した彼女に魂の身代わりとして冥界に差し出された。
関係性的には義理の姉であり、冥界へと落とされた後に散々コキ使われた主人でもある。
権能の一部を置いていくことを条件に、ドゥムジの姉であるゲシュティンアンナと1年の内半分は入れ代わることを許されたが、冥界送りを逃れるためにウトゥ神から譲り受けた蛇とガゼルの権能を押し付けていったために、いい印象を持たれていない。しかし、ドゥムジの側は気に入っている。
ゲシュティンアンナ
実の姉。逃げ延びてきたドゥムジを一度は匿うが、結局捕われて冥界に送られる。そんな彼を自業自得と認めつつ不憫に思い、エレシュキガルに身代わりとして自分が冥界に残ることを申し出た。
エレシュキガルのライバルである熱病の神。ドゥムジ曰く友人同士な模様。
牛と羊で属性が被っているからか対応は雑だが、彼の内心を理解している。
Fate/Grand Order
カルデアにおいて唯一、謎の熱病「シュメル熱」の影響を受けていなかったサーヴァント。
廊下をうろついている時に声をかけられたことをきっかけに、適当な理由を並べ立てて勧誘したところ即決され、たより味を感じたために自らの権能と大切な荷物を貸し与えて冥界へと送り出す。
度々協力するカルデアのマスター。アルテラに影響されてか「ふわふわの(名前)」と呼ぶ。
第2部7章において「深淵に辿り着き、虹の輝きを見せた者」「冥界の女神がその身を挺するほど夢見た勇者」「もう一度とは言わず何度でも冥界に来て欲しい」と評しているなどかなり高い評価。
自身も謎の熱病に感染しつつも、かろうじて健在していたウルクの王様。
しかしドゥムジから見れば、いつものやせ我慢・アンド・ド根性らしい。
ギルガメッシュによる「なぜなにウルク劇場」でのイメージ図として彼が当てられた。
言動に通じる点があるが、あくまで「牧羊」繋がりであるだけで別に直接関係はない。
同じく自身を羊の姿に変えて『FGO』の世界に現れた神様。
こちらは目をかけた英霊の召喚に割り込んでカルデアに来た。
中の人繋がりで、ボックスボイスにて声が似ていると話題になり、更にアルジュナ・オルタが「私とカルナのエンドレス・メガネ」というフレーズを言ったために声優が特定されることとなった。
ドゥムジのGM語録
- 「ギルガメッシュ王はかろうじて健在のようですが、あれはいつものやせ我慢・アンド・ど根性」
- 「おっと剣呑(テリブル)、剣呑(テリブル)。蛇になって私は逃げると善いでしょう」
- 「こんにちは、何していますか?もちろん人生の話です。他の意図はありません」
- 「こんにちは、輝ける羊、ドゥムジです。ボックスはよい文明ですね。私の新しい愛、アルテラサンタもそう言っていました。ここまでお揃いとなると、もはや夫婦と言っても過言ではないでしょう」
- 「戦ってチケットは稼ぎましたか?まさに光と闇の『Endless Battle』。たくさん貯めるとよいでしょう」
- 「インフォメーションをご存知ですか?大抵の謎はあれで解けます。眠くなったら読むと良いでしょう」
- 「ボックスはどこから来て、どこにゆくのか。普遍的なテーマですね。私に聞かれても困ります」
- 「今日もやってきてしまいましたか。テンションあがりますね(淡々)」
- 「プレゼント、スタート。ドキドキしますね(淡々)」
- 「予感がしますか?安心なさい、錯覚です」
- 「箱の数を競うのは愚かです。本当に大切なものは、やり遂げた徹夜明けのアナタの笑顔です」
- 「アナタに幸あれ。回転はまとめてやるのがお得でしょう」
- 「フォーガットン。電撃的出会いをお楽しみください」
- 「運命が土砂降りで押し寄せてくる。記念撮影の準備はよろしいですか?」
- 「オート・マトン、素晴らしい。私の肉も燃えるようです」
- 「コングラッチュレーション。残酷なまでに美しい。これはカンヌも視野にいれるべきでは?」
- 「辛いとき、苦しいときは私の名前を呼ぶといいでしょう。特に何もありません」
- 「この回転を思い出してきっと泣いてしまう。ドゥムジです」
- 「グッドジョーク。諦めずもう一度回しましょう」
- 「素材の海に溺れる。そんな夢を見ました。夢でした」
- 「The end(日本語じみた発音と英語発音の二種類がある)」
- 「ウールですか?ウールでしょう。ですが、あなたに必要なのはウールではありません」
- 「英霊にとっては、知名度 is Power」
- 「Oh amazing shake」
- 「従者……いい響きですね。従者は飴を貰えます。一方、鞭のみが私です」
- 「人は人生の中で沢山の背中を見ます。上京する幼馴染。仲違いから家を出る恋人。どちらも去っていく背中を眺めます。いい話ですね」
- 「さすがです。今のあなたの殺し文句、私の著作として全世界に発信しても?」
- 「ソロゥ。特に感想のない乗せ心地。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう」
- 「素晴らしい。健康&清涼感の内に秘められた、なわとびのような乙女の瞬発力。叶うなら貴女と世界を救いたい。そんな使命感さえ生まれそうなドゥムジです」
- 「Oh、リストラ。電気羊が夢を見るでしょう」
余談
2020年のクリスマスグッズとして、ドゥムジがぬいぐるみ化されることが決定。『FGO』の当時の開発担当だったディライトワークスのショップ、ディライトワークスストアにて、予約・販売された。
関連イラスト
羊姿
本来の姿+羊姿
中の人つながり