CV:佐々木啓夫(第48話)
概要
「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まれ! 白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!」
という声とともに、闇の絵の具で白紙のページを塗りつぶすことでバッドエンド空間が出現する。
(この際、使用する幹部によって空が満月の夜・夕焼け・蜘蛛の巣などに変化)
その中に閉じ込められた者は「もうおしまいだ・・・」「どうせ自分なんて・・・」などと、暗い絶望と無気力状態に陥り、体からバッドエナジーを発してしまう。それを吸い上げることにより、バッドエナジーカウンターの針が進み、悪の皇帝ピエーロが復活に近づいてゆく。
作中エピソード
第2話~5話にかけて、日野あかね・黄瀬やよい・緑川なお・青木れいかも次々とバッドエナジーを放出させられるが、その状態から自力で立ち直ることでプリキュアに覚醒している。絶望に挫けない強い心が、プリキュアに選ばれる条件なのかもしれない。
しかしプリキュアになったからといって逃れられるわけではなく、第22話ではジョーカーに完敗し、心が恐怖に屈したことで、彼女達は再びバッドエナジーを吸い上げられてしまった。七色が丘中学校や街の人々も複数回被害に遭っていることからして、一度放出しても、恐怖や絶望が心の中にある限り、何度でも吸い上げることが可能な模様である。
心がある生き物が相手なら人間でなくてもよいらしく、校庭の昆虫(第11話)・メルヘンランドの妖精(第24話)・アマゾン川の動物(第30話)などからも吸い上げている。ただしコストパフォーマンスだけが謎で、バッドエナジーカウンターの針が進むのは、幼児2人(第7話)や前述の昆虫でも1回、街全体からでも1回分だけである。ストーリーの都合とはいえ歴代のみならず30分前の怪物誕生並に効率が悪い。しかもその効率の悪さに誰も疑問を抱かない。もっとも、幹部たちが目盛りを一つ進めただけで任務完了として引き上げることはなく、アカンベェがプリキュアに倒されてから退却するのが常なので、プリキュアに妨害されなければもっと針を進めることが可能だとも考えられる。
事実、最終決戦時にはジョーカーは世界中の人間から集めたバッドエナジーと、自身がピエーロに吸収されることによって、カウンターの針を数回転させ、一気に99まで持っていっている。
3作後にも似たようなモノ集めが登場しているが、1話につき1回分ではなくあちらは人数によってメーターが増える高性能で最終的には敵幹部によるチートにより満タンにして見せた。バッドエンド王国涙目。
例外も存在し、第27話でのみゆきの祖母星空タエだけは、絶望したことがなかったため、ウルフルンが何度試みてもバッドエナジーを放出させることができなかった。
ちなみにみゆきも第1話で初めてバッドエンド空間に包まれた時、バッドエナジーを発することがなかった。強く前向きな心は祖母譲りなのであろうか。
前半は必ずバッドエナジーがたまってキュアデコルが発生しない事もあるのに対して後半は逆転現象が起こっているのが特徴と言える。
あなたの心にもバッドエナジー
クリスマスに自分だけ予定がなかったり
駅伝放映のため番組がお休みだったり
録画に失敗したり
ネタにダメ出しされたり
こういう時はバッドエナジーを発しやすくなるので、みんなも気をつけよう。