概要
本田技研工業が製造していた軽トラ。ドアがなく代わりに転落防止のバーが設置され、スペアタイヤを前面に搭載した独特のスタイリングで知られる。日本車におけるマルチパーパスビークルの先駆け(のひとつ)として稀有な存在であるが、全車車室の無いオープンモデルで4WDが設定されていなかったことなどからまるで売れず、生産期間も短い珍車である。
TN360シリーズの流れを引き、360cc空冷エンジンを搭載し、ミッドシップエンジン・リアドライブであった。バリエーションは2人乗り、4人乗り、4人乗り+幌の3つで、ホンダは月産台数2000台を見込んでいたものの、1970年から1973年までの3年間で2500台しか製造されなかった。
ただし、デザイン的には特殊かつ比較的安価な車両であったため円谷プロの特撮作品に登場していたりする。
「バモス」の名は1999年に登場したアクティバンの乗用モデルに引き継がれた。
登場作品
円谷作品では
この車種を改造したラビットパンダがウルトラマンタロウに、バモスⅠ世とバモスII世がジャンボーグAに登場している。ラビットパンダについては当該項目参照。
バモスⅠ世とバモスⅡ世は地球パトロール隊PATが所持するメカで、ハンターQと同時に配備された。
バモスⅠ世は赤い車体が特徴でプロペラ機に変形する事ができ、青い車体のバモスⅡ世は車体側面のフロートを使う事で水陸両用車としての運用が可能。砲撃装備も備えており、グロース星人の掃討に活躍した。