概要
ナイトガンダム物語の主人公ゼロガンダム(画像左)の父親。龍機ドラグーンを操る「雷」一族の正当後継者であり、雷龍剣の先代マスター。
モチーフとなった機体は存在しないが、ゼロガンダムのモチーフから恐らく『機動戦士Vガンダム』のリグ・シャッコーと思われる。
物語開始時点で既に故人とされ、悪逆非道のザンスカール族(ザンスカール帝国)を束ねる幻魔王バイスガンダムに倒されたとされていた。
しかし、実はバイスガンダムこそがファルコガンダム本人であり、幻魔皇帝アサルトバスターの手によりバイスタランチュラを寄生させられたファルコが悪の道に落ちた姿がバイスガンダムの正体であった。
魔竜騎士ゼロガンダムとの戦いで敗北したことでバイスタランチュラが剥がれ落ち、無事に正気を取り戻すが、既に肉体は限界を超えていた。最後はバイスタランチュラを討ち果たすと同時に力尽き、雷龍大系(ゼロシステム)の鍵を託し、消滅した。
その命と思いと技を受け継いだゼロは聖竜騎士ゼロガンダムとなり、見事に幻魔皇帝を滅ぼしたのであった。
なお下記の通り本来既に聖龍騎士までランクアップしているが、バイスタランチュラに寄生されているので正気を取り戻した際も竜騎士ファルコガンダムという表記である(漫画版では「龍騎士」)。
…というのが、『魔龍ゼロの騎士伝』本編における活躍である。
以下は後付け設定。
前史
雷龍剣誕生までの歴史
彼の(つまりゼロの)先祖は、『創世超竜譚』に登場する龍剣士キュリオスである。彼が雷龍剣の流派を編み出し、そのライバルだった虎剣士GNアーチャーが対を為す風虎剣の流派を作り出すこととなる。
そのキュリオスの子孫の一人に、コマンドガンダムシリーズ第4作『グレートパンクラチオン』に登場するドラグナージークがいる。彼が雷龍剣にプラズマドラゴンを宿らせることに成功し、ジークの子孫であるファルコやゼロはこの力の恩恵にあずかっているのである。
ファルコガンダムの軌跡
若きりし日のファルコガンダムは雷龍剣を全てマスターし、聖龍騎士となってブリティス王国の初代円卓の騎士に名を連ねた(『騎士王物語』)。なお、仮面騎士団長ジェイバーは同じ円卓の騎士で活躍した同士である。
初代円卓の騎士は悪の侵略者「総統の尾」を倒す事に成功したが、裏ではコマンドガンダムシリーズに登場するフューラーザタリオンが糸を引いていた。コマンドガンダムの化身である円卓の騎士が1人蛮騎士コナンガンダムは、ファルコと協力し、ザタリオンを倒す。コナンガンダムは役目を終え、元の世界に戻って行った。
しかしファルコも総統の尾やザタリオンとの戦いで既にダメージを追い過ぎて疲れ果てており、その隙を狙っていたザンスカール族により、バイスタランチュラを寄生させられてしまうのである。
こうして「稀代の英雄ファルコガンダム」の伝説はこの日を境に潰え、「邪悪の化身幻魔王バイスガンダム」が誕生してしまったのだ…。
関連イラスト
関連項目
アナキン・スカイウォーカー=ダース・ベイダー:おそらく元ネタ。