フルハシ隊員
ふるはしたいいん
演:石井伊吉(現:毒蝮三太夫)
ウルトラ警備隊の一員で、地球防衛軍きっての怪力の持ち主と謡われる隊員。柔道5段、空手5段の腕前。隊歴7年の29歳。北海道の出身で、実家には牧場を経営している母親ユキと妹マナがいる。
フルネームはフルハシ・シゲル。
いい加減で荒っぽい一面もあるが使命感は人一倍強く、仲間思い。
本人は気付いていないが妹の友達から好かれている。
ライトン30を装填したロケットランチャーやエレクトロHガンといった大型装備を使うことが多い。
最終回にてモロボシ・ダンの正体がウルトラセブンであることがメンバーに露呈し、誰もがダンの生存を絶望視する中、ただ一人「ダンが死んでたまるか!あいつは生きてる!そしていつの日か元気な姿で帰って来るさ!」と語った。
『セブン』のパラレルの世界観である平成ウルトラセブンの世界では昇進し、テレビスペシャル『太陽エネルギー作戦』『地球星人の大地』ではウルトラ警備隊隊長となっている。
誕生30周年記念3部作では地球防衛軍参謀にまで昇進し、ようやくダンと生きて再会を果たすことができた。この時点で娘がおり、さらには孫まで生まれる予定だという。
1999最終章6部作ではヴァルキューレ星人に殺されてしまうも、後にノンマルトの事件の真実を未来に遺す役割を負うことと、ウルトラセブンが最も信頼する証人としてタキオン粒子によって1万年前の地球で蘇生され、肉体を情報化させられて現生地球人がノンマルトの文明を攻撃する場所を目撃させられ、コールドスリープされて「オメガファイル」として現代に復活する。
ノンマルト事件終息後、ムーンベースにて地球人として同法からの裁きを受けるダンを守らせてほしいというも、ダンから拒否される。
『EVOLUTION5部作』には登場しないが、小説版『EVOLUTION』ではイナガキ参謀の工作で名誉職に追い込まれた後、極東支部再建のために招集される姿が描かれた。
名前の「シゲル」の由来は、照明担当だった新井盛から。当時の監督であった満田かずほによれば、彼の家族が登場する第24話「北へ還れ!」の撮影の際に名前を呼ぶ必要が生じたため、その撮影に参加していた新井から名前および漢字を拝借したとのことである。第24話のシナリオでは、「圭太」になっており、桑田次郎の『少年マガジン』の漫画版ウルトラセブンではこの名前になっている。
演者の石井氏は前作『ウルトラマン』にてアラシ隊員を演じており、2作連続でレギュラーとなった。なおアラシはザラガスの回で「俺の目はウルトラアイだ」といったことがある。
小林泰三の小説『ウルトラマンF』では実際にアラシの弟であり、母方の実家に養子に行ったことになっている。
『ウルトラセブン』のパロディコント『ウチムラセブン』のツルハシ隊員の名前の由来である。
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