「何しろ俺はお前がいないと、満足に働けないんでな」
CV:増岡弘
概要
「人造人間キカイダー」第34話「子連れ怪物ブラックハリモグラ」に登場する、ハリモグラ型ダークロボット。身長:1.9m 体重86kg。
背中の針を発射する『ブラックハリモグラ殺人針』、腕から発射する『ブラックハリモグラミサイル』、口から土砂を吐き敵を生き埋めにする『ハリモグラ土砂吹雪』といった武器を持つ。モグラらしく地中活動も得意。
防御力に難があるのか壊れやすく、作中ではダブルチョップ程度で損傷していた。また警官の銃撃でもスーツに穴が開いている(効いているようには見えないので特撮上の都合かもしれないが)。
そのため修理アンドロイドとして子ハリモグラと行動を共にしているが、自分の娘として愛情を注いでいる。前回のキメンガニレッドの兄弟愛に続き、親子愛といったところか。
作中ではダークを裏切り処刑された桃山博士が、妻カズコに託したダークの犯罪計画書の奪取が使命。
護衛の警官を殺害しカズコに襲い掛かるが、キカイダーに邪魔され撤退。
子ハリモグラに体を修理させ、二人連れだって再び奪取に向かうが、そのシーンではBGMとして子連れ狼のテーマが流れていた。
その後はカズコの娘マユミを人質にして計画書を奪おうとするが、マユミと仲良くなった子ハリモグラが命令を拒絶し逃走。アンドロイドマンに包囲され裏切者として処刑されそうになったため、「俺の命をかけてキカイダーを倒す!」「頼むから俺の娘の命だけは!」と懇願した。
直後にジローが現れたため、戦闘に突入。悪魔の笛に苦しむジローに勝ち誇り、「生き埋めにしてやる」と意気込んで『ハリモグラ土砂吹雪』で攻撃した。だが宣言通り生き埋めにしたせいで笛の音を遮ってしまい、ジローを変身させるいつものミスを犯す。
正面からの格闘ではかなわず、子ハリモグラと共に穴を掘り地中に逃亡。だがドリルが生えたサイドマシーンで同じく地中を掘り進んできたキカイダーに追いつかれ、観念して戦うも、大車輪投げからの電磁エンドで破壊されてしまった。
なお計画書はカズコの下でバーテンダーとして働いていた記憶喪失中の光明寺博士が、「これがある限りダークに狙われ続ける」と考えたため焼却処分されており、何もしなくても目的は達成できていたのかもしれない。
子ハリモグラ
ブラックハリモグラに同行する修理アンドロイド(メイン画像左)。
詳細は該当記事にて。