概要
第55話「富士山大直滑降作戦」に登場した機械獣。
ブロッケン伯爵が、頭部のコックピット内に搭乗し操縦した。コックピットは分離し、脱出装置にもなる。
自然の寒波を吸収し、強力な冷凍光線や吹雪を発射する機能を有する。
また、剣山のような冬用のスパイク付きの靴のような両手も回転させ、ロケットパンチに匹敵する回転パンチを発射することが可能(しかもマジンガーZのロケットパンチと当たったら、お互いに弾かれて威力は相殺される)。
更には奥の手なのか、頭頂部のコックピットが離れると大型のドリルがにょきにょきと生え、それを用いての突きや削岩的な攻撃が可能。
全高19m、重量200t。
劇中の活躍
大寒波の中、機械獣の動きが鈍るから休息をと出撃を控える事を進言したあしゅらだが、それはマジンガーZの方も同じだとドクターヘルは却下し、ブローグンG3を開発。ブロッケンと鉄十字軍が、作戦を実行することに。
光子力研究所が、レーダー代わりに用いている雪山の観測所を、鉄十字軍が占拠。
音信不通になった観測所に赴いたマジンガーZに対し、鉄十字軍はバズーカ攻撃。退散するが、スクランダーの片翼に亀裂を生じさせて内部メカがむき出しになる程に中破させる事に成功する。
そして、スクランダーなしでさやかとシローの捜索に向かうマジンガーZ。しかし、積雪に埋まってしまい、身動きが取れなくなる(桜多吾作版でやってたみたいに「それならブレストファイヤーで一気に融かせばいいのでは?」とツッコミたくなるが…)。
その隙を突き、ブローグンG3は光子力研究所に肉薄。単独で戻って来たホバーパイルダーの攻撃をものともしないが、専用のスキー板を運び、それを用いて最初は何度もすっ転びつつも何とか慣れたのかすっかりマスターし、帰還したマジンガーZと相対する。
そこからはロケットパンチや光子力ビームにルストハリケーンどころか、ブレストファイヤーすらもスパイク付きの腕や猛吹雪で次々と相殺。ミサイルパンチを放とうとするマジンガーZに対し、冷凍光線を放ち凍結。さらにパイルダーの風防も破壊する。
しかし、ドリル攻撃で氷を砕いてしまい、逆転される。再び頭のドリル攻撃を仕掛けようとジャンプした所を光子力ビームで右腕のスパイク部分を破壊されて空中でバランスを失い、マジンガーに地面に叩きつけられる。更にはジャンピングキックを受けたりブレストファイヤーで猛吹雪の発射部分を破壊される。「これには堪らん」となったのか背中のバーニアで飛んで逃げようとするも、甲児の「逃がすもんか!」と放たれた両腕のロケットパンチでまたもバランスを失って隙が生じ、トドメの光子力ビームでブローグンG3は破壊・爆散。ブロッケンは脱出するのだった。
原案デザイン
永井豪本人が原案デザインを手掛ける。胸部の顔に歯が付いていたが、決定稿では省略された。
関連タグ
サイガO3:後継機
クロコダイバーO1:漫画での同ポジションに該当する機体
ブロッケーンT9:この機械獣を始め3体の能力を合わせて開発された後継機
ドリルマン:こちらはロックマンシリーズに登場するボスキャラ。デビュー作の『ロックマン4』や外伝の『ロックマンワールド3』や、エグゼ版出演作の『ロックマンエグゼ3』などでも両腕が武器腕かつドリルで、頭にも大型のドリルがあるという、共通点がある。