概要
第91話に登場したブロッケン伯爵曰く「魂まで入れ込んだ」という近接戦用の機械獣。Dr.ヘル曰く「奴は最後の切り札なのだ」との事。
武装は右手の鎖分銅(というか、ヌンチャク)と、手足の刃やスパイク。また、トゲ付きのトンファも用いる。空手の技を用い戦う(しかもボスボロットの前に現れてポーズを取っただけで、ヌケから「ボシュ、奴は空手使うようですぜボス」と、初見で見抜かれた)。
劇中では最強最後の機械獣の1体としてハリビューンV6と共にDr.ヘルの居城である地獄城を守っていた。
マジンガーZをハリビューンに任せて自身はダイアナンAとボスボロットを圧倒するもハリビューンを倒したマジンガーZが駆けつけて対戦、ドリルミサイルやルストハリケーンを鉄壁の防御の構えで弾き返すも大車輪ロケットパンチの衝撃は受け止めきれず吹っ飛ばされ、地面に倒れた所をブレストファイヤーを浴びせられて倒された。
全高18m、重量200t。
ブロッケンV2シュナイダー
真マジンガーに登場する機械獣。
しかし、似ているのはあくまでポジションだけであり姿はブロッケン伯爵の頭部を模した身体に手が生えておりハリビューンの様に飛行している。
大量の触手と顎部分に装備されたドリルを武器としている。
劇中では飛行要塞グールにビッグバンパンチで突撃したマジンガーZを迎え撃つべくブロッケン伯爵が乗り込み交戦した。
その後はマジンガー軍団とも闘うが、最終的に光子力研究所の援護射撃を受けて倒された。
ブロッケーンT9
マジンガーZ/INFINITYに登場する機械獣。
新型と言われておりブローグンG3と合体させて作り上げられた実質的な後継機である。
見た目はブロッケンV2シュナイダーよりブロッケン伯爵に近くなっており、頭部と身体が分離している。
剣とミサイル、頭部からのビームを武器にマジンガーZと対決した。
アシュラーP1との連携で追い込むがパイルダーミサイルを頭部に食らい怯んだところにロケットパンチを食らい自身の剣で逆に串刺しにされルストハリケーンを受けて倒された。
ロボットガールズZ ONLINE
機械獣ガールズの一人として登場。
CV:さいとうよしえ
あしゅら男爵の常に側にいるガラダのことがうらやましくて、ブロッケンが新たにスカウトした機械獣ガールズ。
空手の使い手で、スレンダーな見た目に反して力持ち。
言葉数は少ないが、愛想が無いわけではなく、むしろ黙々と人を手伝っている姿が良く見られる。
いつも風に流されたり、引きずられたりしているはりびゅーのことが心配でたまらない。
実は打たれ弱いブロッケンのことさえ、心配している。
スパルタンK5やグローリーR2と並ぶ、作中最強レベルの機械獣ガールズの一人…というのはルールに則った格闘技という土俵の上だけの話であり、実際には一切の射撃武器を持たないという致命的なレベルの欠点を持ち、距離を置いて攻撃されると為す術もなく倒されてしまう。
相棒のハリビューンV6が未完の大器なのに対し、こちらは最初から強いが伸びしろが少ないという真逆の性質を持ったキャラクターとなっている。
余談
上述の通りサイガO3自体は客演に恵まれない(むしろクロコダイバーO1の方が多い)のだが同ポジションが多数存在しているという点では優遇されている機械獣と言える。
「サイガ」の名は、「最後(サイゴ)」の機械獣というところから命名されたらしい。
デザイン原案は石川賢。原案となったラフデザインでは、下半身はズボンを履いているように黒く、決定稿よりもスパイクが多く付いていた。顔も決定稿より凶悪な面構えをしており、当時に流行したブルース・リーのカンフー映画の影響が見て取れる。
また、当時としては斬新な「格闘技(空手・カンフー)を用いて戦う巨大ロボ」の先駆けたる一体でもある。
関連タグ
ブローグンG3:前任機体。