概要
正式名称は美少女魔法少女恐竜天使戦士プリマエンジェル。
プリマエンジェルポテンシャル(プリマエンジェルに変身する素質、通称プリポテ)を持つ少女が、天使と契約してなることができる。プリポテを持つ少女の具体的な特徴は不明。
戦士名は「プリマ+色/モチーフ」が基本的で、武器も名前の頭に「プリマ」とついているものが多い。ちなみに「プリマ」の英語表記は「Prima」。
プリマエンジェルは一般的にプリマ端末というスマートフォンに似た道具で変身を行う。変身すると身体の回復能力や免疫力が向上し、大抵の毒を効かなくさせたりケガを治せたりするが、プリマ風邪など一部の病気は治せない。
プリマピンクとして活動しているくるみ曰く「日夜悪い奴らと戦ってストレスが厳つい」「(仲間内での)不平不満が凄い」と、若干裏事情は生々しい。
プリマポイントなる怪人を倒した時に貰えるポイントがあり、一定量貯めると景品と交換できるらしい。
名前に魔法少女とあるが、棘杖や日本刀、拳銃といった武器を使って戦うことが多い。
戦士一覧
笑顔ヶ丘市のプリマエンジェル
5人存在が確認されている。通称はえがプリ。
全員私立笑顔ヶ丘中学校2年B組在籍。
普段は暗黒ホエールズの幹部や怪人たちと戦っており、基本的に大体勝っている。ファンサービスは行っていないが、ネットには彼女たちの情報が一部出回っている。あとパワータイプが多い。
キャラクターソングは『プリマエンジェル 友情のテーマ』『えげつないほどのSMILEで』。
第1話から登場。えがプリのリーダーで、安土桃山くるみが変身した姿。
明るく元気だが、おおよそ常人とは思えない狂った言動も目立つ。えがプリの中でも指折りの強さを誇る。
第9話から登場。三原色みずきが変身した姿。
物静かで目立たない眼鏡の少女。変わり者が多いえがプリの中では珍しく真面目な性格…であったが、カラクリの洗脳により言動がおかしくなる。
第10話から登場。温州愛媛みかんが変身した姿。
エセ関西弁で話す喧嘩っ早い少女だが、仲間思いだったり怖がりだったりと、割と女子らしさのあるキャラクター。
4.プリマスプリンググリーン(CV:山本希望)
- 武器…九尾の猫棘鞭
- 必殺技…グリーンバキュームエボリューション、他回復能力
2期より参戦。五月緑わかばが変身した姿。
エセ東北弁で話す田舎者の少女。小柄で臆病だが、優しく素直な性格。
- 武器…狼牙棒
- 必殺技…ブラッディナックルエデュケーション、デスブラッディアッパー
2期よりプリマスプリンググリーンと共に参戦した、高円寺つばめが変身した姿。
負けず嫌いな熱血肌だが、その熱意が行き過ぎて自滅(具体例:疲労骨折)したこともある。あとテンパりやすい。
合体技
- トリプルプリマエナジーフォーメーション三位一体プリマエンジェル
プリマピンク、プリマシアン、プリマオレンジの合体技。数時間近く打ち続けることも可能。
3人とも全く息が合わない。しかし一応幹部や強めの怪人を倒す程度の威力はある模様。
- プリマクインテットエナジーバーストレボリューション
えがプリ5人での合体技。前述の合体技同様、全く息が合わない。
真顔ヶ丘市のプリマエンジェル(かつてのライバルたち)
53話(3期)から本格的に登場。3人存在が確認されている。通称はまがプリ。
声優は全員斎藤千和が務めている。
「かつての」ではなく、現在進行形でえがプリのライバル(自称)。以前えがプリ達と何があったのかは不明。
えがプリとは違い、一斉攻撃の際は息が合っている。
ブラックスター卿(教?)のスターゲイザーや、宇宙極悪機構のソルジャーなる者たちと戦っていたらしい。
キャラクターソングは『MAGAOで愛して』。
1.プリマゴールド
- 武器…弓矢
まがプリのリーダーで、金剛寺あかねが変身した姿。
プライドが高いお嬢様で、意外とポンコツ。
2.プリマショッキングピンク
- 武器…ナイフ
真顔ヶ丘のプリマエンジェルで、驚天動地なでしこが変身した姿。
幼い容姿と好戦的な性格に反して、割と常識人。ボクっ娘。
3.プリマメカ
真顔ヶ丘のプリマエンジェルで、学天則あいが変身した姿。
見た目の通りメカだが、アレルギー持ちだったりと中身はメカらしくない。
プリマエンジェルの関係者
暗黒ホエールズやジャケット紳士とは異なる、プリマエンジェルに直接的な関係性のある者たち。
- デビるん(CV:松本慶祐・斎藤千和(覚醒時))
かわいい見た目に反して声が汚いタスマニアデビル型天使。プリマエンジェルポテンシャルを感じ取る能力がある。彼と契約した者はプリマエンジェルに変身することができる。
- プリマ祖先(紀元前億はくあ)(CV:斎藤千和)
69話(3期)にて本格的に登場した。正式な戦士名は"美熟女魔法熟女恐竜熟女戦士プリマ祖先" 。
2期最終話でのクレジット表記は"死んだはずの師匠"。
死因やくるみと出会った経緯は不明。
73話(3期)から登場した、デビるんの両親。
CVからお察しの通り、息子同様声の癖が強い。その長文に適さない声質のせいで大事な説明もかなり聞き取り辛い。
余談
必殺技のポーズは『美少女戦士セーラームーン』『ドラゴンボール』のパロディになっているものがあることを、監督がTwitter上にて明かしている(出典)。
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3期最終回ネタバレ
※ここから先は72話〜75話(3期)のネタバレを含みます。ご注意下さい。
終末への
72話終盤にて、パワーアップしたカイゾークをパイレイトと共に追い詰め倒したプリマエンジェル達。
しかしその直後、最期の力を振り絞ったカイゾークは「終」と書かれたボタンを押した。
「ん?何だ?」
「あれ…?」
「うわあぁ!?!おい、上を見ろ!!!」
「あ!?あれは…!」
「嘘、だろ…?…あれは…あれは…!?」
「「「「隕石ー!?!」」」」
プリマエンジェルや暗黒ホエールズ、そして主人公たちの目に映ったのは、赤く燃え上がるような空に降り注ぐ隕石だった。
暗黒ホエールズの正体
その後73話にて、空に画面越しに現れた宇宙極悪機構コミッショナー オブザにより暗黒ホエールズは戦力外として本部から見切りをつけられ、地球諸共隕石で消滅させられようとしていることが判明。
このとき実は暗黒ホエールズは下位組織であり、53話にてまがプリたちが言及していた宇宙極悪機構がその本部であったことが判明した。
カイゾークも、プリマエンジェルを倒すため本部から直接送り込まれた刺客であったとされる。
また暗黒ホエールズが集めていた人間が「嫌だな〜」と思った時に出るオーラ的なもの、というのは絶望エネルギーという名称を持ち、膨大なものであれば星一つ壊滅させられる代物であるらしい。
暗黒ホエールズはそのエネルギー回収にまるで役に立たない上、幹部の1人であるパイレイトがカイゾークを裏切り留めを刺したことが事の発端となったのだとされる。
デビるん星とプリマエンジェル
オブザからの通信が終了した後、今度はデビるんのスマホに着信が入る。
それはデビるんの故郷・デビるん星からの、デビるんの両親からのメッセージだった。
2人は「デビるん星は一度宇宙極悪機構により侵略の危機に陥っており、次の標的とされた地球を救うため、伝説の美少女魔法少女恐竜天使戦士プリマエンジェルを探していた」と話した。
なお、この回のオーディオコメンタリー曰くデビるんはそのデビるん星に住むデビるん星人という種族の王族の息子とのこと。
天撃
地球滅亡を免れるため、プリマエンジェル達は宇宙へ隕石破壊に向かう。
その作戦は、プリマメカに内蔵された巨大ドリル・プリマドリルで隕石に穴を空け、プリマ激ヤバ爆弾を投下し破壊するというもの。
しかしその途中、何とか息を吹き返したカイゾークが現れ、オブザにより絶望エネルギーを注入されパワーアップしてしまう。
だが解雇されたはずの暗黒ホエールズの幹部たちなど、今まで登場した多くの人々(主人公除く)が集結しプリマエンジェルを支えていた。
物語の結末は
何やかんやあって勝った。
何とクライマックスとなる筈のシーンは75話冒頭の静止画や断片的な説明のみで済まされ、プリマメカのドリルが折れたことや、プリマピンク達えがプリ5人に眠る恐竜の力がプリマ祖先によって引き出され、ダイナソーフォームという強化フォームに変身したことなどわずかなことしかわからなかった。
一部の人々の動向も殆ど明らかにされていないが、少なくともパイレイトはデビるんと土壇場で契約しブリリアントパイレイトとなっており、暗黒ホエールズそのものも宇宙極悪機構を裏切った形でプリマエンジェルの味方になっているらしい。
しかしそれと同時に宇宙極悪機構から迫る危機が消失したため、地球に留まる理由が無くなってしまったデビるんはパイレイトと共に宇宙に旅立つこととなってしまう。
涙ながらにそれを受け入れたプリマエンジェル達であったが、宇宙船の扉が閉まる直前、宇宙極悪機構に狙われないようにとプリマエンジェルに関する記憶を抹消するボタンを出す。これは地球が宇宙極悪機構に再び狙われることのないよう、デビるんと契約したくるみやパイレイト、デビるん星人以外の全ての人から、プリマエンジェルに関する記憶を消すことができるという代物。
…この瞬間殆どの視聴者が気づいたであろう事実。
そう、プリマエンジェルでもデビるん星人でもない、本来なら無関係である彼ら主人公たちの記憶も抹消されるということである。
「いや夢かい!!!」
そしてデビるんがこのボタンを押した直後、キヨシは自身の部屋の布団から目覚め、全て夢オチということにされてしまった。
しかし、実はこの物語にはまだ少しだけ続きがあり…。