概要
『委員長はヴィーナス』で初登場した、「びじゅチューン!」にたびたび登場する高校。どんな名前だ。同番組内ではボッティチェリ高校附属中学校なるものも存在する。
生徒(ボッティチェリ高校)
清水さゆり→伊藤さゆり
茶色いポニーテールの女の子。ヘアゴムは基本茶色であるが、たまに紫だったり、水色だったり、2025カレンダーでは深緑だったりする。
初登場は『ツタンカーmail』。最初はツタンカーメンの絵文字を使ってくる伊藤(後述)に困惑していたが、『プロポーズはラスコーの洞窟で』では伊藤にプロポーズされ、OKした。『睡蓮ノート』の冒頭で苗字が「清水」と判明。後に『デンタルクリニック死の島』で診療日記に名前が「伊藤さゆり」と書かれた。さーちゃん、ヴィーナス委員長(後述)は同級生で、仲良し。祖父がいる。『指揮者が手』では、バンドでバスドラムを叩いていた。
さーちゃん
茶髪のボブヘアーで、眼鏡をかけている女の子。肌は白い。
初登場は『委員長はヴィーナス』。ヴィーナス委員長に密かに憧れを抱いている。真面目であまり感情を表さないが、情が深い一面もある。母もボブヘアー。『指揮者が手』では、バンドでハープを演奏していた。
ヴィーナス委員長(メイン画像)
長い金髪の女の子…というか、女神。
初登場は『委員長はヴィーナス』。学級委員長。ほたての貝殻に乗って登校する(貝殻登校)が、校則違反なので注意される。裸願望を持っている(もちろん先生とさーちゃんに注意されたが)。西風の神ゼピュロスは風を起こして彼女を学校まで運ぶ。
『指揮者が手』では、バンドでフルートを演奏していた。
『プリマヴェーラに家庭訪問』では、彼女がゼピュロスやその妻フローラたちと一緒に住んでいることが判明。
伊藤
眼鏡をかけている、黒い逆三角形のような髪型の青年。それだけでも十分独特な髪型だが、上から見ると真四角である。しかも回を進めるごとに髪は伸びているし、『指揮者が手』でチューバを吹く時は髪も動いていた。どんな髪型だ。
古代オタクであり、さゆりにツタンカーメンの絵文字を送ったり、プロポーズのためにラスコー洞窟を再現したり、挙げ句の果てにはキトラ古墳に行って、スタイリストである四神たちによって奇抜な服装になって戻ってきた(このときさゆりは引いていた)。
妹がいる。
三つ編みの女子生徒
初登場は『保健室に太陽の塔』。『指揮者が手』では、バンドでファゴットを演奏していた。
129作品目の『挂甲の武人モーメント』でやっと主役に。彼女は緊張すると挂甲武人のように固まってしまうのだ。アイドル「梅あゆみ」のファンである。ちなみにこのエピソードは初登場回からなんと105作品後、年数でいうと9年後に放送された彼女が主役の回である。
霊村おYUKI(お雪)
長めの黒髪の女の子。幽霊。
初登場は『平熱でうらめしや』。父、母、小学生の妹と4人で暮らしている。家族のうち、父以外は円山応挙の幽霊画を元にしている。
体温は低め(なんと5.9℃。35.9℃ではなく)。『指揮者が手』では、バンドでビブラフォンを演奏していた。足はあるっぽい。彼女もアイドル「梅あゆみ」のファンで、三つ編みの女子生徒とは友達で、一緒に梅あゆみのトークショーに来ていた。
五絃琵琶
高校に通っていた、正倉院にあった琵琶。正式名称は「螺鈿紫檀五絃琵琶」。
初登場は『転校しないで五絃琵琶』。さーちゃん、さゆり、ヴィーナス委員長とは仲が良かった。インドからシルクロードを旅して中国へ渡った後日本に来た琵琶なだけに、転校慣れしている。作中では北陸へ転校することになった。
ミス・ブランチ
さゆりたちのクラスに新しく転入することになった、薔薇の造花が入っている椅子。名前の由来は《欲望という名の電車》という戯曲に登場する女性「ブランチ・デュボア」から。五絃琵琶に続き、またもや人じゃない生徒である。
初登場は『転校生ミス・ブランチ』。学校の椅子たちは夢で彼女が転入することを知り、アイデンティティを揺るがされてついにはクラスの窓を割って逃げ出した。そしてミス・ブランチも欲望という名の電車で去っていったのだ…それにしてもどうしてこうなった。
先生(ボッティチェリ高校)
担任の先生
さゆりたちの担任。赤茶色の髪をお団子にしており、青い服を着て眼鏡をかけている。
初登場は『委員長はヴィーナス』。初登場時は貝殻登校をするヴィーナス委員長を「ダメダメ!」と咎めており、お堅い雰囲気があったが、後の作品ではだいぶ雰囲気が柔らかくなった。夫がいる。そして、娘のみみちゃんは栄光レンブラント小学校に通っている。
古文の先生
古文を担当する教師。濃い青緑の髪をしていて、丸眼鏡をかけている。赤いはちまきのようなものをしている。
初登場は『睡蓮ノート』。心が動くと髪が立つらしいのだが、『ひそひそと、秘儀の間で』では髪がぐるぐると回転し、『鶴下ウェイ』では初登場時より短くなった髪をプロペラのようにして飛び始めた。もう人間の域を超えているような…
太陽の塔
養護教諭。でかい。画角に収まりきらないことが多い。初登場はもちろん『保健室に太陽の塔』。顔が三つあり、その体内には“生命の樹”がある。『ツボのツボマッサージ師』では太陽として登場した。それにしてもどんなスケールなんだ、ボッティチェリ高校…
手
吹奏楽部の顧問。なんと彼は指揮者もこなせる左手だけの彫刻。モデルは高村光太郎の彫刻「手」。
初登場は『指揮者が手』。
先生(附属中学校)
縄文土器先生
頭が縄文土器になっている先生。つまりは異形頭。黒い手袋をはめており、ネクタイは土偶柄。おそらく男。なにかと人気が高い。
初登場は『縄文土器先生』。英語を担当する。電話に出る時も英語だが、新潟で出土した土器なだけに時々新潟訛りが出る。怒ると煮物を作ってアピールする。なんだこれは…
さらに『土偶迷路』では文化祭でデスゲームじみた巨大迷路を作った。しかも縄を持った巨大な腕が出てきて、逃げ遅れると模様にされてしまう【縄目タイム】や迷路内の温度を上げる【遮光器蒸し】などのギミックも豊富。危険なうえに、クリア報酬はどんぐり2つ。(まあ、この後校長先生に無事叱られたのだが…)
校長先生
ボッティチェリ高校附属中学校の校長。銀色の髪に前髪から首まで続く水色→紫→青の細かい毛が生えている。…いや、説明を聞くより動画を見た方が早い。
丸眼鏡をかけていて、黄色いスーツを着ている。
初登場は『土偶迷路』。巨大な迷路を作った縄文土器先生を叱りつけた。
不明
ここでは、DVD BOOKでは中学生として紹介されていたり、DVD BOOK 7のキャラクター大集合図鑑シートでは「ボッティチェリ高校」の欄に描かれていたりと一定していないキャラクターたちを紹介する。
タージ・マハル先輩
ご存知インドの世界遺産…なのだが動いたり喋ったり踊ったりする。
初登場は『LOVEタージ・マハル先輩』。性格はクールで、ミステリアス。後述の男子からは好意を寄せられているが、作中では彼の告白を「無理」と断った。
タージ・マハル先輩のことが好きな男子
焦茶色の髪に楕円形の眼鏡をかけている男子生徒。彼も名前が判明していない。
初登場は『LOVEタージ・マハル先輩』。タージ・マハル先輩のことが好きで、一度は「僕のムムターズ・マハルになってください!」(ムムターズ・マハルはムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの愛妃)と告白するも一蹴されたが、まだ諦めきれないらしい。
『特急三日月宗近』では撮り鉄として登場。
余談
校名の由来は『委員長はヴィーナス』の元になった作品《ヴィーナスの誕生》を描いたイタリア人画家、サンドロ・ボッティチェリ。ちなみに、『委員長はヴィーナス』では、よく見ると『ムンクの叫びラーメン』の店長が窓から見える。
関連イラスト
ボッティチェリ高校に関するイラストを紹介してください。