このボトクさまとなあ!約束したんだよ!魔王さまの配下ボトクさまとな!
ところがだ。おやさしい神父さまは村人に殺されちまうのさ!
あっはっは 約束通りそれまでは村の奴らにゃ手は出さねえよ。
バカな村人たちだ!自分を守ってくれていた神父を自分の手で殺すんだぜ!
あはははは!まんまとひっかかった!クックック。
楽しみだなあ!あははははは!
概要
『ドラゴンクエストⅦ』で過去のレブレサックに登場するボスモンスター。
霧でレブレサックの村を包んで一帯を封印し、神父を魔物の姿に変えた。
名前の由来は、恐らく「冒涜」だろう。
外見
爬虫類のような顔付きをしている緑色の鱗肌の魔人。薄黄土色のローブを着用しており、更に赤茶色の肩当てとメットを装着している。ローブの胸の辺りにはドラゴンの横顔のような紋章が描かれており、ベビーニュートのような小さいドラゴンを肩に乗せている。
ニンテンドー3DS版ではローブの色は紫色に、肩当てとメットの色は黄金色に、肌の色は薄茶色に、肩に乗っていた小さいドラゴンはメラリザードに似たものへと変更されている。
戦闘
色々な意味で印象的なレブレサック編の大ボスだが、本人の戦闘力は、というと呆れるぐらい弱い。
魔導士系の外見をしているが、実際に使用できる呪文は「ベホイミ」と「マホトーン」のみ。そのうえ、攻撃手段は通常攻撃と「もうどくのきり」のみ。一応二回行動だが、だからどうしたというレベル。そんでもって攻撃力も周辺雑魚と大差ないレベルでぶっちゃけ痛くない。既に終盤近いというのに、全体攻撃手段の一つすら持っていないため、余裕で回復が間に合う。
唯一危険なのは「もうどくのきり」を食らった上で「キアリー」を封じられるパターンだが、これだけで全滅に追い込まれるわけもなし。どくけし草を一個持たせておけば解決する問題である。
…というかこの直前に戦うボスが『ドラゴンクエストⅦ』屈指の強ボスヘルクラウダーであり、細かい点まで見てもヘルクラウダーに勝っている点がほとんどないコイツに負ける可能性など皆無だろう。
なぜか回避率が妙に高く設定されており、ひょいひょい攻撃をかわすので無駄に戦闘が長引く。
むしろ頭脳派なボスということも考えると、とにかく持久戦で作戦が成功するまで粘るのが信条なのかもしれない。
つまり、本人が弱いのはある意味設定どおりなのだろうか。
小説版
本編では単なる1ステージのボスであったが、知略に長けていたためか魔王の片腕という大役ポジションに大抜擢されている。更に「魔界導師」と言う肩書きを貰っており、過去マーディラスにおけるメディルの使いの仕事を奪って登場している。本編では小物臭い口調だったが、小説版では大物風の口調になっている。
また、クリスタルパレスで登場するネビラの正体はコイツという事になっている。
外伝作品での登場
ガラケーアプリ『ドラゴンクエストモンスターズi/ez』に登場。
????系のモンスターで、自力で「ヒャド」「ベホイミ」「ジゴスパーク」を習得する。
本編では非常に弱いのだが、何故かこちらではかなり優遇されており、なんと幻のモンスター扱いまでされていた。守備力以外は魔王並みのステータスを持ち、ヒャド系は効かない耐性を持っている。図鑑の説明文によると「頑強な肉体と高い魔力を持った邪悪な魔人」とのこと。
余談だが、『ドラゴンクエストモンスターズMobile』からリストラされている。携帯ゲーム機のモンスターズシリーズにもタイムマスターやガマデウス、バリクナジャなど同期の仲間達が続々参戦する中、何故か彼だけ登場することは無かった。
ボトク系のモンスター
- だいまどう
ダークパレス、死地の洞窟、謎の異世界に生息する強敵モンスター。「イオナズン」「はげしいほのお」「しゃくねつ」「ザオリク」「いてつくはどう」を使ってくる。
懐かせてモンスターパークへ送ると塔エリアに住み着く。
もっと良い食事や部屋を用意しろだのと、ワガママばかり言ってくるぞ。
- あんこくまどう
さらなる異世界に生息する強豪モンスター。
「バギクロス」「ザラキーマ」「ザオリク」「つうこんのいちげき」「いてつくはどう」を使ってくる。「ザオリク」持ちのためプラチナキングの蘇生係にされ、経験値を稼がれることもしばしば。
懐かせてモンスターパークへ送ると墓地エリアに住み着く。だいまどうとは違い、ワガママは一切言わず魔法について語ってくる。