CV:阪口大助
概要
スマイルプリキュアに登場する妖精。
初登場は第6話。
メルヘンランドの住人であり、キャンディの兄に当たる。
一人称は「拙者」で、語尾に「~でござる」をつけるのが特徴。
キャンディとは対照的に冷静で真面目な性格。
普段はメルヘンランドでの情報収集などの任務があるため、プリキュアたちに重要な情報を伝えるとき以外は人間界にはやってこない。
自身の姿を変化させる変化の術を使うことが出来る忍者であり、妖精としては珍しく直接戦闘に介入できる力を持つ。
また、自分の毛をむしって吹き付けることで人間を妖精に変身させる能力も持っている。
人間界でのプリキュアのサポートはキャンディの大切な使命と捉えているがゆえに、キャンディが多少困っていても自力で頑張るようにと励ますだけで、安易に手は貸さない。
しかし、本当はキャンディの身を案じる優しい兄である。
第22話ではジョーカーにさらわれてしまったキャンディの事を本気で心配し、号泣する一面も見られた。
「無茶でも行くしかない」という台詞からもキャンディをかなり大切に想っている事がよくわかる。
第23話で無事キャンディと再会した際も兄妹揃って号泣し、再会を喜び合っていた。
なによりも『男らしい男』に憧れるため、「かわいい」と言われると「男にかわいいとは無礼だ」と怒るが、「かっこいい」と褒められると動揺して軽い混乱状態になる。
可愛いと言われて怒った後、カッコいいと言われて混乱する流れは今のところお約束のようである。
第33話でも、同じようなやり取りがあったが、「かっこいい」「男らしい」といわれたあと「それ程の事も・・・あるでござる」と返してる。憧れの侍映画に出るという意気込みがそう答えさせているのかもしれない。
また、字を書くのも上手いらしくプリキュア達から「達筆」と絶賛されるほど(第21話より)。
終盤でキャンディはロイヤルクイーンの娘であることが明言されたが、ポップ自身はロイヤルクイーンの実の息子なのか、あるいは養子の類であるのか等、詳細な関係は不明である。
主な活躍
第6話
空き缶の姿をしたアカンベェに対して巨大な缶潰し器に変身し、
プリキュアとの連携でダメージを与えた。
第21話
伝説のペガサスに変身。みゆきとやよいの二人にのしかかられて変身が解けた。「重い」と漏らしており、どうやら重量オーバーだったらしい。
第22話
ジョーカーの戦闘では盾に変身し、ジョーカーの攻撃からプリキュア達を守るも、動けなくなるほどの重傷を負い、プリキュア達もジョーカーの反撃を喰らって動けなくなった後、自分の目の前に落ちていた星デコルの強奪を許してしまう。
第23話
第22話から続いてのジョーカーとの戦闘で、巨大な鳥に変身してバッドエンド王国へとプリキュアを運ぶ。この時は五人を乗せて飛行できるほどだったため、変身後の彼への搭載重量の上限は、どうやら変身した物の大きさに比例するものと思われる。
そして戦闘面において、煙玉を張って三幹部の目を眩ませたり、ジョーカーの攻撃の盾となり、タッグを組んでいたキュアビューティにビューティブリザードを放つチャンスを与えるなどかなりの活躍を見せ、前話の雪辱を果たしている。
ビューティとの見事な連携は、ともに和風であり、書道をたしなみ、達筆な者同士通じるところがあったからだと思われる。
第24話
ロイヤルクイーンが目覚めない理由を探る傍ら、プリキュアたちにメルヘンランドを見て回ってもらうためにプリキュアたちを妖精に変身させた。
第33話
みゆき達が時代劇映画村へ撮影見学に行くと聞き、「侍映画と聞いて(撮影に)参加せぬようでは、末代までの恥」と役目と関係なく同行する。
思わぬ形で映画に出演することになった際、彼は若侍姿に変身した。
―>人間体ポップ
その後、プリキュアの秘密を守るための忍者らしい活躍もあったが、最後はおいしいところを持っていってしまった形に話はなってしまった。
第39話
メルヘンランドで『はじまりのシンデレラ』の本がなくなって、態々人間界に降り立ってみゆき達の教室まで探しに来た際に、あかねの座っている後の席の机の上で大騒ぎしてしまい、あかねたちを慌てさせた。同じくみゆきがはじまりのシンデレラの本のページに触れた所為で、本の中に入ってしまったことで知らせに来たキャンディも大騒ぎしてしまい、慌てさせてしまった。
漸く見つけた本にバッドエンド王国三悪も入ってしまい、あかねたちにみゆきを守るように指示をして司令官を務めた。
演者について
担当声優の阪口大助はプリキュアシリーズではハートキャッチプリキュアに登場した才谷秀雄を演じて以来2年ぶりの出演。
当時志村新八として出ていた銀魂にて、パロディネタが展開されており、それが東映を怒らせる原因となった。(強いて言えば、中のセリフまでスマイルプリキュアにそっくりである) いろいろやらかしているのにもかかわらず、阪口氏が出演することとなり、板挟みになることになったのは想像に難くない。 他にも折笠富美子女史(柳生九兵衛・南野奏/キュアリズム役)と釘宮理恵女史(神楽/キュアエース役)が前後のプリキュア作品に関わっており、2人も同じ境遇になったことが考えられる。
関連イラスト
関連タグ
プリキュア スマイルプリキュア キャンディ(プリキュア) メルヘンランド
プリキュアシリーズの歴代協力者