概要
初登場作品は『ゼルダの伝説(初代)』であり、主に『ゼルダの伝説』シリーズの主人公リンクの最強武器として登場する。ホワイトソードと比べると出番が少ない。
登場作品
ゼルダの伝説(初代)
初期装備であるソードの4倍、ホワイトソードの2倍の攻撃力がある最強の剣。ハートの数が12個以上あれば入手出来る。
迷いの森を抜けた先にある墓場の地下に隠されている。ハートが12個以上ある時に地下の老人と話すと譲ってもらえる。墓場にはライネルが徘徊しているが無理に倒す必要はない。
マスターソードの行方が不明なこの時代においてガノンを滅ぼせる剣でもある。
リンクの冒険
説明書によればリンクは左手にマジカルソードを持ち、右手にマジカルシールドを構えているとのこと。
ゼルダ無双
リンク専用のLv3片手剣として登場。ストーリー内では手に入らず、アドベンチャーマップで手に入る。
3DS版(Switch版)では裏マップ、WiiU版では冒険マップで手に入る。
3DS版(Switch版)のみ上位武器に裏マジカルソード、闇マジカルソードがある。普通にプレイする分には後者が最強の片手剣だが、真の力を解放したマスターソードの方が強くなる。
メディアミックスでは
ゼルダの伝説(初代) / リンクの冒険(乱丸)
道具屋の老婆からもらったホワイトソードが進化したという設定で登場。
リンクは8つに分かれた知恵のトライフォースの欠片を集め切ったことで心身共に成長を果たし、それに呼応する形でホワイトソードも進化を遂げた。
ガノンとの戦いでは胸を貫いて大ダメージを与えるが、ガノンは力のトライフォースによって異常なタフネスを持っていたため倒すには至らず逃げられる。そこでリンクは、知恵のトライフォースとマジカルソードを合体させることで一振りの槍を生み出し、ガノンの額を貫いてトドメを刺した。
数年後を描いた続編『リンクの冒険』でも引き続き使用。しかし第2巻にて耐久限界を超えて折れてしまう。
そこでダルニアの町の長老シャモンと協力して新たな剣を鍛え上げる。マジカルソードを超える両手剣だが名前は特になく、タイトル名で「ニューソード誕生」と語られたのみ。
ちなみにニューソードは勇気のトライフォースと合体することで鍔の意匠がマスターソードに似たものに変化し、ガノンの光線を跳ね返す能力を見せた。
蜃気楼城の戦い
ザーレの森に棲むドラゴンの骨を削って作ったと言われる最強の剣。リンクルートで手に入る。
グリオークとの戦いではこれを持っているかで難易度が変わる。所持していればそのまま連続突きで勝ててしまうが、所持していない場合はライフ判定でのバトルが発生する。
ラスボス戦ではトドメに銀の矢を使うか、マジカルソードを使うか選択肢が発生する。
実はマジカルソードでトドメを刺すのは罠であり、ハートの数が足りていないと敗北ルートに直行する。ハートが足りていれば勝利できるが、結局銀の矢でトドメを刺すことになる。
最初から銀の矢でトドメを刺すを選択すればこのイベント発生しないので勝利ルート直行となる。
魔界からの逆襲
ガノンの怨念によって数百年前のハイラルに飛ばされたリンクが、事情を知ったハイラル王から授かった剣として登場。最後までリンクの力となった。
ゼルダの伝説(初代) / リンクの冒険(未将崎雄)
リンクが自分の力でダンジョンから見つけた古代の剣として登場。見た目はかなり禍々しく、刃は枝のように乱れ、鍔には3本の筒が付いている。
ゼルダの一族が生み出した退魔の剣であり、本質的にはトライフォースと同じエネルギーを持つ。ルーツが同じ古代遺物であるホワイトソードを超える光線(剣ビーム)を放てる。
リンクはホワイトソードの光線が通用しない精鋭魔族をこれで粉砕した。ガノンとの決戦でも使用されたが、光線は力のトライフォースによるバリアで無効化される。そこでリンクはガノンの頭部に剣を突き刺すことでバリアを貫通し、内部に直接光線を撃ち込んで逆転勝利を果たす。
3年後を描いた続編『リンクの冒険』でも引き続き使用された。
霊体となった初代ゼルダから力を与えられハイパーマジカルソードへと進化を果たす。剣ビームも強化されたがダンジョンの中で使うと内部を吹っ飛ばしてしまうため使い勝手はかなり悪くなった。そこで知恵のトライフォースを持つゼルダ姫が剣ビームの一部を吸い上げることで周囲の破壊を抑え込んだ(剣ビームもトライフォースも本質的には同じ力のためできる芸当)。
ガノンが持つ暗黒の剣(ダークソード)と互角に打ち合い、最終的にはゼルダ姫との合体攻撃“極大剣ビーム”で逆転勝利を果たす。
ガノンとの最終決戦では、リンク単独の剣ビームで応戦する。だが真の姿になったガノンはすさまじい巨体を持つため全く通用しなかった。しかし弱点である胸(心臓の付近)に命中したことでガノンを苦しめ、リンクはその間に体内へと侵入する。そして剣ビームで体内を破壊してガノンの心臓まで乗り込む。
トドメの剣ビームを放とうとしたが、ガノンの体内ではトライフォースの力が長続きしなかったため不発に終わる。
黒き影の伯爵
ガノンに恨みを持つガシム仙人がリンクに授けた剣。
魔法を封じ込めた鉄鉱石から創り、ハイラルでも一番の刀鍛冶が打ったもの。あらゆる呪文を跳ね返し、どんなに硬い装甲も貫ける。まさに勇者に相応しい剣である。
『神々のトライフォース』の発売後に刊行されたということもあり、マスターソードと同じように呪文を跳ね返す能力が付加されたと思われる。