概要
前作から3年後を描いた完結編。『リンクの冒険』を元にしたオリジナルストーリーが展開される。
登場キャラクター
パーティーメンバー
ガノンを倒してゼルダ姫を救い出した英雄。またビビリに戻っている。
少し成長しておりショタから中学生くらいの外見になった。
小国の姫君。今作ではハイラル軍の指揮官でもある。
少し成長しており小学生から中学生くらいの外見になった。
- 初代ゼルダ
ゼルダの一族の始祖と呼べる女性。400年前にガノンを魔界の大神殿に封印し、力と知恵のトライフォースによって魔界の扉を閉ざした。
現在はガノン封印の維持のため魔界に肉体を遺しているため霊体となっている。リンクとゼルダに魔界の封印が解けてしまったことを伝え、子犬に憑依して冒険に同行する。
サブキャラクター
17代ゼルダに仕える女性。前作よりも大人びた容姿になっている。
ストーリーには関わって来ないが王家に仕える忍者集団“ハイラル忍軍”を動かしてリンクとゼルダの手助けをさせた。
オリジナルキャラクター。とある町の宿屋の看板娘。若い女性だが正義感も気も強い。
今作ではとある男性と結婚している。久しぶりにリンクと再会し、たくましく成長したことを喜んでいた。
- ティアの夫
恰幅の良い若い男。17代ゼルダの前ではガチガチに緊張してまともに挨拶出来なかった。
オリジナルキャラクター。エルフの女性。リンクの叔母。前作では少女だったが今作では大人の女性に成長している。
ジェナードの下でペルと一緒に暮らしている。
後にガノンに襲われ喰われそうになるが、ハイラル忍軍の男性に助けられたことでほの字になる。
オリジナルキャラクター。かつて16代ゼルダの護衛隊長を務めていた老人。寄る年波には勝てないのか寝ていることが多い。
ホワイトソードを奪い取りに来たガノンと戦うがまったく歯が立たなかった。
オリジナルキャラクター。ジェナードの孫娘。前作では幼女だったが今作では小学校高学年くらいに成長している。
今もリンクに惚れている。残念ながら今回はサービスシーンはない。
なお、兄のグレイは未登場。
- ハイラル忍軍
オリジナルキャラクター。王家に仕える忍者たち。その内の1人はガノンの腕を斬り落としてカナンを救っており、一方的に惚れられてしまっている。見た目はがっつり忍者そのもの。
ガノン
- ガノンの分身
前作で倒されたガノンだが密かに生き延びており、リンクに化けて人々を襲い復活のためにエネルギーを奪っていた。
しかも正体は、本体である大ガノンから分離した一部に過ぎない……と初代は語る。
原作で言うところのシャドウリンクの役回りを担っている。シルエットは前作のショタリンクだが、顔はカマキリ、両腕は触手のように伸びるなど完全な化け物。
- 大ガノン
本作のラスボス。400年前に初代ゼルダの封印術によって魔界の大神殿で眠りについている。
山のような巨体を誇る狼にも似た姿をしており、本家とメディアミックスを含めた“ガノン”の中でも間違いなく最大サイズ。
ストーリー
余談
未将崎はこれ以降作品を刊行しておらず、確認出来る限り本作が最後の作品である。
厳密には代表作である“獣の列島”の3巻と4巻を刊行しているのだが、未将崎に変わって水無月あゆ(零野甲児)が作画した。
当時の未将崎は心臓を病んでおり、本作のあとがきでは水無月あゆ及びスタジオ614のメンバーが集まって描き上げたことを明かしている。
なお、未将崎の安否に関しては不明である。
本作のあとがきでは未将崎の代表作『獣の列島』のメインキャラクターたちと一緒にリンク、ゼルダ姫が描かれている。未将崎ではなく水無月の作画である。