概要
スクールガールストライカーズ『2』から登場する新キャラクター。
(ただし、2016年のエイプリルフールの際、当時の公式LINEに画像のみ出現したという情報がある)
モシュネと同じく名前の由来は女神だが、こちらは少女の姿で、愛称はミネル。
『2』のスペシャル予告では彼女と思われる儚いボイス台詞が存在する。兼ね役の可能性も否定できないが、CVは2023年末現在でも未公開のまま、演技も違すぎて特定が困難。
『2』というよりはキラル編の象徴とも言える謎の少女。現在はエテルノの愉快な協力者の一人であるが、EP3までのSF世界観とはかけ離れたキャラクター造形と謎めいた言動から、未だ考察勢の隊長たちからは色々の疑惑を決めつけられている。
EPキラルの役割
メインストーリー「エピソードキラル(以下EPキラル)」で案内役を務める。
湊小春、隼坂翠、そしてキラル世界の未来を変えるべく、隊長たちと共に彼女たちの物語を見届け、選択肢を隊長に委ねる。
ミネル自身もキラル世界の核心に関わる最重要キャラクターで、彼女自身もある問題を抱えていた(これはEPキラル最終話にて解決した)。
ちなみに、キラル世界の人間(とりわけ結合都市(コロケーション)の者)にも認知されており、「姿を見つけた者は幸運が訪れる」と噂になっている。
ミネルのエテルノ生活
『スクスト2』起動時点から既にエテルノに居候している。
NPCであるため、主な出番は告知エピソード。
しかし、小春対話編などでは普通に声付きで登場する。
2018年は問題未解決の状態だが、本編の神々しさと怪しさがなくなり、親しみやすい女性として振る舞う。
同時に「少女たちの美しい姿を見ることが大好き」という残念な趣味が判明し、水着とマイアレンジコンテスト関連エピソード、そして声付きの対話編では異様なテンションを見せる(当人はあくまで「隊長のため」と言い張っている)。
2019年の五周年マイアレンジコンテストでは「儚い美少女が有名な大型カメラでメンバーたちの写真を取る」という妙な構図になった。
ちなみにこのカメラ、2018年2月デート服告知エピソードの高嶺アコも使っていた。
また湊小春実装時、ターニャが際立って信頼していることが明かされた。
対話編の存在などから、今後実装される可能性もあると思われたが、
ミネルがキラル世界のアルタイル・トルテを召喚する限定マルチメモカが2019年8月に実装された。
2020年からは彼女のバレンタインチョコも貰えるようになり(なお19と20年コラボゲストキャラのチョコがある)、
2021年では期間限定NPCとしてホーム画面及びエテルノランドにて登場(夏CP終了まで)、しかも水着と各メニュー選択ボイスまで用意されている。2022年以後の夏でも再度登場、この場合はメンテ時点のエテルノランド既に使用可能になり、その年追加された新型限定スク水も彼女分が追加用意されている。
ミネル様はこれからも夏期のみ限定でホーム画面などに登場するのだろうか…
NPCでありながらメンバー同等のイベントが多数用意され、隊長の要望を叶えたサプライズはいいことだが、見方次第では黒幕疑惑よりも心配すべきなリアル事態かも…ちなみに現プロデューサーも10周年を目指すと明言している。
関連項目
この先、閲覧注意!
彼女の謎
この先、EP1、EP3、一部イベントストーリー、およびスクールガールストライカーズそのものの非常に重大なネタバレが含まれています。
前述の通り、2019年3月時点までは全ての隊長が「ミネルは善人である」と考えていた。
しかし、不知火ハヅキへの召喚獣を授ける様がエンドに酷似する他、実はスクストの今後を左右する可能性すらある、ある根本的な設定を変更している。
それは、他ならぬ湊小春のストライカー入りである。
また、イベントストーリーなどをよく読み返すと、ところどころ、不自然な言動も見られる。
ここからは不明点も多いため筆者の推測も混ざるが、筆者が思う不自然な点をいくつか挙げて、順を追って説明しよう。
・時空管理局の態度の変化
EP3によると「2018年4月時点でプレイアブルのストライカー」には、ある共通点がある。
全て「神装世界」の転生である点だ。
実はこれは時空管理局の意向でもあり、雨森このえおよび時空管理局の起源であると考えられていた、IF世界で戦う「IF部隊」のメンバーに相当する人物をエンドが神装世界で利用したために、逆にこれを転生させて、全ての平行世界の歪みを直すための戦士にする、という「エテルノ計画」に基づくものである。
時空管理局が「キャラメル・スピカ」を解散させたのも、キャラメル・スピカが神装世界やIF部隊と無関係だったことが理由である。
メタい余談だが、元々「アプリコット・レグルス」が参戦しなかった理由も、この設定があるからと考えることもできる。
つまり、少なくとも2018年5月までは、時空管理局は「これ以上のストライカーを追加するようなつもりはなかった」ことになる。
しかし2019年4月9日、前々から仄めかされていたとはいえ、神装世界ともIF部隊とも関係ない湊小春のプレイアブル化(つまりストライカー入り)が決定した。
そして奇妙なことに、このことは時空管理局が公認している(流石にキャラメル・スピカ同様内部で揉めていた可能性はあるが・・・)。
これは、約一年前の時空管理局の立場と矛盾する。
この一年で何があったのか、現時点では何も解っていないものの、小春がエテルノに現れた際のティエラやミネル本人の話から推測すると、何らかの形で「ミネルが時空管理局に働きかけた」と考えると、ある程度辻褄が合う(他の可能性も考えられるが)。
事実であれば時空管理局のセキュリティーをすり抜けて直接干渉するという行為自体、
既にミネルが只者でないことを示しているが、本当に干渉したのかについてや、どこからどこまで、具体的に何に干渉したのかについて等、現時点では何も解っていない。
・隊長の「意識」に直接アクセスする
2018年4月、初めて姿を現した時に見せた能力の一つ。アクセスされた「意識」は、「時の分水嶺」という境界らしき所に飛ばされ、そこで姿を見せた。
この際、ミネルは複数の不可解な言動をしているが、この段階で彼女の異質さに気づいた隊長はいなかった。以下に列挙する。
1 初見にもかかわらず隊長の名前を識っている
2 期間は不明だが、長期に渡り隊長を喚び続けていたと発言
3 隊長の「意識」を欲している(口にしかけていた)
4 同時に多数の隊長に接触
5 初見の存在にいきなり一つの世界(キラル世界)の命運を託す
6 上目遣いや視線逸らしが目立つ
7 以上の特徴を持ちながらエテルノで実体化したにもかかわらず、誰にも怪しまれなかった
特に二番目に関しては、2016年のエイプリルフールに公式LINEに突然現れたというミネル等の画像との関連も指摘されているが、確証はない。またこの時までエテルノとキラル世界との関連は一切なかったことも、一番目の不可解さを際立たせている。
EPキラルの最後に、この時の分水嶺にキラル世界のモルガナが姿を現している。
続編の「EPキラルI/O」では、重要人物である「水鳴かな」が彼女の絵を描いていた。
彼女の正体は、スケッチに自らの姿を描いていたその水鳴かな、そしてその召喚獣、すなわち、元々はかなの「キラル」だったのだ。
全てが終わった後、時の分水嶺に現れたかながミネルヴァの真実を明かしたのちに「キラルのミネルヴァ」と融合して意識を統合、
キラルではない完全体のミネルヴァが誕生した。
しかし…
実はまだ、スクストには、ミネル関連と思われる、未解決の問題が残されている。それは
・時空管理局の本当の司令官は誰なのか
・一部エピソードに登場した、いわゆる「天の声」のような存在は何者で、この存在とはどのような関係なのか
キラルI/Oの最後に残したある言葉が、その全てを暗に語っているのだろう。
「あなたが人間としての役目を終えたとき いつかあなたも私のいる次元へと来ることになる。」