曖昧さ回避
- 英語で大渦巻を意味する「メイルシュトローム(Maelstrom)」
概要
『ドラゴンクエストⅦ』で初登場した呪文。水流によって敵を攻撃する呪文。
『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3』では「ザバトローム」という似た名前の後輩が現れた。
水を利用した特技だが、そもそもナンバリングで「水属性」が登場したことが無いため、基本的に「風属性」に分類されている。
登場作品
ドラゴンクエストⅣ(リメイク版)
『ドラゴンクエストⅦ』からコピペされた「フロッグキング」が引き続き使用する。
バギ系で120~150ダメージと性能も据え置きであり、裏ダンジョンのモンスターであってもはげしいほのおが限界だった『ドラゴンクエストⅣ』の雑魚敵が使う攻撃の中では頭ひとつ抜けた火力を誇る。『ドラゴンクエストⅣ』の特技の中では明らかに異質なネーミングもあってインパクトが強い。
上位防具の耐性の関係上『ドラゴンクエストⅦ』に比べるとバギ系を軽減しやすい環境ではあるが、『ドラゴンクエストⅣ』の仲間は『ドラゴンクエストⅦ』の仲間よりステータスが低いので危険度は全く下がっていない。
ちなみに、フロッグキングと遭遇する機会が少ないことが救いである点も『ドラゴンクエストⅦ』と同じである。
Nintendo DS・スマートフォン版では何故か「メイルストローム」という名前に変わっているが、誤植なのか文字数的に余裕ができたための差し替えなのかは不明。
ドラゴンクエストⅦ
海賊をマスターすると習得することができる。
巨大な渦巻きを発生させて、敵1グループに120~150のダメージを与える。
消費MPは12で、属性はバギ系。
威力はそこそこ高いのだが、効果範囲に比して少々燃費が悪いのがネック。
これを使うぐらいならダメージ帯が被っていて消費MP8の「バギクロス」を使っておいた方がいいだろう。「バギクロス」のダメージ幅が大きいという欠点を考慮しても、この消費MPの差は大きい。また、やはりというべきか「ハリケーン」や「コーラルレイン」共々、AIが大好きな呪文でもある。
敵ではフロッグキングのみが使用する。
受けるダメージは味方の物と同じであり、フロッグキングが使用する攻撃の中では頭一つ抜けて威力が高い。
おまけに、本作の上位の防具はそのほとんどでバギ耐性が欠如しているので使われると大ダメージは必至であり、連発された場合は全滅も見える。
出現場所の関係上そもそも戦う機会そのものが少ないのが救い。
- リメイク版
海賊★7で習得に変更され、天地雷鳴士★2、勇者★5でも習得が可能になった。
しかし、上級職で習得した呪文は他の職業に転職すると使えなくなってしまうため、習得できる上級職が増えたことはあまり待遇改善には繋がっていない。
「水竜の剣」を道具として使った時の効果が「つなみ」からこちらに変更されている。
これにより、水竜の剣を使えば誰でも消費MP0で放てるようになったため、そういう意味では大幅に利用価値が増したと言える。
「ドルフィンシールド」でダメージを30ポイント軽減できるようになっている。
敵側では、フロッグキングの他にトクベツなモンスターの「デッドセーラー」が使ってくる。
ドラゴンクエストⅩ
海賊がレベル80で習得する呪文。自身の周囲に風属性のダメージを与える。消費MP24。
風属性呪文では最も高威力どころか単体呪文の「メラガイアー」すら越える超火力であるが、使用者が呪文系のバフを持たないため有効活用できる機会は限られる。
類似するものとして、天地雷鳴士の特技「水神のたつまき」がある。
ドラゴンクエストⅪ
敵専用の呪文。全体に風属性のダメージを与える。
「うずしおキング・強」や「エビルネプチューン」等後半~終盤の海に出現するモンスターが使用する。
「覇海軍王ジャコラ」や「憤怒の海獣」といったボスクラスも使用する。
Nintendo 3DS版では呪文の詠唱時に覇海軍王ジャコラが水面から飛び出して一回転する、なかなかの迫力(ちなみにもう1つの呪文の「ボミオス」は普通に唱える)。
ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城
フローラが習得する特技の一つ。本編の攻撃呪文とはうって変わり、敵を引き寄せる効果のみをもつ呪文となった。発動時の消費MPは3だが、効果発動中は常にMPを消費するため実際はもう少し多い。
スキルを強化することで「メイルストロム∞」も使うことができる。こちらはMPが続く限り無限に「メイルストロム」を発動できる。
ドラゴンクエストヒーローズⅡ 双子の王と予言の終わり
ラゼル・テレシアがスティック装備時に使用可能。スキル強化で「メイルストロム∞」が使える点も変わらず。
また、無料アップデートで使用可能なフローラも習得している。