カーンデジファー「武史よ、そこを拠点にもっと人間どもを混乱させてはどうだ?」
武史「というと?」
カーンデジファー「この世から色をなくしてしまうのだ。普段見慣れた色がなくなれば、不安と混乱が生じるのではないか?」
武史「そうか、面白い作戦だ」
データ
身長 | 70m |
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体重 | 6万8千トン |
出現地 | ジロー・ダイ・アート・オフィスのコンピューターワールド |
概要
第20話「地球から色が消える!?」に登場。
CGコンテストに落選した挙句、作品を「性格が出てる」と酷評された事に激怒した藤堂武史が(といっても、武史の作品は自分の周りを醜悪な怪獣達が取り囲んでいるというはっきり言って子供が泣くレベルの大衆受けする作品ではなかったのが原因だが)その審査責任者だった翔直人の叔父である大次郎の経営する「ジロー・ダイ・アート・オフィス」というCG制作会社のコンピューターに送り込んだ怪獣。
ステルガン同様口からは光線を吐き、翼からの衝撃波も健在だが、全ての威力がパワーアップしており飛行速度もマッハ15に上がった。こちらも「隠しコマンド」というプログラムで透明化することができる。
会社内のコンピューター内部のカラーパレットのシステムを組み換えることで大次郎の作品から色を奪い、組み替えたシステムのタワーから視覚破壊光線を発射して大次郎の視覚からも色を奪い取り彼を自暴自棄にさせた。その後は視覚破壊光線を町中にばらまくことで色のないモノクロ世界に変えてしまった(結果的に改造される前より引き起こしたであろう交通事故の規模もパワーアップしているはずであり想像とはいえ起こした被害だけならグリッドマン怪獣の中でもメカギラルスやジュバゴンと並びトップレベルである)。
グリッドマンとの戦いでは今回もその能力でグリッドマンを苦しめるが、ダイナファイターとキングジェットの「ビューストームα」「ビューストームβ」の特殊ビーム照射によるフォーメーション攻撃「ビューストーム作戦」で透明化を封じられ、最期はグリッドマンに何度も投げ飛ばされた挙げ句にグリッドビームを受け消滅した。
余談
『SSSS.DYNAZENON』では、武史が落選したCGアートコンテストが開催されていることがネットニュースの記事になっていた。
『グリッドマン・ドグマ』の怪獣は、CGアートコンテストで武史の絵に感銘を受けたことがきっかけで生み出されており、全個体の名に「ステル」の文字が付けられており世界から色を奪う能力を持っていた。
作中でも片付けられなかった玩具として、玩具箱から転がり落ちたメカステルガンのソフビが描かれている。
劇中で武史が応募したCGアートは、歴代の円谷怪獣がコラージュされたもの。
確認できるだけではゴメス、リトラ、テロチルス、ビッグアイ、キングザウラ、ガドラザウルス、ウィロン、ボルカドン。