カーンデジファー「そうだ。我々を侮辱したらその報いがどんなものか教えてやれ!」
データ
身長 | 67m |
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体重 | 5万8千トン |
別名 | 透明怪獣 |
出現地 | 自動車のコンピューターワールド |
概要
第4話「暴走自動車」に登場。
藤堂武史とカーンデジファーが、前回ボルカドンが起こした事件で全国に送られたカーンデジファー名義のファックスをワイドショーで「馬鹿なハッカー」と笑った嫌味なコメンテーターの細野龍元(演:黒部進)を痛い目に遭わせる為、彼のハイテク自動車のコンピューターに侵入させた怪獣。
隠しファイルと同様の原理で姿を消すのが可能で、口からは光線、翼からは衝撃波を発射する。もちろん飛行も可能。
細野と翔宗一郎の乗る自動車のコンピューターに侵入し、自動車を暴走させ「一度に破壊せず、じわじわと苦しめろ」とのカーンデジファーの命令で、交差点の中央で車をストップさせ、安心しきった所でまた暴走させる嫌がらせ行為を行い、細野と車に同乗していた宗一郎を精神的に追い詰めていった。
透明化能力でグリッドマンを苦戦させたが、井上ゆかが作った可視化プログラムによって透明になれなくなり、スパークビームで翼を破壊され、最後にはグリッドビームで倒された。
なお、宗一郎は車に引かれそうになった小金村巡査を助け出した経緯から「命の恩人」と感謝され、細野の方はこの事態を何処かへ擦り付けようと根回ししようとしたものの、駆け付けた警官に「危険運転、安全運転義務違反、信号無視の疑い」で逮捕されてしまった。
余談
ネコパブリッシング出版の『エンターテイメントアーカイブ 電光超人グリッドマン』のインタビュー記事にて、主人公・翔 直人を演じた小尾 昌也氏が取材を受けるに当たり、全編を見直した上で「1番大好きな怪獣」と挙げている。
その理由は
「唯一飛ぶんですよ! グリッドマンって敵を1回投げ飛ばすんですが、それが効かない、しかも消えるという。最強なんじゃないかなって思います」(ほぼ原文)
と答えている。
実際、作中においてステルガンの飛行は唯一ワイヤーアクションの操演で表現されており、改造後のメカステルガンの飛行はCGであるためか戦闘中は飛ばなくなっており、グリッドマンとの戦闘シーンの演出としては初期ながらもかなり見応えがある。
この怪獣の行った悪事は交通事故の誘発だが、ゲストから考察するに『壮大な自虐ネタ』なのかもしれない。
放送当時にフィギュアが発売されたが、グリッドマン怪獣のフィギュアは初期のデザイン画を参考に造形されたため、翼の形状が劇中と異なっている。