「わらわは 美と芸術の化身 メルトア! その真の姿を 貴様らのまなこに 焼きつけるがよい!」
CV:茅野愛衣(Switch版)
概要
紫色のドレスを纏い、下半身が鳥かごになっている女性を模した人形のような姿をしているが、クラーゴン並みの見上げるような巨体を誇る。
プチャラオ村にある壁画がウルノーガの呪いで魔物化したもので、欲深い人間を壁画世界に誘い込み、塗料としていた。主たるウルノーガの事を「愛しきあの方」と称すなど、彼にかなり心酔している様である。
加えて、無欲あるいは寡欲な人間に対しては「メル」という名の幼女の姿(メイン画像下部の少女)で現れ「親とはぐれたので探して欲しい」と、相手の良心につけこむ形で巧みに壁画世界へと誘導しようとするなど、非常に狡賢いモンスターである。
彼女が首にぶら下げているのはまほうのカギであり、これを使った術も使用してくる。
一人称は「わらわ」で、人間を「塗料」呼ばわりするなど、常に高慢な態度を崩さない。
攻撃はデコピンしたり、レーザー光線でなぎ払ったり、トゲつきの触手で攻撃しつつ回復したり、心の鍵を解き放ち、単体を魅了状態にしたり、鍵をかけて単体の特技を使用不能にする…などで、ボス敵らしく多彩な攻撃を仕掛けてくる。
中でも恐ろしいのはデコピンで、効果は「100%つうこんのいちげき」というもの。
体力を多く保っていないと壊滅状態になる危険性があるため、メンバーの残り体力には常に気を配っておこう。
これは、はぐれメタルやメタルキングですら粉砕されるぐらいの脅威である。
それ以降は通常エンカウントで、メルトアの色違いとしてメイデンドール系が登場するが、ラプソーン並みの巨体を誇る彼女に比べ、いずれもサイズダウンしている(それでもなお、長身のシルビアやグレイグを超えるが)。
ちなみに彼女を倒したあとは、遺跡の絵から消失するがプチャラオでは、呪いの絵という曰く付きも含めてこの絵のレプリカを売り出そうとする動きがあった。
しかし、メルという少女から提案されたことや、レプリカを買った人が行方不明になってしまった……という曰く付きになってしまったとか。
『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランドSP』や『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』にも登場するが、他の色違いとは異なりGサイズとなっている。初登場作品でも巨体なので妥当とも言える…が、他のGサイズモンスター達と比べるとやや小さめ。
また、系統の中では唯一???系に分類されている。
余談
名前の由来は塗料にするということから「melt」+「art(絵画)」だろうが髪の触手がヘビを連想させたり石化を壁画化させることからギリシャ神話のメデューサもかかっていると思われる。
英語版における名前は「Dora in grey」という。これはオスカー・ワイルドの小説「ドリアン・グレイの肖像」からとられている。
ちなみにメルの名前は「Dora」。
『スライムもりもりドラゴンクエスト3』には「かいが」というこれまた実体化した絵画のモンスターが登場している。
Switch版戦闘ボイス
技名は「PlayStation(R)4版 ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて 公式ガイドブック」より。
- 戦闘開始
「フフフ……」
- デコピン攻撃
「どうじゃ?」
または
「そぉれっ」
- しょくしゅ
「出でよ」
または
「美の糧になれ」
- 破壊のひとみ
「これぞ美の輝き……!」
または
「丸焦げじゃ~!」
- 魅了のカギ
「我が虜になれ……」
- 封印のカギ
「足掻くでない……」
- ゾーン突入
「わらわを讃えよ!」
- とどめ(戦闘終了)
「バカな……」
関連タグ
ドロシア:絵画が意思を持ったという点で共通している。
メデューサ(逃走中グレートミッション):見た目が似ている。
ロミア:同作品での中の人繋がり。
ソアラ(ダイの大冒険):アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(2020年版)での中の人繋がり。