カードテキスト
ライフポイントを200ポイント回復する。
概要
STARTER BOXで登場した遊戯王OCG最初期の通常魔法。そしてそれ以降、一度として再録されず絶版状態が続いているカード。だからと言って効果が強力なわけでもなく、現在のデュエルでは使いどころを見つけるのも難しい程に力不足。
しかも絶版カードにもかかわらず、スターターボックスに収録されて膨大な数出回った為にそれほど高値で取引されているわけでもないため、手に入りやすく身近なネタカードとして愛されている。
「モウヤン」というネーミングの元ネタは東京に実在するカレーショップ「もうやん」から。
元々このカードが印刷されるまでの経緯もこの「もうやん」側からネタを提供した事によるらしい。
このためか、店内にこのカードや拡大印刷したものが展示してあったりこのカードを持ってきた客にサービス等のキャンペーンを行っていた事がある。
最初期のLP回復カードの特徴として、自分のLPをという一文がテキストに無い。
当初から、これらのカードは回復できるのは自分のLPだけであるという裁定は存在したが、
以後のLP回復カード再録時には必ず自分のという1文が加えられるようになっている。
しかし、他のカード達が次々と再録されていくなか、効果量が最も低いこのカードだけは
再録される事がなく、結果として初期の曖昧なテキストが最新のまま残り続ける事となった。
これに伴い、公式裁定も本カードのみを「相手も回復させる事ができる」としている。
それにしても、普通に考えて「自分はともかく相手を回復させてどうする」「そもそも回復量が心許なさすぎる」という根本的な問題があり、
シモッチによる副作用で相手にダメージを与えたり、ビッグバンガールの効果起動に使うにしても
もっと適任かつ強力なカードはいくらでも存在する…と、ネタカードのような存在である。
しかし、TF6ではある重要な役割を持たされている。また、TFSPではあるキャラクターがこのカードを使うとまさかのカットイン演出が見られる。妙なところで優遇されているカードである。
デジタルカードゲーム
一部のゲーム作品によると、ビーフカレーとの事。
ただし、上記の珍妙な効果については無視されており、自分のLPしか回復できない場合がほとんどである。
例外的に、スマホアプリ『デュエルリンクス』ではきちんとこのテキストの不備が再現(?)されている。
相手を回復できる事に加え、CPUを回復させる事でノーダメージボーナスと逆転勝利ボーナスを同時に満たし、ハイスコアを狙っていくという攻略に使用されていた。
また、同作のコロシアムの背景にはこのカードをモデルにした看板が立っており、その看板によれば2階でこのカレーを食べる事ができるようである。
関連タグ
藤木遊作/Playmaker:彼のスキル「Storm Access」の発動条件はライフポイントが1000以下のため、相手を回復させるカードは妨害に使うことが出来る。