概要
ただし、飽くまでもファンが使用する通称で公式呼称ではない。
シミュレーションRPGである本作のシステム上におけるプレイヤーが有するパーティであり、戦闘時にはラムザを含めた最大5名までを出陣させることになる。ストーリーが進むに連れ、固有の専用ジョブを持つキャラクターたちも一団に加入するようになるが、受け入れるか否かはプレイヤーの判断に委ねられる。
pixivにおいては、ラムザとその仲間たちの集合イラストにこのタグが使用されている。
構成
※ 太字は後に正式加入するキャラクター。それ以外はイベント戦におけるゲスト参戦(プレイヤー操作不可)となる。
リーダー
一団のリーダーで、本作の主人公。イヴァリースの騎士の名門「ベオルブ家」の末弟。士官アカデミーに通っていた当時、平民兵からなるテロ組織「骸旅団」の暴動鎮圧のために、親友のディリータや他の同級生たちと共に戦線に立つことになる。ゲームの性質上、所謂「王将」に位置するユニットで、「パーティの全滅(気絶や石化など戦闘不能状態)」と「ラムザの死亡(戦闘不能から3ターン後に肉体が消滅)」が自軍の敗北条件に設定付けられている(ストーリー内のイベント戦では、保護対象の死亡も敗北条件に加えられる場合もある)。
専用ジョブは『見習い戦士』。
凡用ジョブとは若干性質が異なり、固有アクション「ガッツ」の他、チャプターが進むに連れて高性能な修得アビリティが増加する。
FFT次元ではルカヴィを打ち倒した後、リヴァリースの隣国へ亡命してEDを迎える。FF14次元ではリヴァリースの隣国でも活動しつつ、ルカヴィとの戦闘でルカヴィを封印に成功するが命を落としてしまう。
固有ジョブを持つ味方
王都ルザリアの近衛騎士団所属の女騎士。当初は飽くまでオヴェリア護衛の任務としてラムザと共闘していたが、その素性を知ってからも彼のことを篤く信頼し、後に正式に一団に加わる。
専用ジョブは『ホーリーナイト』。
チャージタイム無しで遠距離の敵を攻撃する固有アクション「聖剣技」を持つ。
天騎士バルバネスの末子で、ラムザの実妹。ジークデン砦での一件以来、失踪した兄の身を案じていたが、後に再会。“異端者”の汚名を被った兄を守るため、ザルモゥたちと戦った。
専用ジョブは『クレリック』。
固有アクションに旧友でもあるオヴェリアと同じ「聖魔法」を持つ。また、ラムザやディリータと同じ「おまじない」も使用できる。
機工都市ゴーグの若き機工士。聖石を狙うバート商会に狙われていたところをラムザ一団に助けられ、共に誘拐された父を救出する。父の救出後はラムザに大恩を抱き、仲間に加わる。
専用ジョブは『機工士』。
失われた文明のひとつである、機械仕掛けの兵器「銃」を武器とし、固有アクション「狙撃」で対象にドンアクやドンムブなどの行動封印効果を与える。
バリンテン大公に保護された少女。バリンテンの本性を知り逃亡していたところをラムザに助けられる。一時はバリンテンに追い詰められるも、真実を知った兄が助けに入り、直後に現れたエルムドア侯爵たちをラムザと共に撃退し、その後正式に一団に加わる。
固有ジョブは『天道士』。
固有アクション「真言」はMP無消費で効果範囲内をランダムに数回(最大6回)攻撃する特殊な魔法で、一体のユニットに数発命中することもあれば一発も命中しないこともある。
ラファの兄。バリンテン大公を信頼し、彼の命令でラムザを狙ったが、後にバリンテンの本性を知り、銃殺されそうになった妹を庇った。エルムドア撃退後、妹共々仲間に加わる。
固有ジョブは『天冥士』。
固有アクション「裏真言」はラファのものと似ているが、通常の魔法とは逆に両者のFaithの値が低いほどダメージが大きくなる。
南天騎士団団長で、オーランの養父。南北の内乱を未然に防ごうとゴルターナ公に和睦交渉を進言していたが、ゴルターナ暗殺の疑いがかけられ捕縛されてしまう。後にラムザによって救出され、一団に加わる。
専用ジョブは『剣聖』。
固有アクションに、「聖剣技」「暗黒剣」「剛剣」のすべての技が使用できる「全剣技」を持つ。ラムザ一団の中でも最強の存在。
神殿騎士団の一員で、団長ヴォルマルフの娘。当初はラムザを同じく団員である弟イズルードの仇敵だと吹き込まれ刃を交えるが、ランベリー城でのエルムドアの変貌から、真に弟を殺したのが聖石でルカヴィとなった父であることを悟り和解。自身の持つ聖石を譲渡するとともに仲間に加わった。
専用ジョブは『ディバインナイト』。
固有アクション「剛剣」は、相手の装備アイテムを破壊しながらダメージを与える技だが、対象の装備物が無い場合は効果がない(PSP版では敵の装備無しでも効果があるように改良された)。
本編ではED後もラムザ一団に付いていくが、FF14次元ではイズルードが姉の代わりにラムザ一団に加わっておりFF14次元ではルカヴィの犠牲になったと思われる。
神殿騎士団の一員で、団長ヴォルマルフの息子。当初はラムザと敵対するが、ルカヴィに変身したヴォルマルフを見て対立し命を奪われた。
専用ジョブは『ナイトブレード』。
本編では死亡してしまうが、FF14次元ではルカヴィの犠牲になったと思われる姉の代わりにラムザ一団に加わって隣国で活動している。
北天騎士団団長。ベオルブ家の次兄で、ラムザとアルマの異母兄。長兄ダイスダーグの父暗殺の事実を知り、刃を向けていたところをラムザ一団が駆けつけ、共闘して兄を討つ。しかしその直後、ルカヴィに変貌したダイスダーグの力で何処かへ飛ばされ、後にヴォルマルフによってルカヴィの眷属(吸血鬼?)に転生させられて弟ラムザと戦うことになる。
専用ジョブは『アークナイト』。
固有アクションとして、敵のパラメータを下げる剣技「破壊魔剣」を持つ。
本編では死亡するが、FF14次元では正式にラムザ一団に加わる。
サブイベントにて登場。ムスタディオの父が発掘した古代文明の人型兵器。聖石の力で蘇り、ラムザを「ゴ主人サマ」と呼ぶ。
専用ジョブは『鉄巨人』。
モンスターユニットであるためジョブチェンジやアイテム装備はできない。
サブイベントにて登場。ライオネル聖印騎士団の元・団長。ドラゴンとなってしまった恋人レーゼを捜しており、酒場で出会ったラムザを誘い、ドラゴン討伐の名目で彼女を見つけ出した。
専用ジョブは『テンプルナイト』。
似たような効果をもつ「陰陽術」に比べ範囲が狭く、使用には剣装備が必須であるものの、チャージタイムが無く命中率が高い。
ED後は恐らくイヴァリースに残ったと思われる。
サブイベントにて登場。聖竜の血を受け継ぐ一族の末裔。ベイオウーフの恋人。レーゼに恋心を抱いたグレバドス教会の司祭ブレモンダの呪いからベイオウーフを庇い、ドラゴンの姿に変えられてしまう。その後は彼とはぐれてしまうが、ラムザの協力もあり発見される。さらにイベントを進めると元の人間の姿に戻る。
専用ジョブは『ホーリードラゴン(ドラゴン時)』→『ドラグナー(人間時)』
固有アクションは前者が「ブレス」、後者が「ドラゴン」となっており、どちらも強力なブレス攻撃を使用できる。
ED後は恐らくイヴァリースに残ったと思われる。
固有ジョブを持つゲスト
イヴァリース先代国王の娘。イヴァリースの覇権争いのためにその血筋が狙われ、教会の指示を受けたディリータによって誘拐されるが、その道中にてアグリアスやラムザが駆けつけ、同じく王女を狙う公爵たちに包囲されたが、一丸となって撃退した。
専用ジョブは『プリンセス』。
固有アクション「聖魔法」は白魔法の上位互換的な性能で、複数の追加効果を付与する「マバリア」などを使える。
EDでディリータに返り討ちにされた。
オルランドゥ伯爵の養子。父オルランドゥがゴルターナ公暗殺計画の疑いがかけられ追われる身となっていたところをラムザに助けられ、共に追手を撃退する。
専用ジョブは『占星術士』。
固有アクションの「星天停止」は、マップ全体の敵ユニットをストップ・ドンアク・ドンムブ状態にするというえげつない技である。また、『見習い戦士』の「基本技」も習得している。
本編ではゲストだったが、FF14次元では正式にラムザ一団の仲間として活躍し、リヴァリースの隣国でも一時的に活動していた。
固有ジョブを持つ離脱者
ラムザの幼馴染にして親友。ラムザの父バルバネスの恩情で妹ティータと共に保護され、ラムザとは共にアカデミーに進学。骸旅団鎮圧のために邁進したが、ジークデン砦でのティータの死をきっかけに離別、以降は己の立身のために各地で暗躍する。
専用ジョブは『見習い戦士(第一章のみ)』→『ホーリーナイト(第二章以降)』。
前者はラムザのものと同じく固有アクションに「ガッツ」を持ち、「おまじない」が使用できるところも一緒だが、第一章にしか登場しないため、彼のような修得アビリティ増加はない。
EDではリヴァリースの王となる。
固有ジョブを持つ裏切者
傭兵時代のラムザの上官。第二章でのオヴェリア王女救出作戦で離別し、その後は敵として対峙することになる。
固有ジョブは『ダークナイト』。
固定アクションの「暗黒剣」は、それぞれ対象のHP・MPを吸収する技を持つ。
ガフガリオンの影響でラムザを暗黒騎士にするプレイヤーも多い。
没落貴族「サダルファス家」の騎士見習い。骸旅団に単身包囲されていたところをラムザ一団に助けられ、その後は家名回復のためにベオルブ家を利用しようとラムザの仲間に加わるが、苛烈な身分差別思想から次第にラムザたちと溝を深め、ティータの誘拐を機に決別。その後、ジークデン砦でティータを射殺したことで二人の怒りを買い、対決した。
専用ジョブは『見習い戦士』。凡用ジョブともラムザやディリータとも性能が異なり、アクション「基本技」に『ナイト』の「戦技」のものがいくつか含まれる。
固有ジョブを持つFFキャラゲストの味方
サブイベントにて登場。『ファイナルファンタジー7』からのゲストキャラクター。同じくムスタディオの父が発掘した天球儀のような装置によってイヴァリースに召喚された異邦人。原作での廃人状態の際に精神のみがこちらに転移したらしく、姓である「ストライフ」は名乗らないなど、記憶が曖昧なところがある。元の世界へ戻るための方法を探す目的で、ラムザ一団に加わる。
専用ジョブは『ソルジャー』。
固有アクション「リミット」は、原作と同名の剣技を放って対象に大ダメージを与える。
リメイク作『FFT獅子戦争』から追加された、『ファイナルファンタジー12』からのゲストキャラクター。「グレバドスの秘宝」なるものを追っている内に、いつの間にか本作時代のイヴァリースに迷い込んでしまったらしい。経緯は不明だが、ラムザと同じく“異端者”として教会に追われている。
専用ジョブは『空賊』。
なお、本作時代は飛空艇が大昔に失われた文明となっており、「“空”賊」を名乗るのはおかしいとラムザからツッコミを受けてしまった。
この世界では自重して主人公ではなく、助っ人に徹していた。
リメイク作『FFT獅子戦争』から追加された、『ファイナルファンタジータクティクスA2 封穴のグリモア』からのゲストキャラクター。はぐれてしまった仲間たちと合流するために旅をしていたが、ゼクラス砂漠でベヒーモスの群れに襲われていたところを通りかかったラムザ達に救助され、しばらく行動を共にすることを決める。
専用ジョブは『モブハンター』。
固有アクションは「エンゲージ」というが、性能はラムザの「ガッツ」とほぼ同じで「アルテマ」もラーニング可能。
その他の味方ユニット
上述のキャラクターの他、専用のグラフィックやジョブを持たない凡用ユニットが複数人存在する。第一章開始の段階で見習い戦士とアイテム士が男女それぞれ3名ずつ在籍しているが、編成画面での「除名」や、各町の『戦士斡旋所』で新兵を集うことで入れ替えを行える。ただし、一度除名したキャラクターは二度と仲間にならないので注意(上述の固有キャラも同様)。また、斡旋所で集った仲間は自由に名前を設定できる。
また、ストーリー中に仲間になる凡用キャラが何人かおり、第二章開始時にはラムザの傭兵仲間の男見習い戦士「ラッド」、アグリアスと同じルザリア聖近衛騎士団に与する女ナイトの「アリシア」と「ラヴィアン」、元・骸旅団の一員で、森で襲われているところを助けられたチョコボの「ボコ」などがいる。彼らは名前こそ固定であるが、他の凡用キャラと性能が異なるということも特にはない。
PS版では16名、PSP版では25名までの団体となる。ED後に隣国に移動した後はさらに傭兵団員が増えたと思われる。